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デザイン会社から事業会社のデザイナーに転職して、大体3ヶ月経った時に思うこと

お世話になっております! ファインディでコミュニケーションデザイナーとして働いております、ヒロセです。

「お世話になっております」で始める文章、いつぞやは毎日のように書いてたのに、そういえばめっきりご無沙汰なので久しぶりに使ってみるなどしてみました。

さて、タイトルにもある通り、ファインディに入社してから早3ヶ月が経ちました。年を重ねるほど時間の経過を早く感じると共に、この数ヶ月は本当に濃密な時間を過ごしたなぁと振り返って思います。

以前投稿した入社エントリにて、「なぜファインディへの入社を決めたのか」を綴らせていただいたのですが、今回は日々の実務を通して事業会社で働くことについてや、デザイナーとしての自分自身の変化などなどを改めてお話しさせていただこうかなと思います。
マインド寄りの話なので、かなり私ごとな話で恐縮ですが…ご興味ある方は読んでいただけたら幸いです。

ちなみに前回の入社エントリはこちら。読んでね〜:)




依頼してくれる人は、同じ屋根の下で働く仲間

この3ヶ月間、私の中で最も大きく変化したのはマインドでした。

前職がデザイン会社だったというのもあり、デザインを制作する上で「依頼した側とデザイナーである私は受発注の関係性である」という感覚が自分の中に深く根付いていました。
それ故に、入社したばかりの頃は”デザインを依頼をしてくれる事業部”と”デザインを作る自分”を心の中でどこか無意識的に線引きして、勝手にプレッシャーや緊張感を抱えていた気がします。

しかし、今、私にデザインを依頼してくれる相手は、”クライアント”や”お客様”ではなく、同じ会社に勤め、事業成長を目指して共に働く仲間たちです。
個々の部署、役割、得意なことは違うけれど、同じ会社に勤めるもの同士「ファインディをもっと良くしたい!」という志は同じ。だからこそ「事業のために何ができるか」を共に考え、様々な視点やそれぞれが得意とする専門性を掛け合わせながら共創していくことが大切なのだな〜、とふとした時に気づくことができたのです。
そのため、各々がやっていることにリスペクトはしつつ、だからと言って受発注の関係であると線引きをするのではなくて、お互いが実現したいことに対し、いかに肩を組みながら取り組んでいけるかを意識しながら仕事をするようになりました。

また、物理的な距離の近さもあって、施策やデザインなど相談したいことをすぐに話すことができることも、同じ職場で働くからこその良さだなと思いました。

完璧ではなく、その時のベストを尽くすことを目指す

前職で、外の立場から企業と関わっていた頃に「この目的を達成するためにこの施策をするべきなのか?」とか「あれを実現したいなら、もっとこうすればいいのになぁ」と何気なく思うことがたくさんありました。

ファインディへ入社してからもそう思ってしまう場面は多々あったのですが、中の人として働くからこそ、色々と複雑で様々な事情があることを身を以て知ることができました。
しかし、それはその時に各々ができることの最大限を尽くした結果であり、もちろん事業としてのやりたいことや理想はあるけれど、そのために割ける時間やコスト、技術などなど…様々なことを考えた時に、現実的にできることが限られている中で、その時々にできるベストを積み重ねたことが今に至っているのだなぁと。

今、私が携わっている様々な施策でも、残念ながらデザインを作ることで根本的な課題が解決できるわけではないものもあります。
ですが、それは決して妥協をしているのではなく、前述したような様々な状況を踏まえた上でデザイナーと事業部にとって、今できるベストを共に目指したからこそ、形にできたものです。
そして、「納品したら終わり」の関係性ではなく、企業や施策の様々な前提を知っているからこそ、これからより良くしていくために自分たちは何を取り組んでいくか「次の一手」を事業部と共に考え、さらに良いものができるよう、スピーディに共創することができるのは、やなり中の人だからこそできる関わり方だと思いました。

入社エントリにも綴らせていただいたのですが、私はもともと、一つの企業ともユーザーとも深く関わる仕事がしたいと思い、ファインディへ入社しました。
実際に飛び込んでみると、これまでとはベクトルの違う根深い悩みや、すぐに解決できないような課題にぶち当たることも多々あります。しかし、それは裏を返せばそれだけ自分が身を置いている場所と深く関わることができているからなのかな、と今は思います。

そして、何よりも、「もっとデザインでファインディをよくしていくぞ!」と言う熱い気持ちを持ちながら、日々模索を繰り返すチームのみんなが隣にいることが、自分もここで頑張っていこう!というモチベーションに繋がっているなと強く思う日々です。

2024年、ファインディのデザイナーとして

もう2月になってしまいましたが、最後に今年私がファインディでやりたいことの意思表明を結びの言葉とさせていただきつつ締めくくりたいと…。

今、ファインディは企業としても過渡期であり、それに伴ってデザインチームも転換期を迎えようとしています。
人が増え、会社の規模が拡張していく中で、デザインチームとしても、そして個のデザイナーとしても、事業に対しどのように関わっていくかを考えていくフェーズにあります。
私自身はというと、引き続き自社の様々なアウトプットに携わっていきつつ、内に向けたファインディとしてのブランド浸透やインナーの施策へ積極的に関わっていきたいなと思っています。
これからどんどん人が増えていくからこそ、企業としてのカルチャーを醸成していくことで、それぞれがファインディらしさを共に考えながら、体現していけるような空気感を作っていきたい…中の人から中の人へ、デザインを通してファインディらしさを伝えることができるように、引き続き様々な事業部の方や心強いデザインチームと協力してやっていきたいと思っています!

まだまだいろんなところが手探りではありますが、今このタイミングだからこそ、作るところだけじゃなく、何もないところから何かを始めることにデザイナーとして関わることができます!
もしこの記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひぜひお話ししましょう!

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