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豊かさと愛

私は、🐶の散歩中ムラムラしている事があった。

痴漢か


違います🤣😂🤣
誰のものでも無い野花を摘みたかったのです。
でも、気恥しくてできなかった。
貧乏臭いかなとか、変人に見えるかなって。

…というのも私が欲しかったのは
「ギシギシ」という
川沿いに多く生息する雑草なんです。
ギシギシは「畑泣かせ」と言われますが
繁殖力が強く、根は人参並み。
丈は1mほどにもなります。

ただ、美しいんですよ。私にとっては。
生まれたてはグリーンから
うっすら白と紫とピンクの間の色に変わり
最後は朱に近いオレンジになります。
ドライにしてもかわいいし
やって無いけどリースの土台にもできます。
あぁ…綺麗。可愛い。ほしいなぁ。

迷ったけど、私はとうとうお散歩バッグに
眠っていた花鋏と水をいれた花瓶をセットして
🐶散歩の合間にギシギシの目利きを始めました。
草花、枝葉には裏と表があります。
無作為に刈り取ってもゴミになるのです。
それは殺生と同じで感受性強めな私には
重くなるのでノーです。
なので、生け方をイメージしながら摘みます。

誰にも会いませんよーに!
(よく会う散歩民)
話し掛けられませんよーに!
(🐶と居ると話し掛けらる)
…なんてドキドキしながら摘みます。

また自分ルールがあります。
例え雑草でも私有地のものはNGです。
また、種を残すために全ては摘みません。
そこに生えたのだから
本来ならそこに種を落としたいはずです。

私が習った草月の生け花では
『真副控(しん・そえ・ひかえ)』という
配置の基本ルールがあります。
これはアレンジメントにも役立ちます。
生けたい花瓶をイメージしながら
それより少し長目に尺を取って摘みます。

心がどんどん軽くなります。ワクワクします。
またジャッジが外れて軽くなっていきます。
変人と思われても、貧乏臭いと思われても
いーんじゃないんでしょうか。
私の心はどんどん自由で豊かになりました。
そこに詰む花に対しての愛もあります。

「切ってごめんね。」
「毎日、お手入れするからね。」

しかし神はなんと残酷でしょう


この日に限ってめちゃくちゃよく話す
散歩民に遭遇してしまった‼️🤣
でもこれも( ˙▿˙ )☝宙の理みたいなもんで。

ギシギシを抱える🤣私を見て彼女は

「うわー(  ・ᯅ・  )素敵ねぇ✨」

…と、言ってくれたんです。
めちゃくちゃ照れながら
「雑草飾りたいなんて、変人ですね🤣」
…などと勝手に妄想した相手の意識に
狼狽えてなぞに言い訳しちゃう私。

…が、ギシギシの美しさが伝わったみたいで嬉しかった彼女の言葉。
「飾ろうって視点でこの草を
  見た事なかったけど、よく見ると
  グラデーションがあって綺麗なのね😳」

フッ。と完全に軽くなった。

これは生花店で店長に教わったんだけど
技術力が上がって懲り始めると
アレンジに迷うけど、結局最初にサッと
組んだのが1番良かったりするんだって。
それと同じで、目利きして花バケツに
収集してる時点でもうアレンジメント化してたみたい。

そして家に帰ってフーって精神を統一して
久しぶりに花瓶に生けた。
ひと枝・ひと枝愛を込めながら。
ゴミは殆どでない。
長さの調整で切った幹や葉の端材は
「花留め」なんかにも利用する。

久しぶりにアートの達成感を得た。
やっぱりギシギシは可愛かった。
「おはよう。今日も可愛ね。」
…なんて、切り花に話し掛ける私は
確かに変人だと思う。でも豊かさと愛がある。

そして地から離す時、約束したとおり
毎朝、花瓶と幹の根元を洗い
少しずつ幹をカットして水揚げしていく。
短くなって花器とのバランスが悪くなれば
別の花器に移して楽しめる。最後はドライに。

2度も3度も楽しめる。
私なりの愛のある豊かな生活のワンシーンでした。




因みに先日の痴漢、散歩コースでまた遭遇。
「一般市民」として歩いてるいましたが
あちらはこちらに気付くと超不審な態度に。
私と目が会うと、急に昔のザキヤマの
セカンドバッグコントみたいに(わかるかなw)
ガラケーを取り出し
コソコソ話すふりをして顔を隠しました。
私は彼が不審な態度を取らなければ
相手が先日の痴漢(未遂)と気付かず素通りしてました。
これってつまり、相手はやっぱり私を
ターゲットにしたから覚えてるって事ですよね。怖。

春は花は美しいけど痴漢はこえーです🤣

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