見出し画像

秋の行楽日和より



初めに

2023年11月23日吉野山を下千本から青根ヶ峰まで徒歩で往復した。
吉野山が秋は紅葉ばかりでないと教えてくれた。

吉野山より

この日は行楽日和で、事前にTwitterで見ごろを伝える投稿を確認していた。唯一の懸念は両者トラブって吉野駅から出たのが11時を回った事。お目当てを見るべく、昼飯は抜き、険しい路も歩いた。

石碑を見ると目的地に着いた心もちがしませんか?

私を最初に出迎えてくれたのは禿桜である。音に聞く桜も季節が過ぎればこの様子である。秋で名前を売るのは苦しいなと思いながら先へ進んだ。

( ´_ゝ`)

吉水神社は両対応だった。つまり展望箇所が何も言えない。
ここ所蔵品が由緒あるから一度は見に来るといい。

春綺麗なんです!春は!

高木山展望台へ行く片方の出入り口が紅葉の群れを従えていた。



13時西行庵到着。紅葉の綺麗さ故に過去一番寂しさを感じる庵だった。付近の紅葉も日光を透過し、紅葉の魅力をこれでもかと言うほど堪能した。今日ほどこれほど速めに歩いて良かったと感じた事は無かった。

西行庵

青根ヶ峰の山頂は見晴らし悪くて何も無いが、道中の切り株やキノコに自然の力強さを感じ、芒で秋を摂取し、峰の群れや吉野の町々といった景色を天然の展望台から眺めました。吉野山からみる峰々は何時も壮麗で、先達に聞かなくとも、修験道として切り開いたのが理解できる。

吉野山から見る峰々 季節問わず見ておきたい
すすき 穂の向きが一緒
芒と山嶺
生命力を感じるきのこ 道端にて遭遇
生命力を感じる切り株
吉野の町々
なぞの草 見た目に反し固い
青根ヶ峰山頂 苦し紛れのひこにゃん登板

帰りも紅葉を鑑賞しながら17時には電車に乗った。車窓から見る夕暮れが段々黒色に染まっていくのが懐かしかった。

クソデカ紅葉
何処を取ったかも不明だが気に入った1枚
紅葉の天幕
春先バズってる構図。バズる画像の撮影者カメラ高いの使ってそうだなと。
課題作。実際はこんなに夕日強く無いので綺麗だった。高いカメラ買いたい
画家が作品にしてそうな夕暮れ(車窓から)

終わりに

東福寺の方が豪華絢爛であったし、この位なら近くの紅葉スポットで味わえる。しかし秋は運動も司る。往復14㎞を超える道を紅葉を見ながら歩けるのはここだけだろう。西行庵まで歩いても標高を700m超える程度で軽装のまま歩けるのも魅力。おまけに芒が良い。運動不足も気になるならここを訪問すると良い。

秋の吉野山には行きたかった。しかし必然性の高い事項では無いから、行くとしても中年になってからだろうと思っていた。複数人で吉野山に登る事も無いと思っていただけに、この年、この時期に、ここに連れて来てくれた友人には感謝するばかりだ。この場をお借りして感謝の意を表明する。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?