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これからの10年、経営者としての天命に全力を注ぎたい

この記事はクラウドワークスAdvent Calendar 2023 シリーズ1の25日目、最終日の記事です。今年はシリーズ1、シリーズ2と規模も拡大!大変盛り上がっておりますのでぜひご覧ください。


■1.すべての社員を幸せにするという想い、幸せの定義を習熟し続ける

直近は10年単位で人生が進捗しているような感覚があり、
29歳で起業家を志して39歳で上場し、
39歳で経営者を志して49歳の今年、
自分の人生の役目を感じるような出来事がありました。

社内カンファレンスのサプライズで数多くの社員による誕生日ムービーを上映いただきました。動画は社内用でお見せできないのが残念ですが、あるチームのキャプチャだけご紹介します。

クラウドワークス社員による、2023年誕生日お祝いムービーの一部。笑顔でガッツポーズをしている社員一同が映っている。
2023年誕生日お祝いムービーから

自分自身、2023年はメンバーに向き合い続けた自覚があるので、メンバーからのお祝いを素直に喜ぶことができて、ありがとうを伝え、涙ぐみました。

今までも、もちろん誕生日で役員や社員に祝ってもらうということもあったのですが、常に自分自身の仕事に至らなさを感じ、恥ずかしながらどうしても素直に喜べない部分がありました。ですが、1年前のnoteで

『■3.今にフォーカスをする(過去に囚われない)
私は今年を機に、今に集中し、今に熱狂し、関わってくれるみんなを幸せにするべく、残りの人生と経営をやりきろう、そんな風に考えています。

「2022年を振り返って:売上100億円、営業利益(Non-GAAP)10億円達成の為に行った3つの事」

と述べました。そして2023年はそのように仕事をしたと思えています。

以下は、メンバーに対して毎日毎日取り組んでいたことの例です。

1.目の前のメンバーへ心からの感謝を伝え続ける:先日あるメンバーから「こんなにいつもメンバーにありがとうと言ってくれる社長は今までいなかったです」と言われたことがありました。非常に嬉しい話です。

2.目の前のメンバーの意志に耳を傾け続ける:京セラの稲盛さんが3,000人までは全員と鍋を囲み続けたと聞き、SHIFTの丹下さんが3,500人の段階でも社員の給与を全員決めていたと聞いたので、現在全社員330人と1on2(社長+人材開発部長)を始めています。またメンバーの意志を聞くために部署やチームとの食事も増やしています。

取り組み始めてまだ1周目ですが、3,000人規模まではこういった面談を形を変えながら日々繰り返そうと思います。

3.目の前のメンバーに期待し、鼓舞し、成果を称賛する:社長として一人ひとりのメンバーの何に期待しているかを明らかにし、仮説があれば仮説に対して率直に意見をし、仮説が無ければ仮説を持つように要求し、実行を鼓舞し、その成果を大いに称賛する。

先日、国際文化会館にて代表発起人を務めるHasso会という会合で、今年の高校野球で慶應義塾高校野球部を107年ぶりの優勝に導いた監督の森林貴彦さんのお話を伺う機会がありました。曰く
「指導する時は、その行動が失敗した時ではなく、選手自身の考えが無かった時です。監督の指示に従う事が美徳、という従来の高校野球の考え方はでは無く、常に自身の考えを持つように働きかけています。」
とのことでした。

非常に共感するところで、クラウドワークスでも、
Mind:メンバーとしての心構え
「意志を持って取り組む」
「自らの仕事に誇りを持ち、さらに高める」
「達成カルチャー」
と定義しています。

クラウドワークスの“CW Culture”。Mission・Vision、Policy、Value、Mindより構成されている
CW Culture|CROWDWORKS

これらの活動を毎日毎日繰り返すことで、一人ひとりのメンバーにやる気がみなぎることを実感し

メンバーの幸せに貢献する事が私の天命ではないか」

と感じるようになりました。

ミッション「個のためのインフラになる」は社会やユーザーに向けた言葉ですが、会社のメンバーに対しての言葉でもあると考えています。

経営者の天命として「社員を幸せにする経営の基本」をようやく身につけた感覚があるので、これからの10年はメンバーの幸せとはなにか?を定義し、実践し、習熟させ続けていきたいと考えています。

メンバーの幸せとは、
例えば

【1】個が成長できる環境

・事業の成長を通して、個人のスキルアップ・キャリアアップに繋がることがミッション「個のためのインフラになる」に一致すると定義
 1.PIP(生産性向上ピッチ):業務改善能力の向上
 2.CW Sales Model:営業スキル向上
 3.主席エンジニア1on1:エンジニア育成
 4.経営塾・BizDev塾:幹部育成
 5.経営会議・経営合宿へのオブザーブ参加

最高年収3,000万円超、最高昇給額半期1,200万円(株式報酬含む)

社員持株会制度は、20%奨励金 会社負担で全社員のうち54%が入会

研修で生まれる社内の新たなコミュニティーーメンバーの行動変容を促す研修の形を考える

【2】個の意志を尊重した多様な働き方の推進

・チーム単位でのフルフレックス・フルリモート勤務制度
  →コロナ以前から現在まで継続
  → 大分にて勤務しながら全社MVP受賞者も誕生

副業経験者は47.8%、多様な副業に発展

・本人希望で正社員から週4日契約社員へ変更、事業責任者継続

新卒1年目が二足のわらじに挑む!“サッカー指導者”と“クラウドワークス営業”の両立で広げる、夢とキャリアの可能性

【3】「個のためのインフラ」としてのコミュニティ

・ランダム1on1ランチ、ランダムグループランチ会

野球、ラーメン、筋トレ、ゲーム、卓球、サウナ、プロレスなど、様々な部活・同好会(公認・非公認あり、把握しきれないほど!)
  → 野球部はベスト16進出!
  →卓球部はガーデンプレイス大会2連覇!

・子育てを通じて部署を超えるSlackチャンネル 「#育児babubabu 」

450人の会社が、部署を超えた交流を行うには?“One CrowdWorks”を掲げるクラウドワークスの活動を紹介します!

など来年以降、給与制度も抜本的に見直しをし、これからの日本社会の中で人の付加価値を向上させる「個のためのインフラ」を会社として実践できるように努めていきます。

※メンバー:クラウドワークスでは、契約形態で差をつけないように、全社員をチームとチームを構成するメンバーという言い方で呼んでいます。

■2.新しいケイパビリティの獲得:ソーシング年間376件、M&Aチームの躍進

2023年特筆すべきは、クラウドワークスの新しいケイパビリティであるM&Aチームの躍進です。2020年9月期から2023年9月期の4年間で、5社M&A、グループイン後に5社全てで売上総利益 30%以上の成長を実現しています。

  1. クラウドログ:ARR5億円突破、前年比 60%成長

  2. CODEAL(現:テックダイレクト):売上総利益 CAGR 30%以上成長

  3. グルト(メンバーペイ):GMV 10億円突破

  4. Peaceful Morning:売上総利益 前年比 35.7%成長

  5. シューマツワーカー:売上総利益 前年比 32.5%成長

M&A事業のグループイン後の2社の実績、共に大きく成長している
2023年9月期決算資料より抜粋

M&Aチームはメリルリンチ→みずほ→クラウドワークスの担当執行役員 相場の下での発展は目覚ましく、

・チームメンバー:6名(2023年12月1日現在)
【2023年9月期の実績】
・ソーシング数:376件/年
・DD数:11件/年
・M&A(DA締結):2件/年

ということで、2023年はクラウドワークスのM&Aチームとしてついにスタートラインに立ったと言えそうです。

2024年は、YOSHIDA300(売上300億円、EBITDA25億円を実現しつつ、営業利益成長率+10%以上/年を両立)達成に向けて、
1.マッチング
2.SaaS
3.M&A

引き続き3軸の強化に努めますが、M&Aという新しいケイパビリティの成長に手応えを感じたので2023年のまとめとして触れてみました。

■3.YOSHIDA300の先、売上1,000億円 営業利益100億円へ向けて

先日、アナリストの方を招いて非公開で数社合同のIR壁打ちに参加いたしました。

その際に
「売上100億円、営業利益10億円達成しました、と。では売上1,000億円、営業利益100億円はいつできそうなイメージですか?」
と聞かれた際に、その場ですぐに
「現状の事業の延長線だと20◯◯年で、新規事業・M&Aを含めて成長カーブを変えていくと20◯◯年です」
とお答えしました。

アナリストから「即答で返ってきているので、普段から考えていることがわかり好印象でした」とフィードバックいただきました。

現在、まさに毎月の経営合宿では売上1,000億円 営業利益100億円からの逆算での、事業と組織に必要なケイパビリティを策定しています。

取締役、執行役員、部長、若手オブザーバー、経営企画、社外取締役、外部の顧問などが一同に介して、経営合宿は毎回熱気に帯びています。

こちらの計画についても開示可能になったタイミングで社外に公開しようと考えています。

■まとめ:パーパス経営 = ミッション + 生産性向上

クラウドワークスの経営は、「パーパス経営 = ミッション + 生産性向上」と定義し、売上総利益と営業利益の成長と、その社会的な意味を両立し、仲間と繋がりあって「個のためのインフラ」を実現します。

パーパス経営についての説明。「パーパス経営」=ミッション+生産性向上
2023年9月期決算資料より抜粋
  • 「すべての社員を幸せにするという想い」クラウドワークスの経営の軸

  • ソーシング年間376件、M&Aチームの躍進

  • 売上1,000億円 営業利益100億円への議論の深まり

これらはまさにパーパス経営を実践し、事業成長と社会における意味の両立による成果だと考えています。

ミッション「個のためのインフラになる」
ビジョン「世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる」
給与総額225兆円、派遣市場6兆円、個のためのインフラの流通目標2兆円、現在233億円(2023年9月期実績)、まだまだ成長させる余地があり、これからの仲間を募集しています!

ぜひ興味持った方はお気軽にエントリーください。個のためのインフラを提供し、個人が成長できる環境を用意してお待ちしております。

2023年有難うございました!良いお年をお迎えください。
2024年もパーパス経営で、売上総利益と利益の成長を通して「個のためのインフラになる」を実現してまいりますので、よろしくお願い申し上げます!

キックオフ会場にて撮影されたクラウドワークス社員の集合写真
2024年9月期キックオフでの集合写真から

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