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記者へ贈るキャリア論 #1

はじめに

退職を機に、何か振り返って書こうと思ったものの筆が進まず、私にはやはり前を向いて将来の展望を考える方が性に合っているようだ。

現状の仕事内容、将来の展望、自分のやりたいこと、目指す理想など、総合的に考えて転職を決めたわけだが、それは至極あたり前のことだとも思う。

それぞれがそれぞれのタイミングで、それぞれのキャリアを選択していけばいいだけのことだと思うし、縁は続いていく。
不安はあるけれど、自分が起点となって発信や取り組みができるような人材になりたいと思うし、そのための覚悟も必要だ。
とにかく自分から能動的に動いていけるようになりたい。

会社に残った人には、それぞれの良質なアウトプットを追求しつつ、そのための環境づくりをどうおこなっていくか問い直してほしいと思う。(自分ができなかった一番タフなことを押し付けているような気もするが)

マスコミという厳しい環境に置かれている業界で、どう自己実現と社会貢献をするか、というのはのんべんだらりと職場にいるだけでは達成できない難しい時代だと感じた。

記者は潰しが効かない!?


さて、ビジネスとほぼ無縁な記者の世界にあって、よく相談を受けるのが、「自分が転職してできることはあるのか」「潰しが効かない」という否定的な嘆きだ。

これには明確にそんなことはないとポジティブな意見を提示しておきたい。
やれる仕事はいっぱいある!

記者の仕事を整理してみよう

記者には
●組織のキーマンへの接触と関係構築、交渉力がある。←これは法人営業的な能力

●一時情報収集、リサーチ。
企画立案する。←企画、プランナー的な能力

●記事執筆←ライター的能力

●カメラクルーとのロケや編集←プロジェクトマネージャー的な能力(金銭的なものは欠けるが)

いろんな能力があると思っている。
要はそれを他の人に説明できるかどうかなのだ。

もうひとつ、重要なことがある

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