都に睨まれた圧巻のエロ描写たち――この不健全BLがやばい!

――前記事「モブレ、合法ショタ、腹上死……都庁で飛び交うエロ議論! 汁だく描写も玩具もNG!! 都条例に狙われるBLの中身」では年々増え続ける不健全BLをめぐる事象を解説したが、それでは実際どんな内容のマンガが都条例に引っかかっているのか。過去5年をさかのぼり、ゴリゴリの腐女子でもある本稿ライターが選りすぐりの4作をレビューする。

※このレビューは指定当該の単行本ではなく、現在購入できる版で作品を購入し作成したものです。また、タイトルは不健全図書指定を受けたときのもので統一します。中にはタイトルを変えて再販されたものもあります。

●人気作家、筆力がアダとなりアウト
『変愛』

作:はらだ
刊行:リブレ出版株式会社
【指定】東京都告示第126号・平成26年2月14日

『このBLがやばい!』(宙出版)2018年度版でベスト10に2作がランクインした、腐女子からの支持が厚いマンガ家の初単行本。表題作の大学生×元教育実習カップルのほか、インポのフリをした男×超絶舌技の男、ノリで相互フェラから始まった高校生カップルなどの短編を収録。いずれも少ないページ数の中にギャグとエロとストーリーがしっかり存在し、さすがの筆力を感じる。自主規制団体で「性交類似行為の描写が多いのはともかく、内容的には純愛物語である」と述べる人がいるのも納得だ。ただ最後の1本は、教師×男子高校生の調教モノで、ローターや乳首ピアスなどが登場。「性器の描写、擬音・体液の描写が露骨で、性具の使用等問題が多い。成人マークをつけて販売してほしい」といわれるのはやむを得なかったかもしれない。

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