禁断のマンガ大全【2019年1月号第1特集】

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ノート

【Fカップ平嶋夏海】“速度”と“課金”に要注意!?――罪で“H”なマンガ

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

(写真/斎藤大嗣)

――2017年2月号の「マンガ」特集号で表紙を飾った、自他共に認めるマンガ女子、平嶋夏海が再び本誌グラビアに降臨。大好きなマンガはもちろん、すっかりのめり込みまくっているというバイクも絡めた撮影に大興奮!?

 マンガ特集のグラビアを飾ってくれたのは、最近、鈴木央先生の冒険ファンタジーマンガ『七つの大罪』(講談社)を全巻

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現役少女マンガ家最高齢は『王家の紋章』の細川智栄子先生(83歳!)――描くも読むも老人ばかり、マンガ家超高齢化の哀楽

――「マンガ家は早死にする」そんな言説も今は昔。今や、70歳80歳になっても現役バリバリでマンガを描き続ける作家が増えている。超高齢社会に突入した日本において、「マンガ」に求められるものはどう変わっていくのか? 〈元〉マンガ編集者の〈元〉批評家・更科修一郎がその哀楽を眺める。

『王家の紋章 第64巻』(プリンセスコミックス)

 週刊少年マンガ誌での最年長連載記録だった水島新司(79歳)の『ドカ

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都に睨まれた圧巻のエロ描写たち――この不健全BLがやばい!

――前記事「モブレ、合法ショタ、腹上死……都庁で飛び交うエロ議論! 汁だく描写も玩具もNG!! 都条例に狙われるBLの中身」では年々増え続ける不健全BLをめぐる事象を解説したが、それでは実際どんな内容のマンガが都条例に引っかかっているのか。過去5年をさかのぼり、ゴリゴリの腐女子でもある本稿ライターが選りすぐりの4作をレビューする。

※このレビューは指定当該の単行本ではなく、現在購入できる版で作品

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モブレ、合法ショタ、腹上死……都庁で飛び交うエロ議論! 汁だく描写も玩具もNG!! 都条例に狙われるBLの中身

――市民権を得て久しいBLだが、このジャンルのマンガが今、相次いで東京都による『不健全図書』に指定されている。都と版元、双方の言い分を聞きつつ、“権力”と“腐女子の欲望”をめぐる現状をリポートする。

●東京都不健全指定図書に含むBLマンガ冊数の変遷
それまで不健全指定を受ける図書類は、主に男性向けのエロ本が大半だったが、2017年度はついにBLマンガが過半数を締めるようになった。

 本誌誌面で

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マンガこそ福祉を学ぶ最良の教科書だ――貧困から発達障害、介護まで、福祉問題の本質を知る11選

――進む高齢化率、子どもの貧困、児童虐待の増加……。増えるばかりの社会課題に、福祉は対応を迫られている。それらの現実をエンターテインメントの形で伝えてくれる、格好の教材でもあるマンガ作品を、ここでは紹介していこう。

『光とともに…~自閉症児を抱えて』(秋田書店)1巻より。

 児童虐待の防止に向け、児童相談所(児相)の介入の機能を強化する――。厚生労働省の社会保障審議会ワーキンググループが、そう

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大人は知らないけど子どもは知っている?――続々新しい人物が登場! 変わる伝記まんが

――田尻智、ルイ・ブライユ、マルガレーテ・シュタイフ……。これらの人物の名前を聞いたことはあるだろうか? 大人世代にはなじみがないかもしれないが、今やこれらの面々は伝記まんがの新定番となっているのである。

『くまモン (小学館版学習まんが)』(小学館)

 学習まんがのもうひとつの定番といえば、有名な偉人たちをひとりずつまとめた伝記シリーズ。エジソン、ナイチンゲールなどが、かつてはおなじみだった

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天皇をめぐるスキャンダルも――大人もうなる描写が満載! 日々進化する歴史学習まんが

――児童書のコーナーに行くと、最近とみに盛り上がっているのが、歴史学習まんがの棚。昔からあるジャンルだが、近年新規参入やリニューアルが繰り返され、どんどん新しくなっている。大人の勉強にも耐え得るそのシナリオは、どのようにつくられているのか?

多くの人気マンガ家が装画を担当する集英社の『日本の歴史』シリーズ。

 歴史を子ども向けにわかりやすく描いた歴史学習まんが。それは長らく、学校の図書館に置い

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イスラム化でマンガが人気に? 専門の出版社も登場! アルジェリアのマンガ

――世界中からマンガの投稿を募集するコアミックス主催の「世界サイレント・マンガ・オーディション」で、アフリカからだと最も応募が多いのがアルジェリア。そこには、他国でも珍しいマンガ制作事情があるという。

「Laabstore(ラーブストル)」の表紙。

 北アフリカに位置する国、アルジェリア。日本人にはなじみの薄いこの国で、「国産マンガ」が急速に成長している。

 それらの作品は「DZマンガ(アラ

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日本に影響を受けすぎて現地風俗が描けない?――少女マンガにイスラムの戒律!? 急成長を遂げる海外マンガ事情

――すでに市民権を得ているアメコミやバンド・デシネではない、日本の影響を受けたと思われる、海外のマンガ作品が邦訳、販売され始めている。そこで、これからさらに輸入が増えていくであろう、これまであまりマンガのイメージがなかった国々の作品を紹介していこう。

「海外のマンガ」と聞いてあなたは何を思い浮かべるだろう? 個性的なスーパーヒーローたちが活躍するアメリカンコミック、もしくはフランス語圏の技巧を凝

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誤解から国際問題に発展しそう?――中東マンガのこの描写がひどい!

――情報の少なさなどがネックとなり、中東を知る人間から見ると、日本のマンガには思わず首をかしげてしまう描写が少なくないという。

【1】初歩中の初歩の凡ミス
「新サラリーマン金太郎」

第1巻/170ページ
アラビア投資庁での活躍を描いたシリーズ。アラブをよく知る人間が見ると思わず眉をひそめてしまう描写が数多い。そのひとつが、文字の書き方。「YAMATO ARABIA CORPORATION」と

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