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私の語学遍歴⑦ポーランド語 その1

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ついにきましたポーランド語!私が大学で専攻した言語です。

ポーランド語との出会い~学び

私のいた言語学専攻では、第二外国語以外に語学を8単位(つまり、たいていは4つの言語)を履修しなければ卒業できない決まりになっていました。そこで、なるべく珍しい言語や似ていない言語同士を履修したほうが違いがわかって楽しいだろう!と思って私が選んだのが、スワヒリ語・ラテン語・ポーランド語・モンゴル語だったわけです。

ポーランド語を選んだのは、所属していた民族舞踊サークルで東欧の踊りを踊っていたので、東欧の言語を一つは学んでおきたいと思ったからです(当時開講されていた語学の授業のうち、民族舞踊で親しんでいた国の言語はポーランド語くらいでした)。

3回生のときに初級を履修し、面白かったので2年目には中級へと進みました。その後、色々とご縁があってポーランドに9か月の留学をすることになり、そのままポーランド語を専攻する流れになりました。

「ポーランド語は世界一難しい言語だ」といわれることもあると後で知りましたが、確かに難しいけれど、世界一かどうかはちょっと疑問かなぁ。難しさの基準は人によっても違うし、世界中の言語を全部マスターした人はいないので。少なくとも私にとっては、発音は英語よりも習得しやすいと感じました。

ポーランド語学習の楽しさ①

ポーランド語で楽しかったポイントの1つ目は、発音です。

発音と綴りがほぼ一対一で対応している!
英語の綴りと発音の非対応に悪戦苦闘していた私にとっては、とっても有難いことでした。アクセントも、基本的には単語の後ろから2つめの音節と決まっているので、初めて見る単語でも、綴りの通りに読めばたいていは発音できます。

ちなみに、ポーランド語はロシア語などと同じスラブ諸語に属するので、文法的にはロシア語と似ているのですが、文字はローマ文字を使用します(ś, ć, ą, ę などいくつかの特殊文字はありますが)。スラブ諸語のなかでキリル文字を使うかローマ文字を使うかは、宗教が正教かカトリックかによって分かれています。

そして、発音と綴りが対応しているだけでなく、音が可愛い。
(これは個人の好みによるかも)
「バイバイ!」のことをPapa!(パパー!)って言ったり。音が自分にとって心地よい言語だと、学習意欲が高まる気がします。

その2に続きます。


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