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Z世代向けプロモーション ここがツボ

こんにちは! CX推進室の鈴木です。

4月になって、新しい期が始まった、D2C ID。新しいメンバーも増えて、新鮮な気分です。
新卒社員の姿を目にすると、なんだか身が引き締まる思いがいたします。

そんなわけで今回は、新卒社員の年代(=Z世代)をテーマに、
今、D2C IDで一番(?)Z世代を分析しているデータアナリストの田口と、
自身もZ世代でありながらプロデューサーとして企画制作で活躍しているプロデューサーの倉持の二人に、参考事例と合わせて、Z世代向け企画のポイントを聞いてみることにしました。


Z世代の定義

Z世代といっても、明確な定義がある訳ではないですが、野村総合研究所によると「1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代で、2023年現在12歳~28歳前後の年齢層」のことをZ世代としています。
「デジタルネイティブ世代」とも呼ばれるように、SNSやモバイル端末に触れながら育った世代です。
その一方、ゆとり教育時に重視された社会貢献や環境、多様性といった教育もしっかり受けている、という特徴もあります。

Z世代の特徴とは?

Z世代の特徴については、以前こちらの記事でも解説しています。↓

インターネットの利用割合も高く、信頼度も高いZ世代の情報源は、やはりSNS。
Z世代に向けた情報を探す上で、SNSの活用は必要不可欠になってきます。

倉持:SNSを利用した情報収集は、企画を考えていく上では大切になってきます。X(旧Twitter)、Instagram、tiktokで検索して、話題になっている発話をサーチしたりして、企画に生かしています。
田口:Z世代のSNS利用割合を見ても、Instagram、tiktokは高くなっているので、SNSを使ってのリサーチは有効ですね。

また、SNSをどう使い分けているかを見てみると、

 X(旧Twitter)→自分の世界観を発信する
 Instagram→思い出を記録し、友達と共有する

という特徴が見られるので、SNSでどういう行動をさせたいのかによって、プロモーションでも使い分けが必要になりそうです。
倉持:イベントが絡むSNS施策であればビジュアルが強いInstagram、というように使い分けていく、もしくは複数のSNSを掛け合わせて企画を考えていくのも、これからは必要になっていきそうですね。

いざ、Z世代の行動を分析!

ここで、ギリギリZ世代の倉持の、普段の行動が話題に。

倉持:自宅だと、動画を観ながら、EDMを流しつつ、作業したり…
田口:雑音がある方が集中できる、とかなんですかね…

忙しい現代人にとって、限られた時間で複数のタスクをこなすのはよくあることかもしれませんが、少しの隙間でもうまくデジタルを活用して充実させるのが得意なのが、Z世代。

倉持:時間がもったいない、というか…チョコザップとかもそうだと思うんですけど、短い時間でいろいろ体験したいというか。

「何かを見ている時は、耳が空いている、何かを聞いている時には目が空いている」という感覚になるそうです。
効率的にコンテンツに触れたい、というのもデジタルネイティブならではの感覚かもしれません。

田口:「ユーザー参加型の企画」や「新しいテクノロジーを活用した施策」が、Z世代と相性が良いのはそういった特性も影響していそうですね。

倉持:お散歩しながら何かを聞いたり、ということがあると思うのですが、そういう意味では、音声ARのようなコンテンツは、相性が良いかもしれません。

また、何かをしながらサクッと体験できる、という点は体験設計にも影響しそうです。

田口:ゲームをしながら、サンプルももらえる、というようなファイブミニゲームセンターのような施策は若い世代は参加しやすいですね。
QRコードをスキャンするだけで参加できる、など導線の設計も企画のポイントになると思います。

倉持:それでいうと、NFCタグを利用した企画のように、かざすだけで情報が入手できるようなものも今後何か面白い形に使えるかもしれません。


「効率的に体験したい」という意味では、「1つの体験で2度美味しい企画」というのは、Z世代のニーズに合致していそうです。

倉持:Z世代に限らず、一つの体験で終わらない体験というのは、重要なポイントになってくるかと。例えば、「絶滅危惧オリガミプロジェクト」のように、オリガミを折る体験だけでなく、折っている途中、折り終わった後に、さらに体験がプラスされているという。

効率重視のように見えるZ世代ですが、こんな側面もあるようです。

田口:一方で、ストーリーやバックグラウンドの情報を大事にする、という面もZ世代にはあります。
商品を選ぶ際などに、企業の社会貢献を気にしたりするのも特徴的です。そういう点では、「マンガ×AI展」のような、メッセージ性の強いデジタルコンテンツ体験もZ世代には刺さりやすい要素がありますね。

倉持:ストーリーという切り口だと、若い世代で話題になっているSNS「BeReal」が流行っているのも、飾り気がない、ありのままのメッセージやストーリーを求めている傾向があるのかな、と。
D2C IDで携わった、カルピスソーダの「ひみつの告白」キャンペーンも、そんな甘酸っぱい体験がハマったのかもしれないですね。

ここまで、Z世代について考えてみましたが、

・効率的に何かを得られる
・一石二鳥以上の体験
・単刀直入のメッセージ性

というのが、Z世代企画を考える上での重要なポイントになりそうであるというのが見えてきました。

まとめ

さて、参考事例をあげながら、ここまでZ世代について考えてみました。
ここまで、お二人はいかがだったでしょうか?

田口:Z世代はデジタルネイティブでもあるし、体験を考えるにあたってもベースが違うなというのを感じました。プラスαの体験をいかに作るかが、肝だなと。

倉持:一気にいろいろ感じたいのがZ世代なのかもしれません。あとは、単刀直入なメッセージが大切ですね。

ということで、今回はZ世代について紐解いてみました!
Z世代に限らず、D2C IDでは、データ分析を活用しながら、様々な世代に対応した企画・制作を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください!


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