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第四回

どーも。今回はアーティスト「宇多田ヒカル」です。

この方デビュー時は15歳。人間で言う中学3年生です。
その2年後に発表した1stアルバム「First love」は750万枚以上を売り上げ、日本歴代アルバムセールス1位を記録しました。17歳にして日本で1番アルバムを売った少女。改めて書いてても全く意味がわかりません。もはやフィクションの世界の人間です。
ちなみに私が17歳の時のお小遣いは月5000円です。

宇多田ヒカルの好きなところを一言で現すとしたら、
「自然体な大天才」なところです。そんなところを紹介致します。

才能

まず歌唱力。
ビブラートの効いた透き通った歌声もさることながら、宇多田ヒカルのすごいところは
高い声低い声
早いリズム遅いリズム
その全てを自由自在に操れる高い技術とリズム感だと思います。要はどんな歌でも歌いこなせるということです。実際どうかは知りませんが。


実際歌ってみると宇多田ヒカルが作った楽曲はかなり難易度が高いそうで、たしかに早いテンポで音程のアップダウンが細かくあったりとそう言われるのも納得な気がします。種類で言っても、バラード、アップテンポな曲、キーの高い曲低い曲、とありとあらゆる楽曲が有りますね。

そんな楽曲をいつでもどこでも自由自在に歌いこなし、なんなら遊びも入れれちゃう技術、
またそこから生み出される表現力、
これらは音楽のプロからも高い評価を受けているそうで、数年前のバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」のプロが選ぶ本当に歌が上手い人ランキングで第6位にランクインしておりました。


次に楽曲。
宇多田ヒカルの楽曲は作詞作曲コーラスに至るまで、ほとんど全て宇多田ヒカル自身がするそうです。
また4thアルバムからは編曲までやるようになりました。

楽曲のすごさを語るとして1番シンプルに凄さが伝わるのは、宇多田ヒカルが登場する以前と以後ではミュージックシーンが大きく異なると言われていることです。

特に今ではお馴染みの日本のR&Bが広まったのは宇多田ヒカルの登場によるものだそうで、
久保田利伸、MISIA、UAらの人気とは裏腹に、当時はまだポピュラーには広まってなかったジャンルだったそうですが、宇多田ヒカルの「First love」「Automatic」らの大ヒットにより、瞬く間に日本になくてはならないジャンルとして確立した、いやさせられたと言われているとかいないとか。

個人的にはそれもそのはずと思いまして、
オシャレかつ体がつい動いちゃうようなNY仕込みのR&Bサウンドに、日本人的な感覚の歌詞。ウケない理由がありません。
何はともあれそれほど彼女が作る楽曲は新しく強烈だったのではないでしょうか。

それを現すエピソードとして、
小室哲哉「ヒカルちゃんが僕を終わらせたって感じ」
つんく♂「これは敵わないと思った」
とそれぞれ語っているそうです。
当時のミュージックシーンを代表し、時代と言っても過言ではない2人です。この2人がこう豪語するということは、宇多田ヒカルはまさに時代を変えたと言えるのではないでしょうか。

この2人が17歳の少女が作った曲にここまで言うとは…書きながらネットを調べてて見つけたんですけど、思っていたよりヤバイ人みたいで正直引いてます。こんな適当なブログ書いて存在を消されないか不安になってきましたが、勇気を振り絞って続行します。

自然体

宇多田ヒカルは、死ぬまでに絶対ライブに行きたいアーティストの1人です。なぜならステージの上でどのアーティストよりも自然体なアーティストだからです。

ステージに登場してパフォーマンスが始まるまで、宇多田ヒカルはすごく普通に見えます。
親しみやすいお姉さんがなんの気張りもなく気さくにファンに語りかける姿は、あまりにラフで自然体。
これがあの小室哲哉やつんく♂が認めた才能の持ち主なんでしょうかとすら思います。(ほんとに消されるかもしれない)
そんな普通の姉ちゃんが紹介していくのは(でもやめない)、豪華外国人バンドメンバー。
そのギャップに違和感を覚えているうちに歌い出します。その瞬間、超一流のパフォーマンスに一瞬にしてこの人が大スターであることを確信させられます。
この瞬間が鳥肌ものです。

先日インスタライブでone ok rockのtakaと共演し話題を呼んでいましたが、その中で宇多田ヒカルはこう語っていました。
「ステージの上の自分と普段の自分の差があまりない。
子供からすればいつも家にいる普通のママが、たまに曲作って歌ったりもする、そんな感覚。」
よくいるママのままでステージに上がり、最高のパフォーマンスをやってのけ、ママのままでステージを後にする。あまりにもカッコ良いが過ぎます。

余談ですがHEYHEYHEYに出演した際には、ダウンタウンにバリバリのタメ口を効いたりするので、さすがに自然体にも程があると思いました。

アルバム

ここまで宇多田ヒカルを褒め称え続けてきましたが、
興味を持っていただけた方にぜひ聴いて貰いたいアルバムを紹介したいと思います。

「First love」

なんと言ってもこれ。日本一のアルバムに相応しい内容なのでぜひ聴いていただきたい。
はじめの3曲「Automatic」「Movin'out without you」「In my room」で完全に心掴まれますので、必ずその準備をしてから流して下さい。からの「First love」です。
この楽曲をはじめアルバム全体を通してに言えますが、歌詞が10代らしからぬセンスなんですが、よく聴くと10代のリアルな心情を描いたものが多く、そのストレートさが心地いいです。また今作が1番R&B色が強いと思いますので、ジャパニーズR&Bファンの方には強くオススメします。

「fantome」 

2010年〜2016年まで「人間活動」と称して歌手活動を休止していた宇多田ヒカルですが、活動再開後1発目のアルバムがこちらです。
活動休止の6年間、母の死、結婚と離婚、出産など
様々な経験を経て作成された今作、先ほども述べましたが宇多田ヒカルは作詞作曲編曲すべてを自身で行なっていますので、その人生中でも大きな経験で得たものがすべて抽出されたアルバムだと思ってます。
個人的に特に印象的な曲は1曲目「道」です。
母の死を受けて作られた曲だと私は感じでいるのですが、不思議な爽やかさを持った曲です。活動再開1発目、そのアルバムの幕開けにこの曲を持ってくるあたり、宇多田ヒカルのセンスと決意のようなものを感じざるを得ません。
また今作ではあの椎名林檎やKOHHなど、他アーティストとのコラボレーションも楽しめます。


以上、宇多田ヒカルを紹介させていただきました。
私の語彙力では彼女の才能と魅力を伝えきれないのが残念でなりませんが、勝てる見込みがどこにもありませんのでこのあたりで降参します。

至らない点意味不明な発言妄言等々ございますが、一ファンの素人評論だと思って食べログの口コミ感覚で見逃してください。

貴重なお時間を、取り留めのない雑談にお付き合い頂きありがとうございます。


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