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第二回

どーも。今回は大変危険な記事でございます。ご紹介するのは米ドラマ「ゲームオブスローンズ」です。

このご時世、緊急事態位宣言発令による自粛など、様々なご苦労をされている方も多いと思います。仮にもう1ヶ月自粛してくださいと言われたとしても、気付けば自粛期間が終わっていた、なんてことになりかねないドラマです。

私はこのドラマを観始めて観終わるまでの間、ゲームオブスローンズ以外の全てのことがどうでも良くなり当時付き合っていた彼女を失いました。この記事を読んで同様の被害を受けられましても一切責任を負いかねますのでご了承下さい。

物語は中世ヨーロッパに類似し、一つの季節が不規則に数年間続く世界ウェスタロス大陸を舞台に、7つの国家が強大な権力を持つ1つの王座を巡って熾烈な争いを繰り広げる群像劇です。国は7つなのに王座は大陸に1つなのです。内容は全く異なりますが、雰囲気で言うと「ロードオブザリング」に近いものがあるかもしれません。
またショッキングなシーンが多いので、苦手な方はご注意ください。

「ゲームオブスローンズ」は全8シーズン、2011年にスタートし昨年5月に最終回を迎えたアメリカのテレビドラマです。第71回エミー賞ドラマ部門作品賞も受賞しております。

私としましては日本ではファンは多いものの、流行している感覚はございませんが、流行ってないのは世界で日本だけと言われております。全世界で大ヒット、社会現象を巻き起こしました。最終話の視聴数は1930万人、これは制作会社HBOの歴代最高視聴率を記録しました。またこの年はSNS「Twitter」において、テレビシリーズ史上もっともツイートされた作品となりました。

今回はゲーオブスローンズのここが危険!を紹介致します。以下、打つのが面倒という理由でゲーオブスローンズのことをGOTと略したりもします。

1.製作費

このドラマ、1話に映画並みの製作費が注ぎ込まれています。その額なんと1000万ドル(約10億円)。
繰り返しになりますが、これは1シーズンではありません。1話45分に注ぎ込まれた額です。

製作費の額に相応しくそのクオリティは1話1話がまさに映画並み。世界観は見事なもので、壮大なウェスタロスの世界が忠実に再現されているだけでなく、各シーンにおいては画面から匂いまで伝わってくる完成度です。

2.ストーリーの複雑さ

これは一見すると敬遠される理由にもなるのですが、
ゲームオブスローンズの1番の特徴であり多くの人の心を掴んで離さない理由でもあると思います。
これを乗り越えた先に一度足を踏み入れたら二度と抜け出すことのできない沼が待っていますので、引き返すなら今のうちです。

言葉は選びません。GOTはストーリーの掘り下げ方が
おかしいです。どうかしているとしか思えません。
というのも登場人物がとにかく多い。
そして主人公と言えるキャラクターがとにかく多い。
7つの国家が入り乱れ、陰謀と策略で権力争いを繰り広げる今作ですが、その国家1つひとつ、陰謀1つひとつ、冒険1つひとつ、すべてにスポットを当てます。
キャラの数だけストーリーがあり、ストーリーにそれぞれ主人公がいます。その一見バラバラなストーリー同士が、随所で絡み合いまた新たなストーリーになっていく。新たな興奮を生んでいく。これがGOTの沼です。

ゲーオブスローンズのシーズンを通しての主人公と言えるキャラクターがいると言えばいるのですが、それが分かるのは物語のかなり後半なのではないでしょうか。
そのキャラクターとは誰なのか。予想をしながら物語を観進めていくのも楽しいでしょう。

そのキャラクターが当たり前のように亡くなります。笑

これがGOT第二の沼
この作品ではストーリー上どんなに重要なキャラクターであろうと、死なないといういわゆる「主人公補正」的なものは一切ありません。容赦なく物語上からフェードアウトします。
逆に生き残ったりもします。
この読めない展開はもうトラウマものであり、シーズンを通して自分が応援するキャラクターが死なないかどうか、その不安は物語が見終わるまでは拭うことはできません。
この緊張感が更なるエキサイティングなシーンを生み出すのでしょう。

というようにキャラクターと展開が複雑に絡み合いストーリーが難解な部分があるのが今作の毒であり薬。観進める際には、ネット上で相関図を見ながらをオススメします。しかしご注意頂きたいのはネタバレになる危険性があるので、シーズンで分けてあるものをご覧下さい。

3.キャラクターの魅力

とにかく登場するキャラクターが多いGOT。
しかしただ多いだけでなく、キャラ1人ひとりの魅力や設定がエゲツない。大量に登場するキャラクターが全部魅力的って面白くない訳がありません。必ずと言っていいほどあなたの推しのキャラクター、応援する国、組織が見つかります。

ここではそんなキャラクターを何人かピックアップして紹介致します。ただしここで挙げるキャラクターは完全に私の好みによるものですので、ストーリーにおいて重要かどうかはその限りではありません。普通に序盤でいなくなるかもしれません。できるだけネタバレのないよう紹介致しますのでご安心ください。



ジョン・スノウ

俳優:キット・ハリトン

イケメン枠キャラです。ウェスタロスの最北端、ウィンターフェルの王の落とし子で、5人の王子と共に育ちます。設定がもはやイケメンですよね。男兄弟の見た目が似ていて訳が分からなくなりますが諦めないで下さい。第一の壁です。

ティリオン・ラニスター("小鬼"インプ)

俳優:ピーター・インクレイジ

なんだこいつキャラです。大金持ちのラニスター家の王子でチビ。設定だけでいけすかない。ですがこう見えて作中屈指の人気キャラクター。その所以は何なのか。何をしでかすのか。何もしでかさないのか。目が離せません。

デナーリス・ターガリエン

俳優:エミリア・クラーク

男性ファン歓喜キャラです。美しい女性で多くは語りませんが、大サービスしてくれます。ですが一方で作中でもかなり過酷なパートのストーリーを歩みます。美しきデナちゃんの大冒険はシーズンを通して目が離せません。


ストーリーを思い出しているうちに、途中からボキャブラリーが目を離せませんだけになってしまいました。以後気を付けます。
ここで紹介したキャラクターはほんの一部です。
これ以外にも、現王はパワー系ヒゲオヤジですし、その奥様は美魔女。海賊やどこの国にも属さない荒くれ者達も物語に絡んでくるかもしれません。人望の厚いすげえ良いパパも登場しますが、ファンタジーキャラも登場します。


以上、大人気ドラマゲーオブスローンズについて紹介させていただきました。

現在はAmazonプライムvideo、Huluで配信されております。

オススメするのは出来る限りこのドラマに関する先の情報を得ないように観ることです。要はネタバレ厳禁系のドラマです。キャラクターまで語っておいてなんですが、前情報が少ないほど楽しめるかと思います。


興味を持って頂けた方は、ぜひまずは1話、訳が分からなくても観てみてください。そしてラストで「エッ!!」と思って頂けましたら訳が分からなくても頑張ってシーズン1観切ってみて下さい。そこからはもうそれ以外のことは手につかなくなります。そうなればもう私にはお悔やみ申し上げることしかできません。

まだイケますがこの辺りで勘弁します。至らない点意味不明な発言妄言等々ございますが、一ファンの素人評論だと思って食べログの口コミ感覚で見逃していただけますと幸いです。

貴重なお時間を、取り留めのない雑談にお使い頂きありがとうございます。



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