俺が死んだとき、誰かの記憶に残るだろうか?

独身バツイチ子供なし。それが今のプロフィール。おまけに低収入だ。再婚の予定はない。この前ナンパには成功したが、出産できる年齢の女性ではない。そんなことを思いながら、逡巡していくと、俺が死んだとき、誰かが俺を覚えていてくれる可能性は万に一つもあるのだろうかと思いをはせる。著書を残すでもない。キンドル本を出したが売れたわけでもない。そう考えると俺を覚えている人って誰か一人でもいるのだろうかという寒気みたいなものさえ覚えてしまうのだ。
それは孤独に似ていて、もう会わない元妻やきっと結婚できないナンパした女や決まらない仕事や、才能がないから回らないYOUTUBEなど様々試しているが、結局、刻まれるデジタルタトゥーばかりで正直言ってなんのためにやっているのかわからなくなる。
ニコニコ動画もYOUTUBEもいつかはなくなる。その時、俺は何をしてたんだろうなと思うんだろうか。
KINDLE本を出しても何を出したんだろうなって思うんだろうか。
盛者必衰。アマゾンが倒産したらキンドル本も消える。
無形資産は消える定めにある。インスタグラムで1000人のフォロワーが増えたと言って喜んでいた友人は、俺がアフィリエイトで小銭稼ぎしていると知ったら嫌な顔をするんだろうな。でも色々チャレンジするのはいいことのような気がする。彼はカメラであちこちとりいくついでに俺を気分転換させてくれたし、基本的にいいやつだ。自営業で健康を害しているわけでもない。俺は好きなタイプだ。
実直にまっすぐにいいやつとだけ付き合いたいと思った。俺には少し遅いのかもしれないけど。

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