見出し画像

この出会いがあったから ~ 桜井良太へ送るメッセージ ~

ダブドリVol.19の ロングインタビュー「この出会いがあったから」の中で、盟友石田剛規(横浜エクセレンスGM兼HC)の質問に、桜井良太はこんな言葉を返した。

今シーズンが終わるときは、「来シーズンのレバンガ北海道は大丈夫そうだな」って、俺も見届ける感じというか、安心した形で終わりたいなと思う。

ダブドリVol.19 ロングインタビュー02 レバンガ北海道桜井良太「この出会いがあったから」

今回はレバンガ北海道を作り上げてきたレジェンドに向けて、バイウィークインタビューシリーズに登場した後輩たち(菊地広人、松下裕汰、島谷怜、中野司)から感謝とこれからへの誓いのメッセージをもらった。

菊池広人 PG/SG #6

僕がチームに加入して、良太さんに初めて声をかけてもらったことは鮮明に覚えています。期間は短いですけど、その間もチームとして成長していることを実感できています。良太さんがいてくれるからネガティブなことを言う人もいないと感じていますし、目標に向かって努力できるチームになっていると思います。だからこそ、良太さんがいるうちに結果を出したい。なるべく多くの勝ち星を積んで良太さんを送り出したい、そう思っています。チームとしても、僕自身も成長した姿を良太さんに見せたいですし、そういうチームになって最後の試合を迎えられたらいいなと思っています。そしてこれからも、どんどん成長してチームの力になれるように邁進していくので、引き続き気にかけてもらえたら嬉しいです。

松下裕汰 PG/SG #66

良太さんからはたくさんのことを学ばせてもらいました。その中で一番の学びは、当たり前のことですけど、ゴールにボールを入れさせないこと。そのためにはファウルをしてでも止めるという気持ちが本当に大事だと教えてもらいました。そういうプレーを良太さんはさらっとやっていますけど、誰でもできることではないし、もっと良太さんを見習って、自分も成長していきたいと思っています。少し前のミーティングでチームとして勝ち星を重ねて、良太さんの現役最後の試合となる5月のアルバルク東京とのホームゲームをいい形で迎えようという話がありました。いい雰囲気で良太さんの花道を作りたいと思っていますし、僕はディフェンスで良太さん以上の強度を出せるようにがんばります! レバンガ北海道でディフェンスと言ったら桜井良太ではなく、松下裕汰って言われるぐらいハードにディフェンスをやって、良太さんが作り上げてきたものを引き継いでいければいいなと思っています!

島谷怜 PG #15

良太さんは大きい声を出して盛り上げるタイプではないですけど、いつもかけて欲しいタイミングで声をかけてくれて、その言葉の重みを感じていました。本当の意味でのリーダーシップを発揮してチームを引っ張ってくれる存在だからこそ、その言葉を一言も無駄にしたくないと今でも思っています。個人的なことになりますけど、良太さんと一緒にプレーできたことはすごく不思議というか……。僕の中では、良太さんというよりは「桜井良太」という感じで、正直今もそれは変わっていません(笑)。やっぱり良太さんは北海道の顔で、スーパースターです。だからこそ、これからのレバンガ北海道がどういう感じになるんだろう。そんな不安も、正直僕は感じています。初めて良太さんに会った時のことは鮮明に覚えていて、スーパースターなのにギラギラしたオーラを出さないというか(笑)。すごく優しいオーラで、チームの中でもイジられたり、いい意味でギャップを感じました。良太さんがダブドリで言ってくれたように、良太さんがいなくなっても、レバンガ北海道が大丈夫と思ってもらえるような状態で今シーズンを終わりたいと思っています。良太さんがいなくなることで、正直チームとしては大変なことが増えるかもしれないですが、良太さん自身も「このチームは大丈夫」と思える形で送り出したいと思います。

中野司 SG #7

良太さんがやり続けてきてくれたことは、言葉にするとすごく当たり前のことですけど、やっぱりハードワークすること。長いシーズンではどうしてもだれてしまう時期や、インテンシティが下がってしまう練習や試合があります。そんな時に良太さんが日々プロとしての姿勢を見せてくれたことで、「自分たちは何してんだよ」って何度も思いました。そういった日々の積み重ねがあるからこそ、いろんな人が良太さんに影響を受けているんだと思います。当たり前にできることを当たり前にできるようにする。これが強いチームになって行くために必要なことだと思うので、もっと僕らは良太さんの姿勢を感じとって表現していかないといけない。尊敬するところはたくさんありますが、そういった日々の姿勢が一番尊敬しているところですし、僕自身もっと成長して、若手に伝えていかないといけないと思っています。個人的なことを言うと、折茂さんが引退した時に、「第二の折茂になれ!」と言われたこともありました。当時の僕は、「自分は道産子じゃないし」って思いながらも、ちょっとだけ「チームの顔になれたらいいな」って思ったことも正直に言うとありました。でも、ただチームに長くいたからチームの顔になれるわけではないことは折茂さんもそうですし、良太さんを見ていれば分かります。残りの試合で自分の存在価値を証明しないと、そういった存在には絶対になれない。来シーズン以降、良太さんがいなくなってレバンガ北海道を誰が引っ張るのかという時に、自分自身がそこにいて、そんな存在になりたい願望があります。だからこそ、残りの試合でそれを証明していきたいと思っています。


レバンガ北海道、シーズンラストも目が離せない!

ダブドリVol.19 2月9日に発売!
桜井良太選手ロングインタビュー掲載号!

ダブドリ有料コラム「ブリッジ」毎月更新中!

THE RISE 偉大さの追求、若き日のコービー・ブライアント 発売中!

ダブドリのもう一歩内側へ!メンバーシップはこちら👇
有料記事の「ブリッジ」「みやもんのバスケットnote」他、有料コンテンツを月額500円で全て読めちゃう!

この記事が参加している募集

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?