第46回 貧困層向け現金給付はどう使われるのか(2013年 7月 11日)

前々回の本コラムで取り上げたように、石油燃料値上げの補償プログラムとして、政府は貧困層へ現金直接給付を始めている。社会保障カード(KPS)が配られた1,550万世帯へ計9兆3,000億ルピア(約940億円)を給付するのだが、案の定、登録漏れや不正受給などの問題が起きている。一部では、末端の村長が「政府から名簿が来ていない」として給付を拒む事態も出ている。

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