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【LIVE A LIVE】功夫編プレイ録…弟子に必要なものは強さと、見た目

ライブアライブ、最初に選べる7シナリオも最後の一つ…になったのは、功夫編「伝承」でした。

これと近未来編は、物語が特に好きだったので最後にしておきました。好物は最後にいただくタイプです(笑)。
ゲームの紹介をしているサイトでは、戦闘システムを覚えるのに適しているので最初にやるのがオススメ、と書かれていたりもしますが割とハードなシナリオでもあるので、若人プレイヤーがどう感じるか…という懸念もちょっとありますね。

「映画を遊ぶ」醍醐味

この功夫編、主人公はある拳法の達人である老師で、その技を若者に継がせるという物語です。

リメイクで初めて声が付いたのですが、石丸さんなのが素晴らしすぎます

この「心山拳」の名前を変える事が可能ですが、その仕様のために弟子となる三人のキャラは名前が固定になっています。

スリの少女レイ、大食らいのサモ、いじめられっ子のユンの三人を弟子にして、自分の技を継承していく…まさにカンフー映画の王道的な展開が楽しめます。三人に修行を施していき、最終的に伝承者である一人を選ぶのがこのゲームの「目的」な部分で、いわば三通りの展開がある訳ですね。
三人のうち誰を選ぶかはプレイヤーに委ねられているのですが、ぶっちゃけ

・非力な少年の成長、最終的には一番強くなる主人公的なユン
・最終編での紅一点になる、唯一の女子レイ

の、どちらかでサモを選ぶ人はほとんど居ない…のが、30年前からこのゲームをプレイする人達の通説なんですね…残念ながら。一応サモにも強みはあるのですが、やはり皆、見た目で選ぶようです(苦笑)。
ちなみに私は、やっぱりレイを選びました。

だってレイが可愛いし格好良いんですもん
ボイスも上田麗奈、ピッタリです

そして、「選ぶ」のはどうするかと言うと、稽古を一番多く付ければいいんですね。三人に修行を施す…という場面で老師が一対一の戦闘を行っていきます、そして戦闘後に弟子の力、素早さ、体力とパラメーターが上がり、また技を覚えていくわけで、言ってしまえば伝承者にしたい一人に集中して稽古を付けるのが、後のことを考えても効率的なので誰もがそうしていると思います。
三人との修行…と言いつつ一人とだけ延々と稽古をしている、なんともシュールな絵面ですしこれが映画ならそんなのはありえない訳ですが、これがゲームの「遊べる」部分で、攻略の面白さでもあるなぁと実感しました。
例えばダンジョンなどは、迷わせるために長く、複雑に作っていたりするものですがマップを見ながらや、また2回目のプレイなどなら迷わずにアッサリ抜けてしまったりします。これは物語的に見るとあってはいけない展開なのですがゲームなのでアリ、なんですよね。

RPGの映画的な要素を楽しみながら、効率重視でありえない展開を作る。
あぁ、ゲームって面白い…そう感じたのがこの功夫編の修行パートでした。ちなみに修行は3日かけて行いますが、3日目となると弟子がかなり強くなっており油断禁物、になります。というか一回、レイに負けてしまって焦りました(笑)。スーパーファミコン版ではこんな事なかったと思うのですが、この辺のバランスも変わっているのでしょうか。

激熱のラストバトル

最後は、老師と伝承者に選んだ弟子の二人で敵、「義破門団」の道場に乗り込んでいきます。ネタバレになってしまいますが、敵討ちなんですね。

敵道場内で起こる戦闘の回数は決まっているのですが、
その戦いで弟子がほぼ老師と同等の強さになるような調整になっています
ロジカルにドラマを作っている様で、感心しちゃいますね
ラスボス・オディワンに向け啖呵を切るレイ
奥義の技名と同時にBGMが始まる演出が素晴らしすぎるのですが、
左右のドラ?がドラえもんに見えてダメでした
ボス戦で一度だけ使える奥義、旋牙連山拳。
スーファミ版と違い、最後に決めの一発を入れるので格好良さが増しています
キチンと、この技でトドメを刺しました
全プレイヤーが等しく泣く、名場面です
しかし左右のがドラえもんに見えてダメでした


老師が割れなかった大岩を割る、伝承者
野盗だった子が「師範」になる物語です

知っていても、レイの「お師匠さん」呼びに泣かされました。だって普段はジジイ!だった子ですからね。

う~ん、改めて、この功夫編のストーリー、ライブアライブの中でも一番好きだなぁと思いました。RPGの醍醐味としてやはり主人公含めキャラを強くしていき、倒せなかった敵を倒せるようになるところ、があると思うのですがそれがしっかり物語の展開に組み込まれており最初と最後の大きな変化になっている、という点でオーソドックスながら作劇の完成形を見た気がします。

ここまでの7シナリオをやりながら、この後全主人公が集結する最終編で誰を主人公に選ぶか、を考えていたのですがやはりレイで決まりかな、という気持ちで固まりました。
…やはり、パーティーには華が必要でしょう!
また、攻略という面でもレイは最強クラスのキャラだそうなので、迷う理由もありませんでした。

さて、次はいよいよ8番目のシナリオ、中世編です。
ライブアライブの「らしさ」が炸裂する、伝説のシナリオです。とはいえ内容はすでに知っているので、サクッと終わらせるつもりですが(笑)。


ここまで辿って来た、プレイ記録です。
エンディングが見えてきました。


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