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【LIVE A LIVE】近未来編プレイ録…未来と言いつつ70年代の熱さ

私の春を彩っております名作ゲーム、ライブアライブも後半戦に入りました。6本目に挑戦した、近未来編の記録です。

このゲームをやりたい、と思ったキッカケが近未来編の実況動画でしたから、ついにここまで来たか、という感慨も持ちつつプレイしました。近未来と言いつつ70年代ロボットアニメのテイストで、熱血主人公に頼れる兄貴分、相棒のマスコット的なロボットなど雰囲気は懐かしさに溢れています。それはこのオープニング主題歌も象徴していますね。

リメイク版で影山ヒロノブさんの歌入りになり「完成」したといっていい、名曲です。30年前、メロディと歌詞を覚えて歌っていましたね、「拳」を「けん」と歌ってましたが、「こぶし」だったとは…という、四半世紀を越えての気付きです(笑)。

リメイク版、初の「難点」?

この近未来編、上の主題歌にあるブリキ大王というロボットに乗り込み陸軍…というかまぁ完全に悪の組織な連中と戦う、というのがクライマックスになっています。主人公・アキラは超能力少年、人の心を読んだり戦闘でも炎や氷の「イメージ」で攻撃する、などします。
オリジナルのスーファミ版だと、あくまでイメージなためか威力の低い攻撃ばかりで、言ってしまえば非力なキャラでした。そこを助けてくれたのが、兄貴分である男・無法松です。

一時的にしか参戦しませんが、存在感が圧倒的です

この通り、昭和テイスト溢れるヤンキーで喧嘩が滅法強いというキャラ、攻撃はシンプルな打撃ばかりで、アキラのように能力による広範囲攻撃は出来ませんが威力がとても高い。この近未来編は敵がワラワラと大量に出てくることが多いのですが、操っている一体さえ倒せばブレイクダウンといって一掃出来る仕組みになっているので、真っ先にその「親玉」を倒してしまえばいい訳です。そこで、この無法松の一撃はとても頼りになるんですね。

ですが今回のリメイク版、かつてあった「アキラ弱い!」という声に応える格好で調整されており、アキラの超能力技がかなりの火力アップを施されています。「フレームイメージ」で雑魚敵を全滅させられた時は「こんなのスーファミ版じゃまず無理だったな…」と感服したものです。この後全シナリオの主人公が集結する最終編があり、そこで使えないキャラのレッテルを貼られていたのがアキラなのでこの調整は正しい方向性だと感じました。やっぱり主人公キャラに格差があるのはよろしくありませんから。
しかしそのおかげで、無法松の「頼りになる漢」という印象が若干薄れているのも事実で、ここは賛否が分かれそうな部分だとも思いました。
私は割とガッツリレベルを上げる派なので、レベル一桁でもクリア出来るところを12まで上げて進めましたので、アキラが無法松より強い…?くらいの状況になってしまってましたね(苦笑)。

激熱の終盤戦

この近未来編は、なんといっても終盤、ブリキ大王に乗り込んでの戦闘が最高に盛り上がる所です。何度試しても動かなかったブリキ大王が、アキラ、無法松の思いによって動くんです。

心なしか、ブリキ大王のデザインもリメイクで良くなったように見えます
無理を通してブリキ大王を動かす無法松。
冷静に考えると乗りたくないロボットです、OVA版ダンバインを思い出します
ライブアライブ、屈指の名場面
ベッタベタの展開ですが、それこそが最高なのです
知っているのに、やっぱり涙腺にきました
リメイクによって、よりアニメ的に見られるようになったラストバトル
長生きはするもんじゃの、と爺さん気分になれました
しっかりアニメーションするようになったブリキ大王もまたカッコいい
アキラの渾身の叫びもまた、盛り上げてくれます
「行くぜ、松ッ!!」は思わず力が入りました

このブリキ大王に乗ってからの無双バトルが楽しみで、近未来編を後回しにしていたようなものです。功夫編と並んで好きなシナリオですので。
出来ればアキラ、最終編にブリキ大王で参戦して欲しかった…とはスーファミ版の頃から言っていたことですが、それだとバランス崩壊するので仕方ありませんね。

思えばこのライブアライブが発売した1994年から見た「近未来」とはまさに現代のことを指しているはずですが、このゲームの近未来はむしろ少し懐かしい雰囲気に満ちています。テレビでプロレス観戦に熱狂する子供、施設のお姉さんのパンツを盗もうとする主人公…リメイク版では時代に配慮してかパンツがヘソクリになっていました。それもどうかと思うのですが、オリジナル版はこの妙子のパンツが身体、またはなんと頭にも装備出来てしまったんですね。
ヘソクリは身体にのみ装備出来ますが(どうやって?)、女性のパンツを頭にかぶる変態主人公、これも完全に昭和のお下劣(言葉も古い)ギャグです。キャラデザインの島本和彦先生のセンス、とも感じられてしまいますね~ちなみにこれは、誉め言葉です(笑)。

プレイ後に知ったのですが、島本先生自ら手掛ける漫画版が出ているんですね
元は同人誌だったとか。
当然読みたくなったので、後日買います

追記として、一回クリア後にレアアイテムの「MKバッジ」を取り損ねていることに気付いて二回目をやりました(汗)。で、2回目はイベントを全てスキップさせながらだったのですぐにクリア出来たんですね。リメイク版のこういう仕様、本当にありがたいです。

松のたい焼き屋、バイクも受け継いだアキラ
妙子さんのヘソクリは返せよ


ライブアライブのプレイ記録も、終盤に入っています。


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