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仮面ライダーが何故格好良いのかを考えてみた

先月半ばに、ローカルですがこんなCMが話題になりましたね。

「QT PRO」という法人向けICT サービスブランドのCMだそうですが、そのクオリティ、こだわりっぷりに感動しました。途中で少年仮面ライダー隊の制服を着た社員が出ますし、何よりアクションや振る舞いがまさに本物のそれでした。

進化していく、ヒーロー出演CM

思えば私が子供の頃、80年代から特撮ヒーローを使ったCMは色々とありました。その多くはコミカルなもので、ヒーローが日常の中にいるシュールさで笑いを誘うという趣旨のものが大半でしたね。

これなんかは今でも笑える傑作だと思います。ラストのツッコミがいい。

もちろん、ファンとしてはこういうCMも楽しくて良いものだったのですが、非常に面倒なオタク目線から見ると好きなヒーローが面白おかしく扱われているばかりでは釈然としないなぁ、という思いもありました。
まぁウルトラマンに関しては、公式が↓こういう路線を好んでいる、というのもありますが(笑)。


しかし現代、かつての視聴者だった世代がCMを作る立場になったり、という背景もあるのか先のライダーCMの様に「本物感」と面白さを兼ね添えた上質なものが出てきましたね。V3の飛び蹴りなど、アクターさんのガチっぷりに昭和感アリアリでニヤけてしまう作品でした。
ファンにとっては理想的な流れが出来て来た、といえます。

ハッキリとヒーローが出なくても、それを連想させる藤岡弘、さん出演のエアペイCMとか、単純に楽しいですよね。

ラストの「リクルートッ!!」が完全に怪人の名前に聞こえます(笑)。

絵になりすぎる三人、を再認識

しかし上のCMで改めて思ったのですが、1号、2号、V3の三人が並ぶと本当に強そうでカッコ良く見えますね。

始まりの2人、その2人に生み出された3人目。
原点にして頂点のオーラがあります

仮面ライダーって、何がカッコ良くて魅力なのだろう。と、今一度言語化を試みました。無論今や仮面ライダーは大勢いまして、魅力も多種多様ではあるのですが、初心忘るべからずに倣い、この3人の惹かれる部分を見つめ直してみますと…

「覚悟」が違う。それが頼もしさに繋がっている。

これじゃないのかな、と結論付けました。1号2号は改造されてしまったという事情ですがV3は家族の復讐のため自ら望んで改造人間になっています。いずれにしてもショッカー、デストロンと戦う事に微塵も迷いを持っておらず、どんな強敵が現れても決して臆さない。勿論苦戦することもありますが、敵の術中にはまったように見せて実は余裕たっぷりに跳ね返したりします。重要なのは、それがご都合主義な展開にはあまり見えず、

「彼なら、やりそう」

と思える事です。ショッカーやデストロンとの戦いにその命を捧げる事を心に誓っているので、何があってもブレることがない。
ここから時代が進み、中にはブレるヒーローというのも出てきました。それはそれで別の魅力も持っていますが、明確に、自信に満ちたヒーローというのが、今の世だと一周回って斬新だったり、原点であるオーラとして映ったりするのが格好良さの正体かな、と思いました。

昭和ならではの無茶アクションが、今では純粋に凄みとして映ります

今年は仮面ライダーにありがとう、の一年

まだ二ヶ月残ってはいますが今年を振り返ると、CSMタイフーンの購入、シン仮面ライダーの公開、佐々木剛さんのお店バッタもんへ行ったなど、仮面ライダー関連のトピックが多めで、元々好きですがさらに「ライダー好き度」が増した一年だったと思います。

CSMタイフーンについてはじっくり遊んで続きの記事を書く予定でしたが半年経ってしまいましたね、反省です(笑)。でもしっかり、巻いて遊んでますのでこれは近々…。

もちろんギーツ→ガッチャードも観ていますし、こちらもまた感想を書いていきたいと思っています。

とりあえず今は、シン仮面ライダーの円盤が待ち遠しいですね~。

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