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映画感想「ゴジラ(1954)」2016/09/18(Filmarksより)

今年シン・ゴジラで旋風を起こしているゴジラシリーズの一作目。

昭和29年、第五福竜丸が死の灰を浴びた事件を受け作られた反核のメッセージである。ゴジラは脅威でありながら、登場人物達が怒りや憎しみを抱く事がないのは日本映画ならではだと思う。

ゴジラ映画は30作以上あるが、ゴジラの死がハッキリ描かれたのはこの一作目だけであり、それは公開後「ゴジラを殺すな」という反響があった為とか。
雰囲気は戦争映画のものであり、今となっては歴史的資料の趣きもある。

日本映画の代表格として、またシン・ゴジラの前作として鑑賞する価値は高い作品。

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