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3年前の今日、シンエヴァ幻の公開日の思い出

本日1月23日、私が何を思い出すかと言いますと3年前、シンエヴァの公開予定日だった日という事です。

思えば、1月14日に延期が発表され一週間前にして再び遠ざかっていく絶望感があったのを今でも覚えていますね。
ご存じの様に、その後2月26日に新たな公開日が3月8日と、10日前に発表されるという前代未聞の急展開を見せた訳ですが…この1月23日からの延期で目の前が真っ暗になった事、そして公式から出された「共に乗り越えましょう。」のメッセージに泣きそうになったのが忘れられません。

映画の公開日でここまでドラマがあったのは、エヴァくらいですね

今だから感じ取れる、エヴァの言いたかった事

もう公開から3年、昨年の映像ソフトリリースからも間もなく一周年を迎えます。先月シンエヴァのパチンコ台が出たりしましたが、あれほど長年待ち焦がれたシンエヴァも思い出の1ページになっていますね。

実は私のこのnote、シンエヴァの感想を残しておく為に始めたものでした。本格的に始動したのは一昨年11月ですが、シンエヴァの感想記事一本だけポツンと置いてある状態で一年八ヶ月放置していたんですね。


記念すべきnoteデビュー記事と、初見の時の感想です。
読み返すとなんとも恥ずかしい内容ですが、本質的には毎日書いてる今も大して変わってないので気にしない事にします(笑)。
この時は「エヴァへのお別れ」を書いてこの一本だけでもいい、くらいの感覚でしたが人間、何がどうなるか分からないものです。
その後、円盤リリースやら何やらで何度かエヴァを語る記事を書きましたが円盤には新作アニメが収録されたり、などの話題がありましたね。

エヴァQの前日談、北上ミドリの幼少時の話でした

この映像特典でも、シンエヴァ本編でも一貫しているな~と感じた、新劇場版のメッセージですが、

「どんなに酷い世界でも、生きていけ」

だと、個人的には思っています。
これは、

かつて旧エヴァという、「生」に対して投げやりだった作品の再構築が新劇場版の目的ですから、どこまでも「生きること」に拘れ、という姿勢を最後まで通したのだと思います。

作中の14年、リアルの14年

一方で、旧作の内容を完全に否定するわけでもなく「アニメファンは現実に帰れ」と突き付けてきた旧エヴァのメッセージは受け継がれており、登場人物は年月を経て大人になり、エヴァの無い世界に向かいました。
奇しくも作中で経過した年数と同じ時間が現実でも流れ、観客も年を重ねているのでずっと同じようにエヴァへの熱量を持ち続けられた人ばかりではないと思います。実際、私の周囲にも「かつてはエヴァにハマってたんだけど…」という人は何人かいました。
私自身も一昨年、断捨離として大量のエヴァグッズを某古物商のお店に出しました。完結してエヴァに対する熱が冷めた、という側面もありましたがどちらかと言えば自分もエヴァの無い世界へ…という感覚でしたね。
嫌になった、とかではなくそういう「手放し」が出来る日を心のどこかで待ち望んでいた感があったんですね。

だからこそ、なのかもしれませんが、幻の公開日1月23日が来る度に色濃くシンエヴァのことを思い出す…そんな、世間が混沌としていた頃の思い出話でした。

何度か書きましたが、映画館で33回観ました
未来永劫、塗り替えられない記録になったと思います

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