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30年前のゲームCMに思いを馳せる、というお話

先日、YouTubeのオススメにこんな動画が出てきました。

まさか30年経って、このCMの撮影裏話を本人の言葉で聴けるとは思いませんでしたね。

当時、たまたまビデオに録画出来たことに歓喜して何度も何度も見たCMです。覚えている限りでは、ストⅡの実写版として初めての映像でした。

バブルの名残があった、90年代の初め

このCMは1992年のもので、スーパーファミコン自体まだ発売して一年半ほどの時期です。割とハードの性能を見せるようにゲーム画面をふんだんに使ったCMが多かった中、ただキャラに扮した人間のみのCMは斬新でしたね。
上の動画で水野さんが話していますが、ロスまでロケに行ったとのこと。今では考えられませんが、この頃は不景気のなり始めと言われる時代ながらまだまだテレビの世界は湯水の様にお金が使えていたんではないかと思います。カプコンは何かと実写化が好きなようですが、そろそろ映画は諦めていただきたい(笑)。
思えばSNKも、CMはほとんど実写版でした。ゲーム画面だけだと味気ない、アニメを作るのは手間がかかる、ゆえに実写になっていたのかな、と今なら推察できますね。

ギースが弱く見えてしまうのが、難ありでしたねコレは。

30年経っても、ゲーム少年でいたい

また昔を懐かしむ話をして、「あの頃は良かった」と懐古するばかりのオジサンになってしまうのも個人的には抵抗があります。
今現在、最新作のスト6を絶賛プレイ中ですが、先日記事にも載せたように吉田沙保里さんを使ったCMは大変愉快でしたよね。今だって、プロモーションはストⅡと変わらないくらい力が入っている、と感じます。秋葉原でもアケコンが入手しづらくなる程にヒットしていますし、個人的にはこの92年に勝るとも劣らないフィーバーが今、起こっているのではないでしょうか、と思いたいですね。
勝ち負けに一喜一憂していた少年時代に比べると「あ~負けたかぁ」くらいに淡々としていますが、若くあるためにも格ゲーは続けたい。

身体が年を取っていくのは止められませんから、心は止めておきたいし、止められると思っています。

自分的には、ネット時代はいい時代

今、テレビで流れるゲームのCMといえば任天堂かスマホゲームくらいしか観なくなりました。ゲームもオンラインが当たり前になり、本当に在り様が変わったなと感じます。何より昔はゲームに「運営」なんて要素は無かったんですから。
しかし、上の動画の様に懐かしい当時の映像を好きな時に見られるようになったのは素晴らしいと思っています。あの頃、ゲーメストというアーケードゲーム専門雑誌があり、そこの通販でゲームの攻略ビデオを売っていたんですね。主に格ゲーでしたが、当時の私はそれがとっても欲しい、観たいと思っていたものの一本5~6000円と、学生には高額。通販専門なのでレンタルショップにもなく、視聴手段はありませんでした。やがてゲーメストの新声社が無くなり、ビデオ入手の方法も潰えました。ついには観ることが叶わなかったゲームビデオですが、現在それらは、所有していた方によって保存する意図でYoutubeに上げられており、観る事が出来ました。

もちろん、一番観たかった旬はとうに過ぎているわけですが、それでも夢が叶った訳です。これを良い時代だと言わずしてなんとする、って感じです。

このことは一例ですが、子供の頃からの趣味を持ち続けていると、何かと色々「達成」出来たりするものです。
「止められない趣味」、結構人生の彩りだなぁと思っています。

水野美紀さんが芸能界で健在な事に感謝しつつ、あの頃からこのゲームを好きで居続けた自分も褒めてあげたい、そんなノスタルジーに浸った日の話でした。

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