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【キナ酸】について

こんばんは!だいすけです。


今日は【キナ酸】についてです。


キナ酸の特徴

○キナ酸とは、アカネ科の樹木キナから発見された成分で、クランベリーの実やコーヒーの種子に含まれています。キナ酸が体内に入ると馬尿酸に変化し、尿を酸性に保ちます。そのため膀胱炎や尿路感染症を予防する効果が期待できます。


キナ酸の効果

○尿路感染症を予防する効果
○アルツハイマー病を予防する効果

キナ酸を含む食べ物

○クランベリー
○コーヒー
○グレープフルーツ
○キナノキ
○キウイフルーツ
○リンゴ
○モモ

ワンポイント

○キナ酸とは水溶性の非フェノール性のカルボン酸のことで、かすかな酸味が特徴的な、ファイトケミカルの一種です。南アメリカ原産のアカネ科の樹木キナから発見され、キナノキの皮やクランベリーの実、コーヒーの種子などに含まれます。コーヒーの生の豆にもキナ酸が含まれていますが、焙煎をすることでより多くのキナ酸が発生します。

○コーヒーに含まれるキナ酸
キナ酸はコーヒーの種子にも多く含まれています。コーヒー中のキナ酸はポリフェノール類のコーヒー酸と結合し、クロロゲン酸という形で存在します。ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、抗酸化作用が強いことで知られています。傷や紫外線などにさらされると、活性酸素が生じることによって組織が傷つきます。クロロゲン酸が持つ抗酸化作用によって、植物はこのダメージから身を守ることができます。また、近年ではクロロゲン酸が脂肪の蓄積を抑える働きに注目が集まっており、ダイエット時のサポート食品の素材などとして利用されています。


まとめ

○尿路感染症を予防する効果
キナ酸には膀胱炎や尿路感染症を予防する効果があります。尿は通常弱酸性に保たれていますが、アルカリ性になると細菌が繁殖しやすくなり、膀胱炎や腎盂炎を引き起こす可能性があります。キナ酸は体内に入ると腸管で吸収され血液に入り、肝臓で代謝され安息香酸となり、最終的には馬尿酸に変化します。馬尿酸は尿を酸性に保ち、細菌の増殖を抑えます。クランベリージュースを飲むと膀胱炎や尿路感染症にかかりにくくなるという報告がされていますが、これは、キナ酸が変化した馬尿酸によって尿のpHが弱酸性に保たれるからです。

○アルツハイマー病を予防する効果
キナ酸の一種であるカフェオイルキナ酸にはアルツハイマー病の予防効果があります。アルツハイマー病とは進行性の記憶障害や認知障害などの症状がみられる進行性神経変性疾患です。現在、認知症の患者数は高齢化とともに増加しています。キナ酸にはパーキンソン病や低酸素から神経細胞を守るたんぱく質の発生を促す働きもあります。これらの働きによりキナ酸はアルツハイマー病の予防効果があると考えられます。


こんな方にオススメ

○膀胱の感染を予防したい方
○泌尿器系の病気を予防したい方
○記憶力が気になる方
○物忘れが多い方


最後まで読んで頂きありがとうございます。

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