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家は毒にも薬にもなる

私たちの健康が暮らす家によって左右されるって想像出来ますか?

食事、睡眠、入浴、など、
外出時以外のほとんどを過ごす場所ですので、
かなり影響が大きいのですが、あまり気にされていないのではないでしょうか。


■健康を害する住まい

1)暑さ寒さがつらい

暑さや寒さが体へと与えるダメージは決して小さくありません。
むしろ、近年では、その影響は増すばかりです。

日本人は我慢を美徳と考える傾向がありますので、
暑くても我慢
寒くても我慢
で乗り越えてきたのかもしれませんが、そろそろ限界ではありませんか?

真夏の熱中症、
真冬のヒートショック、
この2大ダメージが多くの方々の健康を損なっています。

対策については、ネットなどで調べればすぐに出てきますので割愛しますが、とにかく我慢をしないで過ごすことが大事です。

2)空気が汚れてつらい

私たちの肉眼では見えない空気ですが、
私たちの体へと与えるダメージは決して小さくありません。

湿気の多い日本では、昔から換気を大事にしてきましたが、
近年では、気密性が高まったことでより空気が大事になってきています。

湿度の上昇による菌・カビの発生、
埃やダニの死骸などのハウスダスト、
などが多くの方々の健康を損なっています。

機械換気が主流の現代では、換気システムのスイッチさえONしておけば自動で換気は行われますが、きちんとメンテナンスされていなければ、年々性能は低下し、いずれは必要な換気が行われない状況に陥ります。

ですから、窓からの自然換気も併用できるような造りが望ましいと私は考えています。

3)心休まらずつらい

自宅でお仕事でもプライベートでも、ウキウキする時間があっても良いですが、心穏やかに過ごせる時間も必要ではないでしょうか。

人によって穏やかに過ごせる環境は異なりますが、
それぞれに合う環境を整えることは出来ると思います。

一般論としては、
外部からの騒音や逆に自分の家から外部に騒音をまき散らす、家族間での生活音などの音の問題は心の平穏を妨げがちです。

4)心配事多くてつらい

日々の暮らしの中にもご不安はあるかもしれませんが、
家のことで心配事があると更なる不安を感じますよね。

  • あと何年持つだろう

  • 地震には耐えられるのかな

  • 雨漏りしていないかな

  • 維持費にどれくらいかかるのだろう

などは不安ですよね。
せめて、相談相手くらいは近くにいると安心できるのではないでしょうか。

■健康にしてくれる住まい

1)温度変化が小さいと嬉しい

急激な変化はあまりいいことがありません。
特に温度に関しては、急激に変化すると体に負担が掛かります。

かといって、全館空調のように不要な部屋まで空調していてはいくら光熱費が掛かってしまうのかと、精神的な不安が生まれます。

自然に変化が抑えられるのが望ましいです。

2)空気が清潔だと嬉しい

空気清浄機や加湿器を家中に設置しているご家庭があります。

機械がないと暮らせない環境と言うのはどうなのかとは思うことがありますが、機械に頼らざるを得ない家が多いのが現状です。

空気を整えてくれる自然素材は少々お高いですし、きちんと扱える技術者も限られているので、なかなかご採用にまで至らないですよね。

家中の内装を自然素材で統一できなくとも、小さな小物、観葉植物、などで自然の物を少し身の回りに配置していくだけでも、空気は少しずつ変わってきます。

3)心が休まると嬉しい

学校、職場、その他コミュニティなどで疲れた心を癒してくれるのがお家ですよね。

  • ゆっくりと過ごす

  • 静かに過ごす

  • 賑やかに過ごす

どんな過ごし方をするにしても、家がある程度は外の様々な物から守ってくれると安心して過ごすことが出来ます。

ただ、雨風がしのげるだけであれば、それを叶えてくれる住まいは五万とありますが、心休まる家との出会いはそう簡単ではないかもしれません。

4)心配事が無くなって嬉しい

形あるものは必ず劣化していきます。
どんなに立派な家であっても、どんなに高額な家であっても、どんな匠が建てた家であっても、同様です。

それを如何に維持管理していくかが重要なのですが、それを全て自分だけで行うのは難しいことです。
地震のお体のように かかりつけの工務店 などの相談相手、任せられるプロとの出会いが心配事を減らす、無くすことにつながるのではないかと思います。

■最後までお読みいただきありがとうございます