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住まいの防犯対策2 窓・ガラス

特殊詐欺事件は相変わらず多発している中、
強盗事件まで多発しているというニュースを聞くと、
日本も物騒になってきたのだと実感しますね。

事件を未然に防ぐには、
「自分だけは大丈夫」
と言う自信だけでは対応出来ませんので、
出来ることから対策していきませんか?

私は防犯のプロではございませんが、
工務店目線、建築士目線、で住まいに関する防犯対策を
情報発信したいと思います。

大前提の防犯対策は鍵を締めること

まず一番大事なのは、侵入させないことです。
その為には、開口部はなるべく施錠することが大切です。
玄関ドアと一緒ですね。

通気のために開けっ放しとなった窓、
小さいからと言っても、人間が通れるサイズではありませんか?

また、最近のサッシでは、
窓の鍵はクレセントと言う中央のロックの他、
クレセントの動きを止めるロック、
サッシの下部や上部にあるサッシの動きを止めるロック、
の3ヵ所あるのが一般的です。

このうち、少なくとも2ヵ所は施錠(クレセント+1)することを
習慣づけましょう。

ちなみに、格子があったとしても、
外出時には必ず施錠することをお勧めします。
もしも、常に換気したいのであれば、
24時間換気を導入してはいかがでしょうか。

割れづらいという防犯対策

窓は玄関ドア以上にガラスの面積が大きい開口部ですので、
ガラスを割って侵入する事件も多発しております。

ガラスは簡単に割れるものと言うのが一般的な認識だと思いますが、
割れづらいガラスもあります。

それは防犯合わせガラスと言う、
特殊なフィルム入りのガラスです。

割れることは割れますが、
フィルムがあることで貫通しづらく、
何度も何度もハンマーなどを叩きつけて
ようやく貫通するような強度があります。

これにより侵入までの時間が掛かるのと、
窓をたたく音が周囲に響くこともあって、
防犯性が高まります。

窓を防御する防犯対策

窓を防御するものとしては、

  • 面格子

  • 横引き雨戸

  • シャッター

が一般的です。
侵入しやすい一階はもちろん、
バルコニーやベランダに面する窓、
下屋(1階の屋根)に面する窓、

などにも設置するのがお勧めです。

侵入者が雨樋などを伝って、上階に上がるケースが多々報告されて
いますので、足場のある所は、
一階と同様の防御をしておくのが良いと思います。

尚、シャッターや雨戸は、
設置したからには、開けっ放し、閉めっ放しに
しないようにしてください。

放置期間が長くなると、
可動部が固まってしまい、
いざ動かそうとしたときに動かず、
力を入れて壊してしまうという事例が何件もありましたので、
ご注意ください。

とにかく、侵入者が侵入しづらくすることが有効ですので、
日頃から防犯意識を高めていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。