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【1投稿目】理解のある彼くん、何を理解する?

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
はじめまして、だいちです。

来たる2023年3月27日(月)、エデン難波さんにで、1日バーテンダーをさせていただけることとなりました。

その日のコンセプトは「理解のある彼くん/彼女さんバー」。パートナー(もしくは、友達や親族)に発達障害(またはその傾向)がある人たちが集ってわいわいやろうという1日です。

もはやネットミーム化してしまっている「理解のある彼くん」ですが、その実際はどんなものなのか、というのは意外と知られていないのでは?
そんな疑問も湧いてきたので当日(3/27)まで、「リアル理解のある彼くん(僕のことです)」の実際の生活や、僕の視点から見る発達障害(ひいては障害そのもの)について、いろいろと発信していきたいと考えています。
ちなみに、note、Twitter、instagramの3媒体を使って合計100投稿を目指します。
ちょっとした(もしくはだいそれた?)企画です。

この記事は、そんな企画の最初の投稿。

発達障害というものは、いろんな人たちのおかげで周知されてきました。また、当事者の彼/彼女たちが知られていくと同時に、側にいる支援者として「理解のある彼くん/彼女さん」という存在も広まっていきました。

YouTubeなどで調べてみれば、たとえば「ADHD彼氏/彼女あるある」のような動画がじゃんじゃん出てくるはずです。それらの動画は当事者である彼/彼女と支援者としてのパートナーが仲睦まじく、日々のおっちょこちょいを笑い飛ばすポジティブなものでしょう。

そんな動画を見ていて、ふと思うのです。

支援者であるパートナー(まさに「理解のある彼くん/彼女さん」)は何を理解している?

ADHDであれば、集中力が持続しないこと、逆に集中しすぎてしまうことや落ち着きがなく注意散漫なこと、そういったことが原因で忘れ物をしたり遅刻したりしてしまうこと。
ASDであれば、言葉の綾がわからないこと、こだわりが強いこと、それゆえに対人関係を築くのが難しいこと。
そんな発達障害の特性、特徴を理解している?

んー。
なんだかピンとこない。
そんなことネットで調べりゃ、すぐわかります。
人類みな「理解のある彼くん」になってしまいます。

じゃあ、何を理解しているのだろうか。

自分自身に問うてみます。

「おまえはカノジョの、何を理解する?」

すると、間髪入れずにこう応えるのです。

「しんどさ」

ああ、なるほどと合点がいきました。

忘れ物が多いだとか、空気が読めないだとか、それらは表面的なものでしかなくて、その奥には少なからずしんどさがあって、それを「理解」できるから、日々の粗相を笑い飛ばせるし、共に(なんとか)やっていけるのだと気づいたのです。

「いまのこたえ、なんだかよくない?」

調子にのった僕の中の「彼くん」がしたり顔が浮かびます。

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