発達・小児神経外来 通院記録 9回目 : 基礎が大事と言うけれど
少し重ための話もしつつ
今回は、
息子の次のステップについて聞くと、
「こうして出来ることが増えたことで、親御さんもお子さんも先へ進みたくなる状況だと思うけど、できるようになったことを不安なく安心して当たり前に出来るように、同じことを繰り返しやってあげましょう。ほら、ジェンガも……。」
と、アドバイスしていただきました。
以前にも似たような助言をいただいており、今回で二度目です。
当時は、こうした基礎固めをする意味について漠然とした理解のまま、先生の言葉をなぞるように生活に落とし込んでましたが、
今回改めてその意味を咀嚼してみました。
できるようになったこと(息子ができるとわかったこと)を一つ一つ、息子が着実に身に着け、最終的には無意識に近い状態でできるように持っていくことで、
日々の負担感や葛藤といったストレスが薄れ、それが行動に移す際のハードルを下げてくれ、次第に心に余裕が生まれて、余裕が次のステップへ向けた後押しとなり、またちがう課題へと進みやすくしてくれるのではないかと解釈しました。
このサイクルをいくつも繰り返すことで、日常生活を営む中で感じる煩わしさが少しずつ減り、結果、つまづいても以前より立ち直りやすくなり、より生きやすくなるのかなと思いました。
こんなかんじのイメージ ↓
先生が仰ることにはいつも同じで、
自己肯定感を育むことが最重要/それを阻害するものに対しては早急な対応が必要/子の視点に立って困っていることを取り除く/一つずつ着実に階段を昇り、難しければできるところまで戻る/負荷の量を加減し、「気がついたら成長していた」ぐらいがベスト(なだらかな成長を目指す)
こうしたことを、先生のもとに訪れてからこの数年教わっています。
基本に忠実でいこうと思った今回の診察でした。
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夏休みが始まりました。
6月を過ぎたあたりからなんだか気がそぞろで、漠然とした焦りや不安にの中にいました。じわじわきていた体力の低下と夏の暑さに抗えず、一日を終えるのに精一杯な日々。なんだかうまくいかず、先に行きたいのに同じ場所をうろうろ動けずにいて、なんだか、毎日がぱっとしません。
そんなタイミングでの、今回の受診。
基礎固めをする意味について見直し、私なりに理解したことで、子どもたちへの接し方が変わってきました。焦らず、つまづいているところを、戻ってより丁寧に。こうして私が変わったことで、長男の学習面が分かりやすく変化し、基礎がいかに大切かを体感しています。
いままでの漠然とした焦燥感の原因は、『疲労』と『他者との比較』でした。比較して無駄に焦って、疲れから自分と向き合うのを避け、やるべきことが見えず、負のループ。比較がよくないなんて分かり切ったことなのに、やっぱりまぶしいし、見てしまう。そして自己嫌悪。
比較してしまうのはもう性分なので仕方のないこととして、自分の足元が見えていないタイミングなのだと割り切ることにしました。今回なんかもまさに。
夏休みも基礎重視でいきたいと思います。それと、子どもたちが夏休みに対してワクワクしている気持ちを大切にして、夏休みらしい夏を過ごすことがこの夏の目標です。
読んでくださり、ありがとうございました。
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