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降霊レシピ・トイチのご飯 鱈のリゾット

おはようございます。私を知らない人も、フォローしてる神々(ごく少ない)も、今日も良い朝をお過ごしのことだと思います。

生きてる皆がちょっぴり気になるあっちの世界の話を徒然に書いていこうと考えて登録してたら、9ヶ月経過してろくに投稿してない事に気が付いたよ。特にスピリチアルなプロじゃないので、「お前のそれは間違ってる」って言われてはぐうの音も出ないんだが、あっちの世界の住人が気まぐれに教えてくれる「君の役に立つかどうかわからない何でもない知識」を発信しよう。そうして投稿する事にした。


おととい、亡くなった私の祖父の話をしていたら、特に縁が無さそうなムラカミトミイチ(名:村上富一 活躍時代:江戸~明治)さんという男性霊がひょっこり我が家にやってきたのだった。
何の為に来たか聞くと、「料理を教えに来た」と答えてくれた。
苗字の歴史に何となく詳しい旦那が言うに、「お義母さんの実家が村上水軍と関係のある苗字だ(ちなみに村上姓ではない)から縁あって呼ばれてきたのではないか」と言う。今回はレシピの話だから詳しい話は割愛する。

うちにやってきた彼は「おいちゃんの事はトイチとでも呼んでくれ」と気さくに自己紹介してくれた。だから今からの呼称は「トイチ」とする。
トイチの職業は料理人。北海道開拓の時に札幌で洋食店を開いていたらしい。

そんなトイチが教えてくれた料理が美味しかったので、レシピとして忘れないうちに書き記して置く事にした。



トイチご飯(鱈のリゾット)

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●骨取った鱈の切り身 1パック
●炊くの失敗して芯の残ったご飯 約1合
●バター100gくらい
●肉のだし汁 米がひたひたになる位
●塩 ひとつまみ
●スパイス(コショウなど) 少々
※ニッキ(シナモン)があると尚良い。むしろ入れろとの事。家には常備して無かった。


朝、いつも通りご飯を炊こうと炊飯器にセットしたら芯のあるご飯が炊けたので、困っていたら「リゾットにしたらいい」と言われたので、その通りリゾットにする事にした。明治時代にそんな料理があったかは知らない。

まずは鍋にバターを溶かして塩コショウを振った魚を焼けと言われたので、食べやすいサイズに揃えられた鱈を底の深いフライパンで焼いた。その際、鱈から出たエキスを使うので、焼けた鱈は一旦皿に上げる。

鱈の味が染み出たバターエキスに芯のあるご飯を投入して、私はダシダとお湯をフライパンに注ぎ込んだ。コンソメでも良いと思う。米が浸かる位入れたら、中火でぐつぐつ、水分が米に吸収されるまで煮るだけだ。

我が家はIHコンロを使用していたので、米が煮えるまでトイチがIHコンロと電子レンジのまずさを話してくれた。
「あっためる物体を見えないモンで振動させて熱を出しているのが非常にまずい。振動で元々の組織を一旦壊して組みなおしてくっつけてるんモンよ。中身がぐちゃぐちゃになるんだわ。遺伝子組み換えの大豆みたいな、な。化学的に生み出された複雑な食品みたいなもん生み出して口にしてるんだから、病気になんに決まってっぺー↑」
彼の話を要約するとこんな感じだ。口調は生前に各地を渡り歩いていたのか色々な訛りが加わっててよく分からない。何弁だろう?
電子レンジを常用している我々は、毎日のように自然界と不自然な合成獣(キメラ)を食べている事になる。
トイチは勉強熱心なので、死後の世界の食に関する知識も日々学習しているらしく、現代の料理も大変興味があるみたいだ。死んでもなお、学ぼうとしている姿勢は敬服に値する。

米が煮えたら塩で味を調える。その時に「ニッキ入れろ」と言われたが、家に無かったので無視した。「聞こえないのか、肉桂だ。シナモンっつえばわかるか?」と言われたが、家に無い物は無いのだ。「ニッキあれば最高なんだけどなー。しょうがねえなぁ」

リゾットに炊き直したご飯を器によそい、焼いてあった鱈を上に乗せた。
優しいバターの香り漂うトイチご飯が完成した。

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「ニッキあれば最高なんだよなー」
トイチの云う通り、シナモンとかの癖のあるスパイスが無いとちょっとだけ物足りない気がした。シナモンがあれば明治時代の味がよりなんとなく再現されたのかも知れない。
でも、美味いのは間違いがなかった。

ありがとうトイチ!
我々があんまり見えない世界から親切に教えてくれて。
これからもトイチが教えてくれることがあればnoteレシピを紹介しよう。
スピリチアルの世界を信じない人からは気持の悪いであろう怪しい奴からの今回の記事は以上である。

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