千葉商科大学の2025全学改組について

2023年8月3日に千葉商科大学からこのようなリリースが出され、ニュースになりました。

タイトルを見るとものすごい大きな改革なのではないかと思いますが、ニュースを見る限りはその全容は学部を減らすことぐらしかわかりません。
特に学部再編に伴い教員の43%の人事異動はインパクトありますね。
それではこれはどのように変わるのでしょうか?

大学のホームページを見てみると、2025年度の改組の方向性が載っております。
こちらをみると大きいのは、全学共通の基盤教育や実学教育などを横断的に行うことですね。また他学部や他学科などの授業も履修ができるようです。
こちらは1つのキャンパスで完結しているので、それも後押しでできるようにも思います。
さて、それでは学部再編についてです。まず2023年度について確認します。

出典:千葉商科大学 HPより

現状は、国際教養学部の募集がかなり厳しいですが、他はかなり良かったりします。では2025年度はどう変わるのでしょうか。

出典:千葉商科大学 HP

次のように変化があります。

  • 政策情報学部を総合政策学部へ

  • 商経学部経済学科を総合政策学部へ、かつ入学定員減

  • 国際教養学部を解体し、経済学科の定員減分を5学科に配分

これらをみると国際教養学部の先生は異動はありますし、経済学科の教員も設置基準上の観点から教員が多いという判断で他に異動するかもしれません。
また他の学部学科も定員が増えれば教員が必要にはなるでしょう。
なお、今後大学として、おそらく設置届出や収容定員増の申請があるのかと思います。
今まで10~20年程度は学部を増やしたりする大学も多くあったかと思いますが、今後は定員が集まっているうちに、一部を集約したり、集まっている学科に定員を振り分けるといった動きも出てきそうではないかと思います(既にやっている大学はありますね)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?