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大学で働く上で、補助金が入っている事を理解する事の重要さ

大学職員になりたい動機は教育に関わる仕事がしたいや学生支援に関わる仕事がしたいなど色々あるかと思います。また大学職員になってもやりたい事が増えたりもするでしょう。

しかし、大学職員(国立大学や公立大学、私立大学(学校法人)の職員)として忘れてはいけない事の1つに(多額の)税金が大学(あるいは学校法人)の運営に使われているという意識があると考えています。

お金を稼ぐことと予算執行をすること

私は企業(営業)から転職し、大学職員になりましたが、最初に面食らったこととして、今まで販売して利益を確保するから、予算を執行する(お金を使う)立場になった事でした。また自分の食い扶持を自分で稼ぐという意識の希薄さのカルチャーショックと言い換えてもいいかもしれません。

一部の産学連携コーディネーターといった人たちを除き、大学職員自体がお金を外から持ってきて稼ぐことは殆どありません。年間の限られた予算をどう使い、次年度はどう予算をきちんと取るかは、企業等での働きと大きく違います。

大学職員として働く上で意識すべき税金のこと

国立大学には運営交付金、私立大学には補助金として多くのお金が入っています。私立大学は大学の予算からしたらあまり割合は高くはありませんが、それでも補助金として税金が投入されています。

税金が入っているという事は説明責任も伴います。その為には大学はきちんと教育研究を行い、さらに情報公開で透明化を図る必要があります。

私立大学の職員は公務員ではありませんが、税金が大学の運営、さらには給料にまで入っているという事実にきちんと向き合わないといけません。それが出来ないのであれば、大学職員でいる(目指す)べきではないと思っています。

終わり

大学ではSD(スタッフディベロップメント)が義務化となり、その影響もあってか、SDの回数が増え、参加率も高まりました。では、SDというと何をやることが多いでしょうか?

私自身は学内のSDの企画運営、また仕事以外でも勉強会などをやっていますが、どうしても関連法令や大学で働く上での必要な知識、またスキルやノウハウをやることが多いです。

でも、若手の間には一度ぐらいはきちんど補助金が入っていることの意味というSD(研修)をやるべきなのでは最近は感じています。特に中途採用で採用された人は現場に突然放り込まれ、そういう事を意識しない事もあるように思う為でもあります。

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