「ダメ、ゼッタイ」!!!白梅の実態(1)

危険!!!白梅学園の全面対面授業「強制」


 
2020年:50人
2021年:4546人
2022年:24921人
 
 以上は、「5月第4週(月曜~日曜)」の新型コロナウィルス東京都新規陽性者数です。
陽性者数から見ると、年を追うごとに感染は拡大しているといえるでしょう。
 
では、白梅学園の2022年度授業はどのような方針で行われているのでしょうか?
以下、2020年度以降の前期(4~9月)の授業形式を、年ごとにまとめました。
 
2020年度:5月第2週まで臨時休講、5月第3週から6月第1週まで全面オンライン授業、6月第2週から分散登校(教員の任意でオンライン授業を継続することも可)
※東京都:4/7~5/25緊急事態宣言
 
2021年度:当初は原則対面授業。4月第4週から分散登校、6月第5週から原則対面授業、7月第3週から教員の任意でオンライン授業への切り替えも可
教員の身体的事情や感染不安によるオンライン授業への切り替えは不可。学生は緊急事態宣言中のみ「感染不安による欠席届」によって欠席可能だが、不利益が生じる(当組合ブログ「『真っ黒』!!!白梅学園の実態」2022年3月12日付参照)。
※東京都:4/12~4/24まん延防止等重点措置、4/25~6/20緊急事態宣言、6/21~7/11まん延防止等重点措置、7/12~9/30緊急事態宣言
 
2022年度:「全面対面授業」
 
感染拡大に逆らって、年を追うごとに対面授業の割合を増やしていることが分かります。
「感染不安による欠席届」の制度が2022年度も継続されるかどうかは不明ですが、2021年度は緊急事態宣言中のみの制度であったことから、宣言が出ていない現在の感染不安には対応していないものと思われます。
つまり白梅学園では事実上、対面授業「強制」が行われているということでしょう。
 

〈比較〉 K大学vs白梅学園


 
学内の杜撰極まりない感染対策については当組合ブログ「『真っ黒』!!!~」でお伝えした通りですが、白梅学園も含め都内複数の大学で非常勤講師を務める教員は以下のように話しています。
 
「同じく小規模大学であるK大学(仮名)と白梅学園の感染対策上の違いは4つです。
 
1つ目は、教室のCO2濃度測定器です。
 K大学では各教室にCO2濃度測定器を設置し、換気ができているか確認できるようになっています。全ての教室の様子までは確認していませんが、白梅では見たことがありません。
 
2つ目は、教室の機械換気システムです。
 K大学では2021年度から各教室に機械換気ステムが導入され、教室内の人口密度が低い時なら、窓を閉めていてもCO2濃度が400~500ppmと屋外並みに保つことができます。
白梅では聞いたことありませんね。そもそも2016年に体育館の耐震工事をした時にもエアコンを設置せず、夏はサウナ状態でスポーツどころじゃないそうなので、学生の健康・安全に対する意識が低いのではないですか?
 
3つ目は、入構時の検温です。
 K大学では入構時に唯一の入口である正門にてサーモグラフィーでの検温を行っています。
白梅にも同様の機器は設置されていますが、設置場所が「A棟学生玄関から2階に上がる階段付近」であり、他の経路から教室へ向かう学生・教職員も多数いるので、効果には大いに疑問があります。白梅もほぼ全員が正門から入構するので、正門で漏れなく検温すべきでしょう。
 
4つ目は、担当授業の履修者がコロナに感染した時の連絡体制です。
 K大学ではホームページで感染者情報を公表するほか、履修者の感染は授業担当教員に伝えられます。履修者の直近の出欠に関係なく、例えば大学に来ていないはずの年末年始の感染であっても連絡が来ました。
白梅の場合は対外的に感染者数を公表しないばかりか、履修者の感染はクラス担任など「その学生に一番近い先生」にしか伝えられず、他の学生や教員はどうやって自分の身を守っていいのか分からない状態です。
 
 K大学はいわゆる『Fランク大学』で経営面での不祥事もあり、学内でもまともに運営されていると感じたためしが無いような大学です。そんなK大学でさえこのくらいのコロナ対策を講じているのに、それにも劣る白梅は一体何なんでしょうかね…」
 
 白梅学園は、これまで当組合が指摘してきた学園の授業・行事の際の杜撰極まりない感染対策について、「文科省の指導に基づいて行っている」との主張をしています。
 
では、文科省の指導に従ってさえいれば「結果」はどうでもいいというのでしょうか?
学園が感染者数の公表を頑なに拒否するため検証不可能ですし、公表しない事実自体が「結果」を物語っていると受け取らざるを得ません。
 
また、K大学は白梅学園が行っていない対策を多数行っていますが、それは無駄だというのでしょうか?あるいは、K大学は文科省の指導に背いているというのでしょうか?K大学の対策が文科省の指導を上回るものであったとしても、それでも感染者は出ているのです。
 
小規模・「Fラン」のK大学でさえ出来る対策すら行おうとしない白梅学園は、感染対策を放棄しているに等しいでしょう。海外では「サル痘」の流行もみられ、日本上陸も危惧される中、防疫意識の低い白梅学園は「危険」と言わザルを得ません。
 

〈戦略〉 「学生をコロナ漬け」?


 
さて、某有名飲食店チェーンの役員が、自社のマーケティングについて「生娘をシャブ漬け戦略」との大問題発言をしたことで解任されたことは記憶に新しいかと思います。
 
同役員は、件の「戦略」を「田舎から出てきた右も左も分からない女の子を無垢・生娘のうちに牛丼中毒にする。男に高い飯を奢ってもらえるようになれば、(牛丼は)絶対食べない」と説明したのだそうです。
 
白梅学園も、以下のように考えてしまったのかもしれません。
 
「高校から出てきた右も左も分からない学生に、安全性が不確かな対面授業を一律に強制することで、『危険や不安を感じるセンサー』を麻痺させ、また、危険や不安を感じても『オンライン授業を含めた感染対策強化』を要望しにくい空気を作ろう。
 
学生自身の自発的な行動もしくは良識ある人間のサポートによって、『オンライン授業を含む徹底した感染対策』『学園に改善を要望すること』を学生が覚えてしまっては、学園に都合の良い経営ができなくなってしまう」
 
白梅学園の全面対面授業「強制」は、「学生をコロナ漬け戦略」として「機能」してしまいかねません。
 

要求!!!不当雇止め「ダメ、ゼッタイ」


 
感染不安を抱く学生にも安心安全な学修の機会が保障されるよう、学園は妥協なき感染対策を講じるとともに、希望する学生が不利益なくオンラインで受講できる制度を設け、全ての学生に周知すべきです。
 
 そして、一番の感染対策は、昨年度から団体交渉中のA組合員の不当な雇止め撤回です。
 
「危険」極まりない学園において、A組合員は全力で感染対策を講じ、学生に注意喚起をするとともに感染不安に真摯に向き合い、コマ単価月額27,000円という薄給にもかかわらず、勤務時間外に膨大な時間・労力・費用を割いて学生の要望に対応してきました。
 
A組合員を復職させること自体が安心安全な授業を増やすことであり、受講する学生、ひいては学園の防疫意識を向上させることにもつながるでしょう。
 
 当組合は引き続き、A組合員の不当な雇止め撤回を白梅学園に要求します。
不当な雇止め、「ダメ、ゼッタイ」!!!
 
 
「ダメ、ゼッタイ」!!!白梅の実態(2)につづく

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