第14回見栄っぱり

私は、たまに見栄を張りたくなる時があります。
それは、「自分はできる人間だ」というのを相手に対して見せたいということです。

その見栄っぱりは時には、リスクにもなります。
例えば、最近あった話ですが、仕事上のトラブルに対して、解決できると言っておいて、結果的に解決できなかったのです。
自分一人であれば何とかして解決まで持っていくことができるので、それでも良かったのですが、他の会社さんの状況など様々な人が関わっている中で、まだ未確定な状況の中でも解決できると言ってしまったのです。
ずっと心の中でモヤモヤしながら、何が正解だったのか、どのタイミングで伝えれば良かったのかを横浜の海の眺めながら考えていました。

たまに仕事で悩んだ時に海を見ることがあります。
それは視点を変える意味です。
普段の凝り固まった生活のルーティンでは気づけないことも、違った場所に行くことによって閃くことがあると思っています。
その時に「海」を見ることによって、頭を整理して、アイデアを考えることによってスッキリすることが多いのです。

海の大きさに比べると、自分の存在は小さな小さな存在です。
自然の時の流れは、私の人生に比べられないほど大先輩です。
そんな自然の流れを見ることによって、今の自分がいかに見栄っぱりなのかを改めて考えされられました。

話は変わって、視点を変えるという意味で、表参道の美容室で髪を切ってもらいました。
私にとって表参道の美容室で髪を切るというのは夢でした。
小さな夢だと思いますが、メンズの髪を切るのに表参道というのはハードルが高いのです。
元々そんなにこだわりの美容室があったり、同じ人に切ってもらったりとかしたことがありません。
料金が安いからとかの理由でなんとなく選んでいましたし、1ヶ月半のペース切るのではあれば、正直近所でも変わりはありません。

ですが、髪を伸ばし始めてから気づいたのですが、髪の切りどきが難しかったのです。だんだんと襟足が伸びたりして、スーツを着ている仕事をしている私にとっては違和感が芽生え始めていました。
そんな時に、1回クーポンで半額とかで表参道の美容室でカットをしてもらえば良いのではないかと考えたのです。
金額=質と考えているので、自分の髪を切る時には後悔はしたくないので、ある程度サービスも含めて良いところ=表参道を選択したのです。

LEONID 表参道
地下にある美容室で、店内はおしゃれで、自分の身の丈にはあっていない見栄が張れる雰囲気でした。
今回リタッチの要望でしたが、メニューにはありませんでした。
私はカラーの料金で良かったのですが、なんとサービスでトリートメントをしてくれました。
また、ドリンクもメニューにはないコーヒーを持ってきてくださり、初来店のお客様に対して最大限のサービスを提供するという、これが表参道で生き残っている理由だと思いました。

表参道は美容室の激戦区でもあり、客の取り合いです。
初来店はクーポンを撒けば来ますが、2回目3回目に繋げることができるのかは1回目にかかっています。
どれだけリピータのお客を掴むことができるのかが各サービス提供者の課題でもあるのです。
私は、クーポンに釣られましたが、素晴らしいサービスを受けたということで、2回は行くことは確定しております。

髪を切るときに話すかどうかは人それぞれですが、私は話すのが好きなので、すっと話をしていました。店長さんが対応していたのですが、行きつけのラーメンやバーの話で盛り上がったので、おすすめされた店に行って、次回来店した際には、その話をしたいと思います。

いつもの美容室だと、ある程度関係値も出来上がっており、少しでも自分の視野を広げるという意味では違った美容室で切る体験はおすすめです。
対応した店長さんから、2ブロックが左右非対称になっていることに気づいて、言ってくれた時に驚きと共に「なんで今までの美容室の方は気づいていなかったのだろうか」とも思いました。
ですが、見る人が違えば視点も変わっていくので、そう言った意味でも別の美容室を訪れるというのは、普段の自分の姿を第三者にフィードバックをしてもらうことで新たな自分を見てもらえるのです。

また、サービスという面で私には面白かった経験があります。
女性にとっては当たり前なのかもしれませんが、アシスタントの方と2名でカラーやドライヤーをしてもらうということです。
そもそもメンズの髪の長さで2名は恐れ多いというか、申し訳ないという気持ち、2人という経験がなかったので緊張というのもあり、爆笑が止まりませんでした。

「面白い」=「interesting」
決してfunnyではありません。
私は、自分の知らない世界を体験することによって得られることで「面白い」という言葉が口に出てきます。

表参道の美容室に通っている人はどのくらいの年齢層なのか、店員さんとどのくらいの距離感で話しているのかを聞き耳を立てたり、店内を見た時にチェックをしておりました。
これが、赤坂や六本木とかになると客層が変わるのかとか興味が出てきました。
なので、もしかすれば転々と店を変えながら切っていく可能性もあります。
メンズはカットに失敗してもワックスでカバーできるので心配いらないです笑

最近、若い人が何に関心を持っているのか、価値観を学ばないといけないのではないかと思い始めました。
今までの経験頼りになって新しいことに挑戦をしたがらなくなっている自分に気づいています。
この挑戦というのは「新しい価値観を受け入れる」ということです。

どうしても自分が見えている世界が当たり前になっており、それ以外の異質な存在が出てきた時に否定をしてしまう傾向があります。
いかに、自分の思い込みやバイアスを取り除くことができるのかが今の自分の課題になっているので、その為にはいろんな価値観を知るということもあり、若者の興味関心が何かを学ぼうと思ったのです。

その方法はSNSです。
今まで手を出さなかったInstagram、TikTokを頻繁に見るようにしています。
時にTikTokに出てくる曲はおそらく流行っているのではないかと思い、すぐに調べてApple Musicで探したりしています。
「PAKU」をTikTokで初めて知りました。
特にTikTokは知っていた情報ではダンス動画、海外の悪戯動画のイメージでしたが、様々なジャンルの動画やロングの動画が見られるようになったことは驚きでした。

今日の昼は久しぶりに原宿の竹下通りを見てきました。
昨日Youtubeの番組のWinWinWiinでコムドットのやまとさんが出演されており、コムドットが登録者数を増やすために、原宿に行って声をかけたというエピソードが話されていたということもあり、ちょうど若者文化を学びに原宿に行きました。
トルネードポテト、レインボーわたあめを買うために多くの人が並んでいる光景がありました。
海外の方が声を掛けるというのも復活していたりして、11時30分くらいの原宿でしたが、竹下通りは人だかりができていました。

また、若者文化だけではなく、他の視点を広げようと思い、プラネタリウムにも行きました。
天体や宇宙については勉強しようとは思っていたのですが、機会が無かったので、全くの無知というか小学校の時の理科の授業で習った程度でしたが、テストの結果が悪かったこともあり、苦手にしていました。
しかし、今はYoutubeで簡単に見られるということもあり、事前に勉強をしてプラネタリウムに行くと、スッと入れ、理解も早くできていました。

何かきっかけがあったり、何かが起こることによって、自分が変わらなければならないことがあるというのがあります。
私は何度も経験をしていますし、これからも自分自身に起こったことに対応をしていかなければなりません。

今は詳細を書くことができませんが、もし進んだとすれば、大きな人生の選択をすることになります。

私自身は、まだ考えていなかったことでもありますが、考えてはいけない時期でもあったのです。
しかし、それが急に迫ってきた時に、自分はどう答えるのか、どう進めば良いのかを真剣にこの数日間考えていました。

今まで仕事だけ考えていたことであったのが、急に別の難問にぶつかった時に、ふわふわしている自分がいました。
これが仕事に対して100%で臨むことができない事情なのかと。
仕事に対して私情を挟まないことが正しいと思っていましたが、私情のレベルが高くなることによって、仕事にも影響をするということを学びました。

おそらく、解決までには時間はかかりますが、進展があればご報告をいたします。







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