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建設業に入ってすぐに頭を抱えたハナシ。

2016年7月。新卒から6年間勤めた東京のIT企業を退職し、地元浜松で父が経営する建設会社に入社しました。

父の会社に入ったのはもちろん会社を継ぐためだったので、建設業の仕事を覚えるのと並行して、会社の状況を把握する作業をする必要がありました。
そこで、まず直面したのが従業員の年齢構成が上に偏りまくっている問題でした。それもかなり。平均年齢はなんと54歳!!

これまでうちの会社を支えてくれたレジェンド達もすでに60歳を超え(再雇用)、居てくれてもあと4-5年?そして若手の採用についてはずいぶん長いことできていないという状況でした。
(土木課のある高校に指定校の願書は毎年出してるものの反応なし状態。高校生のみんなホントお願いしますね!)

さらにやっかいなことに建設業は新人が現場を見れるようになるまで良くて2-3年、土木の現場監督の登竜門的な資格である2級土木施工管理技士でさえ受験資格を得るのに指定学科以外だと4年半の経験が必要とかなり人を育てるにも時間がかかるときた。

んでこの事実に直面したボクはこう↓

まぢで採用頑張らないといっきに売上減るやん/(^o^)\

とまぁ、いきなり結構な不安が襲いかかったきたんですね。頭抱えてます、今も。

それからというもの、「どうしたら地方の中小建設業は人を採用できるか」、「どうしたらもっと会社のことを知ってもらえるのか」「若い人に興味を持ってもらうにはどうしたら良いのか」、色々な書籍読んだり、セミナーに行ったり、これまで無縁だったイベントに参加したりしながら現在もいろいろと試行しています。
ホントTry&Errorなんでまた効果が見られたら個別にnoteに残します。

これから迎える時代について整理する。

ここで改めて今後どういう時代に突入していくか整理しておきたいと思います。

これから日本は「人口減少・高齢化社会」へさらに突入し、圧倒的に労働者が不足していきます。団塊の世代が80歳を迎え、医療、介護にこれまで以上に人がとられ、従業員が突然親の介護で仕事が出来なくなる、といったケースも増えてくるでしょう。
こんな状況下で、若者からの人気が少ない建設業でかつ地方の中小企業のダブルパンチのうちみたいな会社は普通にしてただけじゃダメで、まずまともな採用なんて無理です。

さらに問題なのはうちの会社だけがうまく採用ができたとして、これまでのように生き残れるのか?という点にクエスチョンがつき始めたことです。

建築もそうですが、土木工事1つを完成するまでには、一つの会社で完結できることなんて稀で、様々な会社が関わってます。
うちのような現場監督を行う会社、施工を担う様々な専門業者、または1人親方、通行止めや車線規制などを行う際に車を誘導してもらう交通警備会社、機材のレンタル・リース会社などなど。このまま担い手が不足し続けて、上記の会社さん達の数が減れば、たとえ工事が受注できても施工ができない!なんてことになります。

実際、すでに交通誘導員の取り合いが始まっていて、誘導員が手配できないから工事延期!ということが身近でおこってます。工事を行う人はいるのに交通規制をかけるための誘導員が捕まらず工事ができない、、そんなの歯痒すぎる…

今年に関してはさらに悪いことに台風被害という追い打ちもあり、施工業者もパツパツで、仕事を任せたくても任せるとこがない状態になってます。

なので僕たちが置かれている状況は

自社の採用もしないといけないし、仕事をお願いする施工業者も新規開拓していかないといけないじゃん。どうすりゃいいのよ。/(^o^)\/(^o^)\

です。

ここまで悲鳴ばかり書いてきましたが、
とりあえずは少しずつでも前に進むしかないので、採用問題に関しては2018年入社として2人、来年2019年1月予定でさらにもう1人を予定しています。(すこし安心した。)

いずれも土木系学科卒や経験者の方ではなく、「建設業をやってみたい!」という意気込みと真面目な性格を持ち合わせた「未経験者」を採用してみました。これまであまりアプローチをかけてこなかった層です。
本音いえば一級土木施工管理技士をもった即戦力がほしい!なんですが、他所から即戦力を引っ張って、さらに定着してもらうには「働きやすくて給料も良い魅力的な会社を作る」ことが必要不可欠なので、まずはそこに着手します。

次に直面する問題は「どう育てるか」。

これまでは先輩監督について、体で覚えろが通用していたと思いますが、今の時代そうもいかなくなってきてるのが現実だと思います。教育の問題をしっかり考えないといけない。最短で即戦力に育てる教育の仕組みとツールを準備する必要があります。ホントやることが盛りだくさん(笑)
誰か助けてーー/(^o^)\

教育についてはまた考えがまとまったら後日書くことにします。

ボクの羅針盤

※ボク目線の行動指針を「羅針盤」という形でまとめます。

「採用と教育」、この問題を解決しないことにはこれからの時代の生存競争に打ち勝っていくのは難しい、というか無理。良い人を採用するためには、良い会社になること。まずは社員にも選ばれる魅力的な会社にすることを第一に考えて、次に起こす行動を決めていく。
また、協力会社の新規開拓にもとりかからなくちゃいけない。

問題は山積みだけど多くの建設業が抱えるこの問題を解けばだいぶ勝てると思うのでやります!!




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