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孤独を好む理由とは?

孤独の捉え方は人それぞれなのですが、心のどこかで「さみしい」と感じている人は、心底この孤独を好んでないのかもしれません。

これはややこしいのですが、例えば過去に「愛を求めた」けど「与えられない」という傷があった場合、学びとしては「愛は求めてはいけない」となった場合などです。

このような心の傷を愛着理論では、不安型と回避型(その混合)で説明します。

その中でも孤独を好むのは回避型なのですが、回避型こそが幼い時に母親などとの愛着がうまく築けなかった場合に、それが「教訓」のようになっていることが多いのです。

回避型.007

このイラストように左の「愛されたい欲求」これをアタッチメントシステムといいますが、これは回避型もあるのですが、それが「過去の学び」によって、ダメダメ!という指示が降りてきます。

これが上のイラストの右の「親しくなる前に離れろ」というような思考、これを離別ストラテジーがオンになって、半ば反射的に離れようとします。

これは、脳が覚えて何度も繰り返しているので、自分で自覚するよりも早く 反射的に反応しているはずです。

そして後で気付いたり、後悔したりしてませんか?

これに気づくだけで、反射的に行動した後に、例えば「離別ストラテジーが回ってしまった」などと自覚すれば、自分で自分の行為を詫びたり、反省して次に生かせたりします。

ただ、この離別ストラテジーの働きは非常に強いようで、こちらの動画をアップした時は特に男性の抵抗が強かったのを覚えています。

例えば「今のまま(回避型)で良い」というようなコメントです。

このことをコメントする辺りが、抵抗の強さを感じます。

本来はそこで頑張る(抵抗する)よりも、「そこまで私は強く抵抗が働いているんだな」……と気づくことが大切なのです。

または「よくこんな二重の作用(アタッチメントと離別ストラテジー)の中で生きてこられた」と自分を労ってほしいですね。

またこれを知った上で、それでも孤独を好むならそれは心の傷ではなく、一人を好む人であって「孤独」ではないと思います。

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