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480km離れた恋をした話

昨年の秋に起こった出来事を記事にするか迷ったのですが、やはり書いておきたいので書くことにしました。*プライバシーのため名前は控えます。


高校3年生の9月に彼女とはSNS上で出会いました。彼女は自分が住んでいる家の近くの高校に通っているというただそれだけの理由でフォローしていました(笑)
彼女をフォローして2週間と少し程経った日に初めてDMで会話をしました。話したきっかけは小さな事で、彼女が作文か小論文?(おそらく大学入試が近づいているためか)の練習か何かで鍵カッコは1マスに入るか入らないかでインスタグラムのストーリーにあげていてそれに反応したのがきっかけで話し始めました。彼女は以外にも自分のストーリーにも反応をくれて、彼女は自転車競技など全く知らないはずなのに自転車競技の出力値などをストーリー上げた際に『これなに?』と反応してくれたり、ビンディングシューズ(自転車競技用のシューズ)のボアダイアルにも反応したりと自分からわざわざ話しかけなくても頻繁に会話が続くようになりとても助かったのと嬉しかったです。それに、彼女とは次第にLINEも交換してお話しを始めました。彼女はガールズグループが好きで自分もよく知っているグループだったのでそれについてもよくお話しましたし、お菓子が彼女も僕も好きなのでその事についても会話をしました。彼女との会話は何週間か空く時がありましたが、仲良くお話しできていました。

こうして1週間に何通もお話ししていくうちに彼女の事が次第に気になっていき、彼女の返信が自分の生活、競技全てのモチベーションとなっていました。そんな楽しい会話を続けながら高校生活のラストを過ごしていたのです。ですが、僕はスポーツ推薦で大学に行くことが11月には決まっているので僕は3月に広島県を出る必要があります。なので、この高校の自由登校期間で会えたりしないかなぁなど思っていたのですが、勇気が出せず3月になってしまいました。彼女は地元の大学に進学予定なのでここでお別れとなってしまい、まぁSNSでまた話せば良いと自分は思っていました。

ですが、彼女は3月が過ぎるあたりでLINEとインスタが消えていて、もう連絡する事ができなくなりました。(後から聞くと機種変更による事らしいです)
自分はショックを受けましたが、距離も離れているし会うことは現実的に厳しいので、もう忘れようと思い諦めていました。その1ヶ月か2ヶ月か忘れましたが、彼女から突然インスタグラムでフォローが来ました。自分はびっくりしながらもフォローを返すことに。さらにその1週間後くらいに食べっ子動物というお菓子を彼女がストーリーに上げていて彼女とはお菓子の話を良くしたなぁと思い出しながらも思わずストーリーに反応して話かけました。すると、以外にも早く返信がきてお久しぶりだねと少しだけ会話をしました。そこからまたLINEを新しく交換してちょくちょく話していました。

そこから時は進んで9月のインターカレッジが終わり初めての夏帰省となり地元広島県に戻りました。広島県に帰っても練習は続けないといけないので自転車に乗っている時にふと彼女とは文章でしか会話をした事がないなと何故か今更思い始めてそこで初めて電話を誘いました。練習から帰ると『良いよ』と返信がありその日の夜に初めて彼女の声を聞きました。彼女はとても可愛らしい声で聞いているだけでとても幸せになり、いつも通り雑談をしたりして会話が弾みました。そこでなぜか、自分は舞い上がったのか『イルミネーション』に誘いました。返事は即答で『良いよ』と言ってもらえてその日は飛び跳ねるくらい嬉しくて夜寝れませんでした(笑)

その2日後にも電話をしこの日は23時を過ぎるまで電話していました。今思えばこの時間が何よりも幸せでした。(声を聞くだけで疲れが飛びます)

帰省期間が終わりに近づいている中、広島に居れる最後の日に彼女に会いたいとメッセージを送りました。彼女は以外にもokをくれてその日の夜に一年間メッセージでしかやり取りをしていないのですが、初めて彼女にお会いしました。最初はすっぴんだから会いたくないとメッセージで言っていましたが、なんだかんだ会ってくれたので嬉しかったのを覚えています。

彼女に初めて会った時僕は確実に恋に落ちました。今までずっと気になっていて会ってみたいなとずっとずっと思っていたのが現実になったこの事実がたまらなく嬉しく、なにより彼女はとてもとてもとても綺麗でした。公園のベンチに座り1時間と少しお話ししてその日はお別れをしました。この日は本当に人生の中で一番思い出に残ったと言っても過言ではないくらい心の底から恋をしたと実感しました。

岐阜県に戻りまたいつも通りの生活を送っている中で彼女とはいつも通りまたLINEをしていると突然『自分のこと好きなのか』と聞いてきて僕は逃げるように別の言葉を話して逸らせようとしました。ですが、そこからイルミネーションはお互い好きな人と行こうと言う話になり、イルミネーションは無しという流れになったので僕はたまらず
好きと言ってしまいました。

びっくりしたのが、そこから彼女と両思いになれたのが一番びっくりで少し疑う時もありましたが、そこからの日々はまるで恋人のように(いやほぼ恋人)電話やLINEをしていました。

ですが、そんな楽しい日々は長くは続かなかった。僕はこの480km離れた彼女と会えないのに精神的にも肉体的にも耐えれなかったです。
練習は身に入らないですし、頭の中は彼女でいっぱいになり、寄り添い合う事ができないと思うと涙が勝手に出てました。僕の頭の中で過ったのは大学を辞めれば彼女と一緒になれる。ですが、僕は彼女のために学歴と自転車を捨てて一緒になる勇気が出なかったです。スポーツ推薦なんか考えずに地元の大学に進学していればこんな事にはならず、楽しく理想の大学生活を送れたのかなと今でもずっと思います。僕はそのメンタルで生活をするのは厳しいと思い、彼女にもうこういった関係は終わりにしようと言ってしまいました。その際に彼女と僕の大学での女性関係についての話になり、そこで初めて彼女と喧嘩をしてしまいました。僕はこの時本当にスポーツで大学に進学したのをとても後悔しました。

年が明けた2023年でも彼女の事をいまだに思い出す事があります。正直忘れるのはかなり厳しいです。それくらい人生の中で一番本気の本気で恋をしましたし、大好きでした。こーやってぶつぶつ書いているのもしょーもないと思うかもしれませんが、このような出会いと本気にならせてくれた彼女には感謝するべきだと思っています。

長々と失礼しました。




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