INFPの個性を花咲かせる為に
皆さま、MBTIという性格検査って受検したことはありますでしょうか?
私自身、直近、性格検査のサービスを取り扱ってきた中で思うのは、性格検査は「自分の可能性を狭める」為に行うのでなく、「自分の可能性を拓く」為に使って欲しいなと思っております。
その上で、私自身は「INFP」と言う性格特徴でして、この性格特徴の方を輝かせるためには?と言う観点でnoteを書いてみようと思います。
そもそもINFPとは?
『I=内向型(Introverted)』
『N=直観型(iNtuition)』
『F=感情型(Feeling)』
『P=知覚型(Perceiving)』
上記4つの特性を持った人の事をINFPと言います。
INFPと調べると、「仕事出来ない」「社会と合わない」等のネガティブなタイトルの記事が多く出てきます。
ただ、共感力が高く、相手の立場になって考える事が出来る「INFP」の人は、これからの時代もっともっと求められると確信しています。
そこで、INFPである私の経験を元に、「INFPの強み/弱み」・「INFPが活躍しやすい環境/働き方」と言うテーマでお話をしていきます。
私が考えるINFPの強み
①共感力の先を行く「共鳴力」
INFPさんはきっと生きづらさを感じてきたと思います。「皆と同じ様にしなさい」個性を大事にするINFPさんにとって、この言葉ほど苦痛な事はありません。
きっと外界と触れ傷つく度に、自分の心と向き合ってきたのではないでしょうか?
前提として、そんなに自分と向き合ってる人は世の中で多くありません。つまりそれこそが「希少性」となります。
私はINFPの最大の強みは「共感力」の先を行く「共鳴力」なのではないかと思っています。
自分の心に敏感なので相手の心も察することが出来ますよね。そして、自分の想い、「もっとこうしたい」「もっとこうでありたい」と言う想いを沢山心に集めてきたのだと思います。
その「想い」の力と「共感力」を掛け算すると、物凄いパワーを発揮します。私自身はHR techの起業家の方と仲良くなり共に事業を立ち上げたり、共にコミュニティを築いたりする事が多いのですが、これは「共鳴力」が起因しています。
自分の想いと相手の想いを引き出し、結び、形にする力。これが共感力の先を行く「共鳴力」だと思います。
②言葉にする力
INFPさんの特徴として「言語化力が高い人」が多いです。日記を書いてたりする人が多いのも理由としてあるかもしれません。
何かの事象で生まれたプラスかマイナスの感情を、言葉にせずにはいられないのです。
私自身はこの「言葉にする力」に多いに救われてきました。例えば、転職エージェントと言う仕事柄、「スカウト」という仕事があります。ビズリーチ等で送られてくるやつです。
ほとんどの人はあれを「作業」と思ってされる方が多いのですが、私は「手紙」だと思ってやっていました。
その方の経歴を拝見して思った事、なぜお会いしたいか?一つ一つ言葉にして送る。その想いはしっかりと伝わるので、エージェント時代、スカウトの全社平均が1~1.5%程度だったかと思いますが、私は10%程度ありました。
想いを言葉にする力、相手の心に響くように言葉を紡ぐ力。これがINFPさんの強みの一つだと思います。
③好奇心旺盛
INFPさんは、好奇心が旺盛です。私の場合は特に「人」に対しての好奇心はちょっと人並外れていると思っています。
この人がこんなサービス出したんだ!どんな思いで出したんだろう?サービスを出すまでにどんな過程があったのだろう?と想像を膨らませます。
この「好奇心」は今後変化がより一層スピード早く激しくなっていく世の中において必須の「素養」であると言えます。
好奇心が高いという事は、新しく「吸収」し、古い考え方等を「更新(捨てる)」しているという事です。
テクノロジー等についても好奇心を高く持ち、どんどん新しいものに触れ、面白がれる力はますます重要になってくるでしょう。
私が考えるINFPの弱み
①感受性が豊かすぎる
INFPさんは感受性が本当に豊かです。オフィスで誰かが怒っていたら自分が怒られてる様な気分になる。友人の愚痴を聞くと自分について言われてるわけでもないのに消耗する。
この様に、刺激的な環境だとINFPさんが疲れてしまう要因が沢山あります。典型的な営業会社などはまさにINFPさんが消耗してしまう会社でしょう。
社内競争、部活の様なチーム意識、厳密なルール、目標達成を毎日追う日々。
これらの環境はINFPさんには刺激が強すぎる傾向があるので、注意が必要です。
出来ればリモートワークやフレックスなどの働き方を取り入れれてる会社で、自分の心のコントロールが出来る状態で働けるとベストでしょう。
②理想が高すぎる
INFPさんの特徴として「理想が高い」というのが挙げられます。理想が高いのは良い面もあるのですが、理想と現実を比較してそのギャップで思い悩むこともあるのでは無いでしょうか?
私も、まさにそうで、何をするにも理想が高いので「もっとこうでありたい」「この人みたいな仕事の仕方をしたい」と高く理想を掲げて、現実と比較してへこみます。(実際、人よりも上手くいってる事が多いのに。笑)
その為、INFPさんにお勧めの口癖は「まあいっか」です。
意識しなくても勝手に「理想は高い」ので、常に「もっともっと高く」と追い求めます。その為、意識的に自分の理想をコントロールしてあげる事が重要です。
③飽きっぽい
好奇心旺盛の裏返しですね。笑 INFPさんは非常に飽きっぽく、日々同じ仕事の繰り返しだと飽きてしまう傾向があります。
向上作業の様に、手順が決まってて、その手順通りに最短最速で取り組むような仕事は向いていないでしょう。
私が考えるINFPにとっての理想的な働き方
①個人事業主×サークル的働き方
下記は、「いい会社」はどこにある?という書籍の「社風マップ」です。
組織の特徴を4つに分けています。
私が考えるに、INFPさんに最も適した働き方は「個人事業主×サークル」と言う働き方です。
個人事業主集団は各自が自律的に仕事を進める傾向があり、自分で目標も設定し創意工夫をしています。この働き方はINFPさんの自律性や向上心が大いに発揮されやすい環境と言えるでしょう。
個人事業主に加えてサークルを付けたのは、INFPさんは自律的でありながら共感性も高いので、「フラット」な形で協働する等は得意です。また、好きな物が一緒だったり、想いが共通しているとINFPさんの「共鳴力」が発動しより働きやすい環境になるのでは無いでしょうか?
「自律と共創」これがINFPさんにとって最も働きやすい働き方の特徴と言えるでしょう。
②「新しいことに挑戦したい」「話を聴いて欲しい」というお客さんの役に立てる。
仕事をする上では「誰のために」やるのか?を考えるのは非常に重要です。その中で、INFPさんが最も価値発揮できるのは「新しいことに挑戦したい」や「話を聴いて欲しい、共感してほしい」お客様でしょう。
なぜなら、INFPさん自体がその様な人物だからです。常に好奇心高く新たな事への挑戦に目が向いていますし、人と「共感・共鳴」したいという事を願っています。
③上司との相性
これは科学しきれるものでもないですし、互いの歩み寄りが重要ではありますが、相性の良し悪しの「傾向」はあるのではと思っています。
その為一つの傾向としてご確認ください。
ただし、これはあくまで傾向ですし、仮に今上司の方がそうでないのならば、対話をしあい、求め過ぎず歩み寄り会う事が重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はINFPさんの強みや弱み、フィットする働き方と言う観点で書いてみました。
重要なのは、「INFPだからこれしかできない」等性格傾向を言い訳に使うのでなく、「こんな才能があるからもっとこんな可能性があるかも」「ここは苦手だけどこんな風にカバーできるかも」と、自分の可能性を拓ける様に性格検査は使う事が重要です。
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