見出し画像

丙申堂 IN山形

ずっと気になっていた丙申堂。

ちょっぴり悩んでいて元気がなかった夫を誘って
下2人も同伴して思い付きで行ってきました。


軒が好き。

建物自体も130年くらいの歴史があり
(やはり数字は覚えてられない。笑)
杉皮の上に石を敷き詰めた屋根が特徴的。
もう、この屋根は丙申堂を含めて2件しか国内に存在していないんだってー!!

杉皮石置き屋根というらしい、こちらの屋根には
約40,000個の石が使われてい20年くらいで葺き替えているとのこと。あと数年でその作業をリアルタイムで見れちゃうのかも。

葺き替え作業の様子を資料映像で見せていただいたけれどやっぱりすごーい!!

杉皮をたくさん使うから、しっかり葺き替えを見据えて
山の木々たちと調和して過ごしていたことを強く感じました。

そして

芸術!

デザインなのかと思ってしまうくらいに美しく
芸術的に組まれた梁は、計算され尽くされた構造で耐震にも優れているそうで。
現代よりも道具や機械が少なかったであろう時代に、こんなことを成し遂げてしまう先人の技術と想いに感動!

それに見合った木材が調達できることにも自然に敬意を払って大事に過ごしてきたことを感じることができました。

敷き詰められた石はまた洗って再利用されるし
再利用がきかなくても自然界に還るだけ。

とってもシンプル♡


杉皮の屋根

手間はかかるかもしれないけれど、どこを「手間」と感じて切り落としていくかはひとりひとり違う。

だからこそ、ひとりひとりがどう選択するかを
もうちょっとだけ考えてみたら豊かな自然は
ますます豊かさを取り戻す気がしました♡

そんなこんなで、本当は
「ちょっと悩み中の夫に気分転換してもらいたい!」という思い付きからの山形行きだったのに

終始運転と子どもたちのサポートで夫はいつもより疲れたかも(笑)ですが
私にとってはまた心も視界も広がる時間になりましたよ♡

翌朝、ひらめいた!と夫も悩みが解消したようで、何より♡終わりよければすべてよしっ笑

次はどこに行こうかな~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?