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音楽とは音を楽しむってことだ ♫ 〜 ドゥービー・ブラザーズとピーター・フランプトンによるエリック・クラプトン「レット・イット・レイン」のカヴァー ♫

本投稿のタイトルは、ちょっと改題するなら、音楽とは音を楽しむってこと、ってかちょっとトートロジー「もどき」だけど、音楽とは音楽を楽しむってことだ 〜 ドゥービー・ブラザーズとピーター・フランプトンによるエリック・クラプトン「レット・イット・レイン」のカヴァー。まぁどっちにしても、例によって長いね。因みにタイトル上の写真は、筆者が2017年4月26日に日本武道館でドゥービー・ブラザーズのライヴを観た後に、記念に撮った写真です。ピーター・フランプトンは生聴きしたことがないけれど、ドゥービーズなら 1989年に妻と、2001年に妻子と一緒に3人で、2009年のデレク・トラックスとのジョイントの時も妻子と一緒に3人で、2017年は単独で観て、計4回ライヴを観たことがある。この投稿タイトルそのままに、まさしく音、音楽を100%, いや 200% 楽しめると言いたくなるような、抜群にノリのいいコンサートをやってくれるのが彼ら。

あ、そうだ、クラプトンなら、1975年の2度目の来日公演の時、中学3年の時にライヴ生聴きしたのが最初、その後、大人になって以降、数え切れないほどの回数、彼のライヴを観てきた。筆者のギターもエレキの方は、自身の腕前からは考えられないレベルで勿体ない Fender USA's Stratocaster Eric Clatpton signature model, ああ、ほんと、マジで勿体ない。

Let It Rain (Eric Clapton) 〜 The Doobie Brothers with Peter Frampton ♫

一昨日、妻のお陰で、素晴らしいものを聴くことができた。直接的には「妻のお陰」、元を辿ると、ピーター・バラカンさんのお陰。バラカンさんと「さん」付けしたくなるのは、もちろん先方は記憶してるわけがないけれど、我々夫婦、そして当時高2だった息子は、バラカンさん(夫妻)に会ったことがある。

というか、正確に言うと、2009年7月に親子3人で東京ドームでのサイモンとガーファンクルのコンサートに出掛けた時、その時は席が運よくわりといい位置どりだったこともあって、開演前、自分たちの少し前の席にバラカンさん夫妻がいるのが見えた。バラカンさんの番組は "Barakan Beat",「ウィークエンドサンシャイン」共によく聴いていて(近頃たまたまリスナーとしてご無沙汰してしまっているけれど)、リクエストした曲がかかったことも何度かあるし、顔もネット上の何かで見たこととかあって、とにかく彼の音楽の嗜好にもその風貌にも馴染みがあった。それで、筆者はのこのことバラカンさん夫妻の席のところに歩いていって話しかけ、コンサート・パンフにサインしてもらったりしたのだ。終演後は、席を立って歩いてきたバラカンさん夫妻のところに筆者の息子が近づいていって、彼もコンサートのチケットにバラカンさんのサインをもらったりした。

先方は120%忘れてるに違いない、バラカンさんとの思い出、本投稿の本題でないにもかかわらず、字数使い過ぎたきらいありか(笑)。

話を戻すと、先週土曜朝、土曜出勤の妻が通勤途中クルマのラジオでバラカンさんの「ウィークエンドサンシャイン」を聴いていて、番組中にいまヴィデオが公開されているだけなので音源は紹介できないけれど、最近ヴィデオ・リリースされたドゥービー・ブラザーズとピーター・フランプトンによるエリック・クラプトン「レット・イット・レイン」のカヴァーが素晴らしいといったことを言っていた、とのことで、夕方帰宅した妻がそれを筆者に教えてくれた。

早速 YouTube チェックしたら、これが本当、素晴らしいの一言。いや、一言二言加えると、MUSIC は日本語では「おんがく」、「音楽」と言っていて、漢字で「音を楽しむ」って書いていたんだよな、「音を楽しむ」、というか「音楽を楽しむ」ってのはまさしくこれのことだろうと。

それと、ヴィデオを観た後、妻が筆者に、そう言えばラジオでバラカンさんが「心が温まります」っていうようなことを言っていたよと教えてくれたんだけど、それはまさしく筆者もそのヴィデオを観ながら感じていたこと、まさにそのままで。

本当、これは心が温まる。

今現在、YouTube のこのヴィデオのコメント欄の一番上、2週間前のコメントがこれ、

"If this doesn't make you smile, I don't know what will. Tom Johnston: your vocals are just heavenly, replete with spine-tingling awesomeness. And whenever I see Frampton these days, he emits such joy when he plays and sings, it truly warms the heart. Thank you gents for this magic."

ちょっと抜き出すと、"If this doesn't make you smile, I don't know what will ... And ... it truly warms the heart. Thank you gents for this magic."

Indeed って感じですね。

ヴィデオが公開された時にどかどかコメントが入ったようで、下にスクロールしていくと、やはり 2週間前のコメントの一つに、(例えば)こういうのもある。

"Absolutely the best times in America when these guys play(ed). Bring them back."

これなんか、昨今のアメリカ社会のある意味「荒涼たる」風景を思い浮かべると、うーん、こういうコメントしたくなる気分は太平洋挟んでこっち側の国に住んでいる、米英の大衆音楽(カタイねこの言い方は)を聴いて育った自分としても、分かる気がするなぁ、という感じ。

長い長い前置きはこのくらいにして、さぁ観てみましょう、聴いてみましょう。

Let It Rain (Eric Clapton) 〜 The Doobie Brothers with Peter Frampton

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

Bonus track 1: Let It Rain 〜 Eric Clapton with Leon Russell ♫

もちろんクラプトンのオリジナルは素晴らしいけれど、今日はドゥービーズとピーター・フランプトンの筆者にはやや意外に思えたカヴァーが素晴らしかったというのが本題なので、ここからはボーナス・トラック。

この曲は、クラプトンと Delaney & Bonnie の ボニー・ブラムレット(Bonnie Bramlett)の共作で、クラプトンがヤードバーズ The Yardbirds, クリーム Cream, ブラインド・フェイス Blind Faith を経て、ソロになってからリリースした最初のアルバム、そして、デレク・アンド・ザ・ドミノス Derek and the Dominos としてアルバム "Layla and Other Assorted Love Songs" (1970年11月)をリリースする前、1970年8月にリリースした、自身の名を冠した "Eric Clapton" というタイトルのアルバムに収められていた曲(因みにこのクラプトン のソロ・アルバム、ドミノスのメンバー 3人が全員参加している)。

あのアルバムにはピアニストとしてレオン・ラッセル Leon Russell も参加していて、この曲のピアノも彼かな(たぶん!!)。

Let It Rain 〜 Eric Clapton, from Clapton's 1970 eponymous debut solo album after his withdrawal from the Yardbirds and the breakup of Cream and Blind Faith

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

Bonus track 2: Blues Power 〜 Eric Clapton with Leon Russell ♫

同じアルバムに収められていた、クラプトンとレオン・ラッセルの共作。ピアノはもちろん、レオン・ラッセル。

Blues Power 〜 Eric Clapton, from Clapton's 1970 eponymous debut solo album after his withdrawal from the Yardbirds and the breakup of Cream and Blind Faith

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

Bonus track 3: Muddy Waters' Blues

ここで、The Band のラスト・ワルツの時の Muddy Waters with The Band による "Mannish Boy" LIVE in 1976 を取り上げるのは、ちょっとワケあり。

というか、この後の本投稿における「グリコのおまけ」への文脈上は Muddy Waters のパフォーマンスならどれでもいいんだけど、しっかしこれ、いつ聴いても、いつ観ても、素晴らし過ぎるなぁ。

Bonus track じゃなくて、グリコのおまけ(意味不明か) 〜 無神論者・我が一家による、キリスト教会でのブルーズ・スタンダード 2曲クラプトン・ヴァージョンの真似事カヴァー

だからですね、本投稿タイトルにあるように、「音楽とは音を楽しむってことだ」。というか、音楽とは、楽しむことだ。

だから、プロじゃなくても、演奏とか歌とか、楽しんでいいんです。で、何だったら、他人に聴いてもらってもいいんです。それが楽しければ。

本人たちは楽しんだし、幸い、あの日、聴いてくれた、観てくれた人たちも、楽しんでくれたとは思っている。

というわけで、もちろん、前章までに並べたプロの見事なパフォーマンスと比べたら、というか比ぶべくもない、言わば「雲泥の差」、というより、相手は雲は雲でもウルトラマンの故郷「M78星雲」と言った方がいいような、でもね、「泥」と言えば Mud, 形容詞なら Muddy, Muddy と言えば Muddy Waters, 前章の Muddy のパフォーマンスを観よ(素晴らしすぎる、あれはもう M78星雲にある泥です)、あのですね、英語で muddy the waters というと、(事態などを)混乱させる、という意味になるようです。

Tsuyoshi Yamamoto's mad and crazy ideas only muddy the waters of this chapter.

訳せば、

「山本剛の、発狂したかのような突飛なアイディアは、この章の中身をややこしくするだけだね」。

というわけで、我々のパフォーマンスは前章までのいずれと比べても、「M78星雲 泥の差」なんだけど、

しかしまぁ、筆者のギターとヴォーカルはさておき、妻のピアノはかなりの腕前、当時9歳の息子のハーモニカ、タンバリン、コーラスもなかなかのもんです、と夫バカ、親バカ、のセリフを書いておきます。

実際、妻のピアノに関して言えば、本当に、かなり、イケてます。親バカならぬ夫バカを加味すれば、素晴らしいを超えて、素晴らし過ぎる。


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