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家に”取りに来る”出品代行サービス『トリクル』 使ってみた & 分析

トリクルとは

https://triqul.jp/
売りたいものを簡単に出品できるサービスです。出品の流れは、集荷予約→トリクル専属スタッフに商品を渡すだけです。メルカリなどのフリマアプリでは出品や配送という行為に多くの手間と時間を取られます。トリクルはそのような出品者の手間を最大限削ったサービスだと言えるでしょう。面白そうなのでサービス公開初日に使ってみました。

メルカリとの比較 (2018-05-11現在)

使用レビュー要約

- 出品が非常に簡単。集荷依頼して家で待って身分証を見せてブツを渡すだけ。商品撮影、商品の説明、出品価格決め、値段の駆け引き、梱包、配送をしなくてよい
- 商品撮影をしなくてよいため、外出中でも集荷を予約できて便利
- 集荷予約時に時間指定が必要なので「その時間には家にいなければならない」という心理的負担がある。
- アプリが無いせいか、SMSが多用されている。電話番号認証、集荷予約完了通知、「今から集荷に行きます」連絡、集荷完了、全てがSMS。おそらく売れた時の通知もSMS。
- 少しでも高く売りたい場合はメルカリを使った方がよさそう。

使用レビュー詳細(時系列)

サービスが公開された5月11日の夕方。サービスのLPを見つけて、出品できそうな物が家にあることを思い出す。そのままSMS認証で会員登録をし、当日の22時~23時に集荷を予約。家で商品の撮影をしなくても外にいて集荷の予約ができるのが便利。集荷の予約が完了したら、SMSで予約完了通知が届いた。

22時前に帰宅。その時間に家にいなければならないという心理的な負担はあったが、集荷に来てもらえるのだから仕方ない。

21時59分、「これから集荷に伺います。通常20~30分程かかります。交通状況によっては前後する場合があります」というSMSを受信。

22時08分に呼び鈴が鳴る。思ったより早い。ドアを開けるとまず目に入ったのが、台車。その後、大きな黒いバッグを抱えたお兄さんを認識。とても話しやすそうな人だ。台車と大きなバッグを抱えて大変そう。

「受け取りに来ました」とのことなので、箱を渡す。「中には何が入っていますか」と訊かれ、「部屋の温度と湿度を表示できる温湿度計です」と答える。わざわざ台車や大きなバッグを持ってきたのに、こんな小さなもので申し訳ない🙇 ちなみに温湿度計は定価4,500円。

お兄さんが箱を大きなバッグに詰め込むのを眺めつつ、出品簡単すぎるなあと思いながら「これで終わりですか?」と訊いたところ、「あ、そうだ、本人確認が必要なので、身分証を見せてもらえますか」とのこと。お兄さん曰く、身分証で住所確認を行わないと出品者もトリクルも法律違反になるらしい。何の法律だろう。

お兄さんは身分証をスマホで撮影し、今後の流れを説明する。トリクルのスタッフがヤフオクなどで出品し、売れた場合70%が還元される。管理画面上から、商品の状況は確認できるとのこと。

最後に、お兄さんは「トリクルを何で知りましたか」と訊いてきた。ツイッターですと一言答え、終わり。

お兄さんが帰って数分後、集荷完了通知のSMSを受信。

サービス分析 & 予想

フリマ市場への挑戦
現在は出品に特化していますが、今後の展望として出品された商品をユーザがトリクル上で直接購入できるようなフリマ形式を検討してそうです。
メルカリやラクマなどのフリマ市場に参入するのが難しいとされている現状で、出品のコストを極限に下げて、出品の体験を最大化し、出品者を囲うところにフォーカスして勝負をしかけているように見えます。

既存フリマアプリに比べ、中高所得者の開拓ができる?
メルカリなどのフリマアプリに比べ販売手数料が30%と高いため、「少しでも高く売りたい」という場合には、多少時間をかけてでもフリマアプリを使うのがよいでしょう。中高所得者は比較的「時間」を節約する傾向があるため、時間のかかるフリマアプリをこれまで使ってこなかったという人も多いのではないでしょうか。トリクルは販売にかかる時間を極限に削っているため、これまでにフリマアプリを使っていない中高所得者にも刺さる可能性があります。

ネックは人件費?
トリクルのサービス運営には集荷スタッフと出品スタッフがいて、サービスが拡大するにつれ、必要なスタッフ人数が莫大に増えそうです。集荷については他社と組むようなことも検討されていると思いますが、それでもコストは大きく、ネックになるでしょう。

以上、使用レビューと簡単なサービス分析でした。気軽に出品できるという体験も楽しいですし、今後の可能性も大きいし、面白いサービスだと思うので応援してます👯

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