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#001けんやさん×DAISプロジェクト 自分に足りないもの

2021年後期のDAISプロジェクトに参加した、けんやさん(吉岡拳也さん)にお話しを伺います。
香川県の小豆島に住む女性起業家さんからのお題は「子どもが子どもらしく全力で遊べるPLT型フィールドをデザインせよ」。
転職して間もないけんやさんが、プロジェクトを通して実感したことは何だったのでしょうか?チームメンバーへのリスペクトが伝わってくるインタビューです!

【インタビューを受けてくれた人】
けんやさん(吉岡拳也さん) 20代 製造業 チーム名:(合)WWe
【インタビューした人】
あっきー(坂本亜紀)

ビジネスパーソンとして足りないスキルが具体的になった

【Q:プロジェクトが終わって2週間くらいたちましたが、DAISを振り返って、今感じていることを教えてください。】

「自分のビジネスパーソンとしてのスキルが足りてない」「こういうスキルを身に着けないといけない」とあらためて気付いたことがよかったなと。

まずはドキュメントスキル。今回だと特にパワーポイントで伝えるスキルです。あとは、情報収集力と、自分の考えをしっかり言語化する力。

そういう能力の重要性をすごく感じて、同時に自分に足りてないって実感しました。

ミーティングをしていても、モヤモヤすることが多くて。解決すべき事象に対して、ロジカルに説明できなく、伝わらないことが多かった。本業でも感じることがあるので、これはもう意識的に訓練しないといけないなと。今まで、漠然と思ってたことを、明確に突き付けられました。つたない言葉で発言していると、チームメンバーが意図を汲み取って「けんやさんが考えていることってこんなことですか?」って言いなおしてくれるシチュエーションが非常に多かったんです。

こういうところが会社で職務が上がってくると、推進力というか、組織を動かしたりする時に必要なんだなと思いました。そして能力不足を痛感しました。

答申先の建設中ログハウスでインタビュー

答申先に踏み込めきれなかった後悔

【Q:心残りや、後悔したことはありますか?】

あります(笑)

2つあって、1つ目は、自分のチームは最終的に一番低い評価だったことです。原因としては、答申先に伝わりきってない。というところがあると自分としては思ってて…。

すべて終わった後に、自分たちのチームが答申先との個別接点が一番少なかったと、答申先からのフィードバックで、知りました。

セッション3や、最終セッション前に、答申先ともっと踏み込んだ話ができていれば、10分という短いプレゼンの中で、やろうとしたことが伝わったのかなと思います。

【Q:なぜ個別接点がもてなかったのでしょうか?】

個人的に思うことですが、すごくいいチームだったんです。ある意味すぐれたチームという自負があった。頭が切れる人が多い。そこに酔いしれてる…とまでは言わないけど、自分たちの力だけで導き出そうとしていたんだと思います。最終的に、答申先に踏み込めたチームが今回採択を勝ち取っていると思っているので、心残りはそこです。

【Q:もう一回やるとしたら?】

2つあって、1つは、接点を増やしていきたいなと。

今回答申先とリモート飲み会やろうと話があがっていたけど、なかなかみんなの予定があわなかった。本気でそういうことをやって、すりあわせや情報交換できていたら、コチラの意図も伝えることができたと思います。

私自身、意見出しなどいろいろやってた中で、答申テーマに曖昧さを感じていて、そこが難しかったです。答申先がやろうとしていることが現実的じゃないなっていう考えが大きかったのもあって、最後までしっかり答申先に寄り添いきれたかというと、疑いの気持ちがぬぐいきれなくて…。それで接点回数が減ってしまったのかな。

もう1つは、本業と頭を切り替えて、DAISのミーティングに参加したいということです。本当に個人的にですが、今の会社に転職してきたところで、スピード感のあるインプット、業務のキャッチアップも多くて、その中でDAISもやってたけど、やっぱり仕事のことが頭から離れないまま、ミーティングに参加してしまうということがありました。チームのみなさんにも、結果にもいい影響を与えなかったなと…。

チームメンバーについて思うこと

【Q:けんやさんにとってどんなチームでしたか?】

お話し好きな人が多かったなー。楽しかったです。

あとは本当にみんな頭がキレる。だから自分が足をひっぱってました。途中で、このチームで自分の価値を発揮できているかなぁって不安になることも多かったです。

でも本当にすごくいいチームでした!

個人的になんだけど、

サケちゃんは、ドキュメントスキルが高い、そして早い。本業でもプロジェクトリーダーをされているので、方向性を決めて企画を推進していく力がすごくあるなと。

うっちーさんは、情報収集能力が長けてて、話し合いの起点・キッカケを作ってくれていました。答申先に一番寄り添っていたんじゃないかと個人的に感じています。

あまとさんは、最年少だけど、仮説思考力とか、ロジカルシンキングとか、そういうビジネススキルを、高いレベルで使いこなしているんです。島生まれの海外留学経験あり。ということもあり、いい意味でぶっ飛んでて、面白い角度からの発想がでてくるんです。最終アイデアの起点も彼でした。

各自がそれぞれ違った色で、違った価値を出していたんです。

出会った島の人たちは本能的に仕事をしている!?

【Q:会社から外にでてみて、社会の見方に変化はありますか?】

島に住んでいる人たちって、自由度が高い!サラリーマンみたいに、型にはまった感じがない。逆にサラリーマンは「周りからどう思われているだろうか」「会社の決まりだし」「暗黙の常識」そういう中で生きていることを痛感しました。

島の人たちって、すごく開放的。「自分らしく」「人間らしく」「生物らしく(笑)」「本能的」。そういうビジネスパーソンがいることを認知していませんでした。

本能的にそういう生き方をしている。島暮らしってそういうところがいいなと。良さが垣間見れました。

小豆島でチームメンバーと

あと転職した時に毎回思うのが、自分の能力が低いなって。今まではぼんやりと能力が低いなって思っていたのだけど、今回DAISに参加して、その「能力」が具体的になりました。

冒頭の通り、ドキュメントスキル上げないと企画が進まない。ロジカルに話さないと伝わらない。ということです。

いざ出来る人を目の前にして、自分の無力感も感じましたが、DAISに参加して世の中のすごい人を間近で見ることができて勉強になりました。

DAISは、自分自身を見つめなおすいい機会

【Qこれから参加する人にメッセージをお願いします。】

今、仕事でものすごくイキイキしている人も、なんだか上手くいってない人も、自分を見つめなおす、いい機会になると思います。

自分のいいところとか、自信をもてるところを、再認識できると思います。逆に、ものたりないなと思っている方でも、いざ世の中で活躍している人とチームになると、また違う方面から自分の課題がみえる。そういう意味で自分を見つめなおすいい機会になると思います。

あとは、自分もいつか運営側として関わりたいなと思っていて。今回DAISに参加して「どういう形で何を持って帰ってもらうか」をもっと明確にしてほしいなと思ったんです。なのでそういったところを運営側として考えていきたいと思いました。

人材育成、組織開発とか、そういうとこを伸ばせるのがDAISなんじゃないかな。


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