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2024年GWの気ままな旅〜伊豆下田と高崎

2024年もあっという間にゴールデンウィーク。今年も大型連休とか言われていますが、個人としては、全く予定を立てることなくゴールデンウィークに突入してしまいました…。

予定が無いなら休みの時間を使って読書でもしよう!と思ったのですが、自宅で読書するのはヒネリがないなぁ、と感じて、旅に出ることにしました。

仕事終わりの金曜日の夕方。とりあえず新幹線と宿を予約して東京駅へ向かうことに。

グランクラス最高!

さすがGW直前。夕方といえど東京駅の混雑はなかなかのもの。いつもよりも訪日観光客よりも日本人の方が圧倒的に多くて、そしてみんなスーツケースをゴロゴロしながら片手にお土産。みんな帰省するのかな?

さて、わたしは「たにがわ」という各駅に止まる新幹線で高崎を目指します。

東京駅の新幹線。バックの高層ビルがいい感じ

GWの前日だけあって、指定席はほぼ満席。せっかく読書するなら隣は人がいない方が嬉しいなぁ、と思い、「ここは思い切って!」ということで最高級席のグランクラスを予約しました。

入り口からしてすごい

新幹線に乗り込むと、車両の入り口からワクワクします。通常の客席を入り口が違う…高級感がただよいます!

グランクラスの車両に入って、また驚き。飛行機のファーストクラスのようなシート!

飛行機のファーストクラスみたい

料金が高いだけあってグランクラスは満席にはなっていませんでしたが、それなりに埋まっていました。

今回のグランクラスは、飲み物や軽食の提供がありませんでした。残念。ハーブティーに氷を入れて飲むのが好きなのですが、それは次回にお預けです。

高崎駅に到着

東京から新幹線に50分ほど乗ると、高崎駅に到着。高崎駅って不思議なんです。駅の構内に高校生がたくさんいて、たちながら話しているんです。駅なかで時間を過ごすことは、高崎の高校生の流行りなのでしょうか。

高崎駅前。歩道橋から撮影

高崎は冬の降水量の多さと梅雨時の日照時間から小麦の栽培に適した環境で、国内でも小麦の産地として有名です。やっぱり高崎に来たら、小麦に関する料理を食べようかと。

駅前をふらふらしていたら、「はらっぱ」というパスタ屋さんを発見。ピリ辛のトマトベースのパスタが売り、と店内に書かれていたため、王道に近い人気商品を選択。写真は、赤唐辛子とにんにくのトマトソースだった記憶が…

ピリ辛で美味しい。ソースがたっぷり

ちょいピリ辛だけど、チーズとにんにくがトマトにばっちり合っている感じでした。ボリュームたっぷりで、夜遅くにこんなに食べてもいいのかな?と少しだけ罪悪感。でも、とてもおいしかったです!


ドーミーイン高崎に宿泊

この日はドーミーイン高崎さんに宿泊。ドーミーインは大浴場があり、夜鳴きそばがありと、ユニークなサービスがあることが理由でここに泊まりました。

駅近のビジネスホテルという感じ

部屋は清潔感のあるビジネスホテルという印象でした。ビジネスホテルに泊まると出張なのかプライベートなのか、よくわからなくなる…

大浴場を楽しんで、夜鳴きそばをいただきました。ラーメンも小麦だし…と思ってお試しに。

無料で提供されるハーフラーメン

ハーフラーメンなのでサクッと食べれる量ではあるものの、おいらにとっては塩気が強すぎて、水を一気飲みしてしまいました。夜鳴きそばって、きっと、飲んだ後のシメのラーメンをイメージしているんだな、と改めて実感。お酒を飲んでいたらちょうど良い味のはず!事前にお酒を頂かなかったことに反省です…


上野東京ラインで読書。全線走破に挑戦!

この日が本命の読書日。せっかくだから景色が流れる環境で読書しようと思い、東京上野ラインのグリーン車に乗りました。

高崎出発時にはガラガラですが…

東京上野ラインは、たったの1,550円でグリーン車に乗ることができます。やっぱり始発から終点までグリーン車で制覇しようと思い、高崎から終点の熱海まで行くことにしました。

今回はJREのポイントでグリーン券を交換しました。600ポイントでグリーン券をゲットできるなんてステキです。

東京に近づくにつれてグリーン車はほぼ満席になります。オイラの横にも2〜3人が入れ替わり座っていました。GWは家族連れが多く、グリーン車も賑わっており読書に適している環境とは言い難いですが、それでも車窓の流れる景色を見ながら読書できる環境はいいと思います。

熱海に近づくと海が見える

東京から横浜を抜けて熱海に近くなると、電車は海沿いを走ります。向かって左側の座席が景色が良くておすすめです。この日はあいにくの天気でしたので、青い空はおあずけ。どんよりとした空でしたが、海はやっぱりいいですよね。

高崎から東京駅を経て熱海まで。3時間半以上の長旅でした。

読書しようにも車窓が変わることが楽しくて、半分以上は車窓を眺めていました…。


サフィール踊り子号で伊豆下田へ

熱海でランチしようと思い途中下車(SUICAには途中下車という概念がないから、正確にはただの下車か…)。

熱海駅周辺の混雑ぶりはとにかくすごい。どのお店も行列が長く電車の出発時間も考えた結果、熱海でランチするのを断念しました。コンビニでサンドイッチを買って電車に乗り込むことに。

サフィール踊り子号

熱海からサフィール踊り子号に乗り込みました。サフィール踊り子号は全席がグリーン車。せっかくグリーン車を楽しまなきゃ、ということで、行き先は終点の伊豆急下田。

電車に乗ったら終点まで乗りたくなる性格なんだろうな…

入り口からして豪華さが伝わってきます

サフィール踊り子は前面よりも入り口付近のデザインが好きです。これから乗るぞ!感があります。

3列しか座席がない

サフィール踊り子号にはプレミアムグリーン車という超豪華な座席があるのですが、満席で予約が取れず。一説には、販売開始からすぐに満席になってしまうのだとか。機会があったら乗ってみたいです。

伊東をすぎたあたりから乗客のみなさんが徐々に下車していきます。下田に近くなったら、車内はガラガラ。

下田に近づくにつれて空き席が増える

下田に近いところで、海の景色がとても素敵な場所があります。サフィール踊り子は2列シート(海側)の方がおすすめです。1列シートは山の景色ばかり見ることになります。


下田に宿泊

サフィール踊り子で終点の伊豆急下田まで到着。ちょっとだけ駅前を散策して、タクシーで宿へ。夕方になると駅前で待機しているタクシーの数も少なくなるのかな。最後の一台に乗り込みました。

今回は下田大和館に宿泊させていただきました。下田大和館は全室オーシャンビュー!やっぱり下田に来たら海でしょ!と思ってオーシャンビューにこだわりましたが、露天風呂付きの客室を予約し忘れた…かなり後悔です。

お部屋は綺麗に清掃されていて清潔感があります。

お部屋にはベランダもあって海が一望できます。本来はベランダが露天風呂なのかな

和室っていいですよね。年季が入った旅館であればあるほど味が出るなと思っています。

食事は18時半から。食事の時間が早いため、ランチを軽くして準備を整えていました。部屋での食事も可能ですが、あらかじめ予約が必要です。別途料金なのかなぁ。

乗り切らないくらいの食事
金目鯛の煮付け
あわび(ピンぼけした)
伊勢海老

下田と言えば金目鯛の漁獲量が日本一で有名です。金目鯛の季節は過ぎちゃったかなぁとも思っていたのですが、それでも美味しくいただけました。

この日は食事の後にマッサージをお願いして、下田について色々とお話を聞くことができました。

旅の情報源は、マッサージ師さんとタクシーの運転手さん。どちらも地元の方であることが多く、地元についての情報をたくさん教えていただけるのでオススメです!

今回も下田の観光について、いろいろとお話しを聞かせていただきました。


下田の海沿いを早朝散歩

翌日は天気もよく、朝早く起きて海沿いを散歩。下田大和館のすぐ下には多々戸海水浴場があり、サーファーのみなさんがたくさんいました。

とにかく晴れて良い天気。海に来て晴天ってとても気持ちが良い。

波がそんなにあると思えないのですが、サーファーさんがたくさんいました

漁港近くを散歩していると、洞窟のような場所を発見。下田の観光地の1つである龍宮窟!と思ったのですが、少し場所が異なります。龍宮窟はここよりももう少し南の方ですね。

船が通れるほどの広さです

旅館に戻って朝ごはん。想定通りのボリュームで、全部を食べきれませんでした。すみません…

何品あるのだろうという朝ごはん

朝ごはんを食べて温泉に浸かったら、チェックアウトまでは読書タイム。ベランダのベンチで読書することにしました。

晴れてて気候もよく気持ちいい!最高でした!

海を眺めながらベランダで読書できるのは最高!

11時のチェクアウトに合わせて旅館を後に。下田の散策(散歩)に出かけました。


下田の街並みを散策

さて、楽しみにしていた下田の街の散策に出かけました。下田は小学校時代に来たことがあって以来。街並みも以前に比べて静かになったなぁ、というい印象でした。

下田駅から歩いてみると、GWにもかかわらず人が少ない。そもそも下田市の人口は2万人足らずですから人口から考えても、決して大きな観光地ではありません。しかし、それにしても人が少ない…

下田の街並み

昭和な面影もあって、散歩を楽しめる街ではあると思うんですが…。穴場です!


ペリー艦隊来航記念碑

下田は、江戸時代の「日米和親条約」により開港された2つの港の1つであることは有名です。これにより、長い鎖国時代が幕を閉じ、近代化が徐々に進みました。

そういえば以前函館にも行ったことを思い出しました。その時もグランクラスに乗っているんですね。

下田駅から徒歩で15分ほどの地にペリーが艦隊を訪れて来航した記念碑があります。下田は外洋に面しているため、大型の戦艦で来航する地としては適切だったのでしょう。江戸幕府としても、横須賀だと江戸に近すぎるけど、下田なら距離もあるため多少は安心!という判断をしたようです。

ちなみに、ペリーが初めて来航したのは横須賀で、下田ではありません。

ペリー上陸の碑

ここはマリーナになっており、その背後に山が見えて、ほんわかする景観がとても良いです。

ペリー上陸の碑近くのマリーナを眺める

観光地とは思えないくらい人がまばらでした。ほぼ貸切状態です。おかげさまでステキな景色を小一時間くらい楽しみました。


ペリーロードを散策

ペリー来航記念碑から歩いてすぐの場所に、ペリオーロードと呼ばれる場所があります。下田には古民家が数多くありますが、このペリーロードには川沿いに古民家が残っており、歴史を感じる場所です。

川沿いに立ち並ぶ古民家

古民家ではカフェやレストランも多くありました。朝ごはんの量が多くてこの日はカフェを断念…。

ペリーロードは、川沿いから了仙寺まで続く道の総称です。当時の了仙寺は、ペリーが船から降りて、ここまで行進をし、この了仙寺で交渉ごとなどをしたそうです。

旧澤村邸

ペリーロードの海側に、旧下田町長さんがお住まいだった澤村邸が無料で公開されています。大正4年の建造物で、のちに下田市に寄贈されたようです。

澤村邸から見たペリーロード

澤村邸のなかからは、ペリーロードに向かってなかなかステキな景色が見れました。今では川沿いに住宅が建ち並んでいますが、当時は何もなかったのだろうか?と思うと歴史にタイムスリップした感じがします。古民家ってその当時の歴史を感じることができていいですよね。


下田でローカルご飯を巡るランチ

下田に来たら金目鯛が食べたい!と思っていたので、帰り道の住宅街のなかにあった「なかがわ」さんに立ち寄りました。

みるからに魚料理を提供してくれそうな外観

金目鯛は少しだけ季節外れかなと思いきや美味しくいただくことができました。写真は金目鯛の煮付けとお刺身のセット。2,800円なり。

金目鯛が1匹煮付けで登場!

金目鯛の煮付けに加えて、近海で獲れたお刺身もいただけて満足。宿でも金目鯛の煮付けが1匹じゃなかったけど、なかがわさんではまるまる一匹の金目鯛の煮付けが登場して満足っす。


おまけランチ

ちょっと時間があったので、道の駅下田に立ち寄り。ここに来たら下田バーガーだよな…と思い、ハシゴランチ。

金目鯛のフライがバーガーに

店内は行列でほぼカオス状態。金目鯛はフライも美味しいけど、やっぱり煮付けかお刺身かなぁ、と思ってしまいました。おなかいっぱいだったことが理由かな。


サフィール踊り子で東京へ

下田から東京へも、時間を合わせてサフィール踊り子を予約しました。全席グリーン車にもかかわらず満席。

おつかれさまでした

隣には「黒船電車」という名称の黒い電車が止まってしました。

サフィール踊り子には個室があります。いつか個室に乗ってみたい!でもその個室は全部山側の景色しか見れず展望席にはならないな、と思っていました。黒船電車には展望席があって、それが海側を向いている!

ということで、今回の弾丸旅行は終了です。もう少し計画的に旅程を組めれば楽しめるんでしょうけど、それはそれでまたいつか。

アテもなくブラブラすることが好きなので、今回の小旅行も十分に楽しめました!

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