見出し画像

カメラ・レンズ沼が深すぎて恐ろしい話(カメラ編)


はじめに

レンズ編はこちら。

2020年に娘が産まれて久し振りにカメラにハマった話を書いたが、本当に恐ろしいのはその後からである…

上記noteではCanonの6D Mark IIからR6を衝動買いする話までが記載されている。
ここでも既にレンズ沼にハマり始めているのだが、それに伴いCanonのボディが増える話や、FujiFilmやLeicaにまでハマってしまう話をしていきたい。
R6購入までは上記noteで触れられているので深掘りはせずさらっと触れる程度に留める。

CANON EOS 6D Mark II

沼の始まり。それはフルサイズの6D Mark IIを買ったところから始まった。
娘が誕生したタイミングでEOS90Dか6D Mark IIかで悩んだあげくフルサイズを選択したのが運の尽き。
やはりAPS-Cとはボケの量や暗所での撮影の素晴らしさにしばし感動していた。
レンズも初めてのLレンズや50mmの撒き餌単焦点で満足していた筈なのだが…

CANON EOS R6

カメラ関係のニュースをチェックするようになったタイミングでCanonからどうやらエポックメイキングな機種が出るという話を耳にする。
製品発表会をオンラインで見たが、事前情報にあったR5の性能と価格にため息をつきながら動画を見続けていたら最後に予期せぬR6の発表。
高画素に対してむしろネガティブな印象があったし、R5より価格も安くて高性能が手に入るならとCanonオンラインサイトで即予約をして購入。
発売初日は間に合わなかったが、2回目の生産ロットに間に合ったので比較的早く手に入れることが出来た。

R6の性能が素晴らしい事は以下の記事で述べているので割愛。

CANON EOS RP

R6に非常に満足していて、レンズも着々と増えていった。
(レンズの話はまた別記事で記載予定)

  • RF 24-70mm F2.8L IS USM

  • RF 35mm F1.8 マクロ IS STM

  • EF 35mm F1.4L IS USM

  • RF 70-200mm F2.8L IS USM

  • EF 100mm F2.8L マクロ IS USM

  • RF 15-35mm F2.8L IS USM

  • EF 100mm F2.8L マクロ IS USM

こうなると問題になるのがレンズ付け替え問題。
割と色々な焦点距離で撮影したくなるがボディが1つしかないといちいちレンズを付け替えなければならず、子連れだったりするとそんな時間もないという事でどうしようかと考えていたが、EOS RPというフルサイズで軽量で安い機種がある事に気付いてしまう。

しかも当時は最安値で10万ジャストくらいだったし、Canonのキャッシュバックキャンペーンもあり割とサクッと買ってしまった。
完全に沼の病人である。

軽量なサブ機なのにフルサイズという事でまんまとCanonの戦略に乗せられてしまう。
映り(特に暗所のノイズ)やAFは時代なりという感じだったが、メインはR6がいたので撮影のメインで使いたいレンズはR6につけ、サブで使いたいレンズをRPに付けて使う運用でしばらく過ごして満足していた。

CANON EOS R3

次にCanonから発表があったのはR-1(1-R?)ではなくR3であった。
出た当初はふーん。という感じで大きいボディを使うイメージもなかったし視線を検知してAF出来るなんて凄い(昔を知っていたのでむしろ懐かしい)機種が出たなと思っていたが、少し視線入力が気になったのでCanon銀座に行き体験させて貰う。

これが間違いだった。キャリブレーションという自分の目の動きをR3に学習させる事が必要なのだが、学習後は完全に未来のAFだった。
R6がいくらAFは優秀とはいえ、流石に自分が意図した構図やピントを合わせたい場合などは無理なので一点AFに切り替えて使っていたりした。
R3の視線入力AFは昔の視線AFとは全く別物であり、撮影者の意図(視線)のままにAFポイントを合わせられる事に気付く。これは像面位相差AFによりAF測距点が全面になったからこそ出来る物で他者のAFの10歩くらい先を進んでいる仕組みだと痛感し、購入したいと強く思ってしまった。
当たるわけないよなと思ってみんなの防湿庫マップカメラさんの新春福箱に申し込んだらなんと当選してしまい、購入出来てしまった。

CANON EOS R6 Mark II

R3購入に伴いRPを売却してR3とR6の2台体制になっていたが、CanonからR6 Mark IIの発表があり、代替えしておいた方が良いだろうと思いR6と入れ替えで購入。
あまり変わらないだろうと思っていたが、AFがR3から移植されたと思われる最新版になっており、AFの精度がより高まった。
AFの精度だけであればそこまで買い替えなくても良いかなという気もするが、便利なのは電源のON/OFFが右側に移動したことである。
とかく、子連れは荷物が多くなりがちで片手ですぐに構えてシャッターを切れるのは大幅に助かるポイントであった。
あと、地味に助かるのが電池の持ちが圧倒的に上がったこと。R6の泣き所はバッテリーの持ち時間だったのだが、それがMark IIになって格段に向上した点が嬉しい。

FUJIFILM X100V

レンズ編をご覧頂ければ分かると思うが、自分は35mmという画角が好きなのでちょっとお散歩の時に持ち出せるコンパクトカメラを探していたところ、X100Vを見つけてしまう。
昨今はTikTokの影響でX100Vの人気に火がついて入手が困難になってしまったようだが、自分は人気になる前に購入出来たので通常価格で買えた。
フルサイズ換算35mm単焦点だが、35mmと50mm、70mmにデジタルテレコンが内蔵されているので、意外と不便を感じる事もないが私はほぼ35mmで撮影している。
フィルムシミュレーションが懐かしい感じというか、昭和の写りを出してくるので非常に気に入っている。
R3とR6 Mark IIの2台を持ち出すほどではない時にこの35mmと望遠または広角レンズをつけて出掛けると大抵の撮影は間に合う。
但し、AFはCanonを使っていた自分からすると使い物にならないレベル。
AFが良くなれば化けるカメラになると思うのでX100Vの次の機種に期待。

余談だが、3歳の娘はこのカメラを愛用しており撮影も上手く、撮影後にプレビューを見せてくれるので順調にカメラが好きな娘に育っていると思う。

LEICA Q2

最上思考が強い自分はCanonで大三元(F2.8通しのレンズ)や望遠を揃えた後は物欲もそこまで湧かないし、Canonもフルサイズ以外のAPS-Cモデルに注力していて気になるものもほぼなく、X100Vを買ったくらいで落ち着いていたのでカメラ資金も貯まっていた状態で気になったのがライカ。

何故かYouTubeを見ていてもライカの虜になっている人も多くそこまで良いのかなと思い、コンデジでレンズ交換出来ないしレンズ沼にもハマらないだろうと思って思い切って購入。

AFはコントラストAFなので当然遅い(但し、FujiのX100Vよりは良い)し、ISOを上げた時のノイズが盛大に乗ってきたり、CanonやFujiと比べEVFがザラザラしていてファインダーを覗く度に撮影する気持ちが萎えるのだが、撮影後の画像を見てハッとする画に唸った。
なんというか、質感が他のカメラと異なるのだ。
背面液晶に映し出される画もそこまで感動したわけではなかったが、PCに取り込んだり、SNSにアップするとFujiのフィルムシミュレーションともまた異なった質感にいつもハッとする。

LEICA Q3

Q2を使っていてどうしても自分が気になるのがEVF。
YouTubeでもあまり指摘している人がいないが、自分はQ2のEVFだけはどうしても撮影意欲を削がれるのでライカストアに行きQ3のEVFを見せて貰うと圧倒的に美しい。シャッターを押した瞬間だけザラつくのだが、これはファームアップで改善されるかなと思う。
Q3が1年、下手したら2年待ちという状態でQ2を買って待とうと思ったのだが、新宿の北村写真機店に寄ったところQ3の中古美品が売られていた。
プレミア価格が乗せられていたが家を売ってあぶく銭が手に入るので購入。
店員さんに言われて気付いたのだが9/3でQ3の日ですねと言われ縁があったのだと思って買う事にした。

チルトになったという進化点が語られる事が多いが、自分はファインダーを覗くことが圧倒的に多いのでチルトになっている事はそこまで刺さりポイントではなかったが、EVF以外で嬉しかったのはUSB-Cで充電出来る事。
旅行時にバッテリーの充電器を持ち歩きたくなく、最近使っていたカメラはいずれもUSB-Cで充電出来たのでQ2はその点もストレスだったのだがQ3になって解消されたのが嬉しい。

Leica M11

Qシリーズを買った人は5割だか6割はM型ライカに行くという話があるとかないとか。
事実は知らないが、少なくとも自分はM11+APO-SUMMICRON-M f2/35mm ASPH.を購入してしまう。
FujiFilmはシルバーが良いのだが、ライカのシルバーには余り惹かれずかつ、ブラックがM11から軽量化されたという事で迷わずブラックを選択。

ライカはレンジファインダーにこそ価値があるのだという事をブログやらYouTubeで観て、ライカストアや新宿の防湿庫で試させて貰うが第一印象はそこまでハマる物ではなく、ふーんという感想であった。
購入後になぜレンジファインダーが楽しいのか少し分かってきた。どこかに書かれていたのだが、レンジファインダーとは車で言うMT車なのだと。自分の意図した通りにセッティングし、自分の思った通り、見たままを写し出すと言われハッとした。
自分は車が好きなのだが、車の何が好きかというとMT車で自分の思い通りに運転することが楽しいのだという事。
カメラも同じなのだなと思い、M型ライカへの道へ進んでしまったが後悔はしていない。
今はAFがないと困る場合(子連れのおでかけ等)以外はM11ばっかり持ち出している。驚くほどQ3の持ち出し頻度が減ってしまった。そして自分は35mmが好きなのでアポズミクロンの35mmは描写も繊細で画角もこれ1つで満足いっている。

まとめ

色々な遍歴になっているが、現在残っているカメラは以下の5台である。

  • CANON EOS R3

  • CANON EOS R6 Mark II

  • FUJIFILM X100V

  • LEICA Q3

  • LEICA M11

X100VはQ3とM11があるので売っても良いかなと思っているが娘が愛用しているのでしばらく持ち続けても良いかなとは思っている。こんなにカメラに全振りする人生になるとは思ってもみなかったが後悔はしていない。
誰かの何かの参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?