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やまねの塒日誌|vol.37|屋根瓦に関する ささやかな気づき

山陰の屋根瓦って、漠然とオレンジ色の石州瓦が多いのかなぁ、と思っていた。
なんとなく感じているのは、このオレンジ色は鳥取県東部とか、
島根県に多く 大山町のおうちに使われている屋根瓦は、
黒色のものが多い(気がする)。
そのときどき、トレンドがあったのかなぁ。

そしてごく最近気づいたのは、この黒色の瓦、よーく見ると、
真っ黒でツヤのあるものと、銀色っぽく鈍く光っているものと、
微妙に違っていること…!

なんでいままで気がつかなかったのだろう…!
それから、調べてみたのだけれど
オレンジ色のイメージの強い石州瓦は、
実はいろいろな色のものが生産されているということ。
色で見分けることはできないのか!
だから、大山町に多い黒色や銀色の屋根瓦も、実は石州瓦なのかもしれない。

おとなり、米子市の屋根たち。
あ、オレンジみっけ!

ちなみに、石州瓦で特徴的なオレンジ色。
「キマチ色」といって、島根県東部・出雲地方でとれる
来待石から作られた来待釉薬の色なのだそう。

石州瓦は高温で焼き上げていて、
水を通さず耐久性に優れ、寒さにも強いとのこと。
その土地の風土に合ったものが作られ、使われているのですね。
納得です。奥深き、石州瓦、屋根瓦。

今はまだ勉強不足ですが またそのうち、
家についての実用的なハナシも書けるようになりたい。

参考:屋根の学校/石州瓦工業組合


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