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読書委員長の日記#3〜昔の経済書の未来予測は当たっているのか!?答え合わせしてみた!(前編)

こんにちは。
読書委員長ことだいすけです。

遅ればせながら2021年1発目の投稿です。
本年も読書委員長の日記をよろしくお願いします!

今回のテーマは『昔の経済書の未来予測は当たっているのか!?答え合わせしてみた!』です。

21世紀に突入して早くも20年が経ちました。
スマホの登場、人工知能の発達、技術革新のスピードは上がり、世界はめまぐるしく変化しています。

数年後の未来ですら予測するのが難しい世の中になってきていますが、書店に行くと「●●年後の未来予測」、「20●●年の日本」のような未来予測を題材にした本をよく見かけます。

果たしてこのような未来予測は実際に当たっているのか?
ちょっと気になったので調べてみました。

今回は厳選されし3冊の未来予測本を検証します!!

まずはエントリーNo.1
「ビル・ゲイツ 未来を語る」(発行日:1995/12/1)です。

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こちらは25年前に出版された、マイクロソフト社の元CEOビル・ゲイツ氏が書いた経済書です。

発行日は25年前の1995年。マイクロソフトから「Windows 95」がリリースされた年で、急速にインターネットが普及したインターネット元年ともいえる年です。

当時、パソコンの普及率はわずか15%(※)で一般的にもまだまだ浸透していなかった時代です。
※参照:消費動向調査(内閣府)

そんな時代にビル・ゲイツ氏はどんな未来を描いていたのでしょうか。

なんとここには衝撃の内容が書かれていました!!

札入れ(ウォレット)とほぼおなじサイズのこのパソコンは、札入れとおなじようにポケットに入れて持ち運ぶことができる。メッセージとスケジュールを表示し、電子メールやファックスを読み書きし、天気予報や株式市場をモニターし、単純なゲームでも高度なゲームでもプレイできる。

なんとウォレットサイズのパソコンとして、スマホの登場を的中させています!
今ではスマホはここに書いてあること以上の機能が備わっていますね。

そしてもう一つ。

紙の通貨を持ち歩くかわりに、新しいウォレットが偽造不可能なデジタルマネーを保管する。だれでもウォレットPCを使って簡単にデジタル資金の支払いや受け取りができるようになる。

(中略)

デジタルキャッシュは人間同士の取り引きにも使用される。
息子に小遣いがほしいとせがまれたら、自分のウォレットPCから息子のウォレットPCに5ドル分のデジタルデータをすべりこませればいい。

おお〜
電子マネーなどの電子決済サービスの実用化まで当てています!!
「●●ペイ」などスマホ決済は現在では当たり前のように普及していますね。

さらに。

全ての情報は「情報ハイウェイ」(ネット)を通じてやりとりされる。音楽のダウンロード販売も実現する。
数千の映画をはじめ、事実上すべての種類のビデオソフトも同様にいつでも見たいときに見られるようになる。
特定の映画やテレビドラマのエピソードをリクエストすると、それが登録され、ネットワークを通じてデータが運ばれてくる。
これがほしいと指定すれば「はいどうぞ!」とばかりにそれが届けられる。

音楽のダウンロード配信やNetflexのような動画配信サービスの登場まで予測しています。

そして「パソコンの父」と称される計算機器科学者のアラン・ケイはこんな名言を残しています。

未来を自分で作ること。これが未来を予測するもっとも簡単な方法なんだ。

(中略)

未来を予測する最善の方法は
それを発明することだ。


まさにこの名言を地でいくビル・ゲイツ氏おそるべし、、、
25年後の未来をここまで明確に当ててしまう彼の頭の中はどうなっているのか、一度のぞきこんでみたい。

そして今回はビル・ゲイツ氏が圧倒的すぎて他2冊の紹介ができませんでした...笑

ということで後編に続きます!

次回は少し路線を変えた未来予測本を紹介する予定です。
お楽しみに〜!


つづく



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