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公開から45年『野性の証明』特殊部隊vs東北 角川メディアミックス左翼3


#映画感想文


陸上自衛隊奥羽方面隊特殊工作隊の山岳行動訓練。


青森、岩手、宮城にまたがる広大な北上山地の原生林に陸上自衛隊奥羽方面隊特殊工作隊が降り立った。




岩手県の山中の登山道。


陸上自衛隊奥羽方面隊特殊工作隊の味沢一等陸曹は過酷すぎる訓練に疲れ山肌から転落した。


一般住民との接触は厳禁とされていたが、味沢一等陸曹は登山をしている越智美佐子と遭遇してしまう。


越智美佐子は苦しんでいる味沢一等陸曹に水を飲ませた後、近隣の集落に助けを呼びに行ってしまう。








集落で皆殺し殺人事件が起きる。



発狂した男・長井孫一が村人を殺しまくる。


助けを呼びに行った越智美佐子も殺される。



発狂した男・長井孫一が自分の娘・長井頼子を殺そうとしていた。



長井頼子は「お父ちゃんば殺さないでけれ!」と味沢に頼む。



陸上自衛隊奥羽方面隊特殊工作隊の味沢一等陸曹は発狂した長井孫一から斧を奪い、長井孫一の頭を叩き割り、長井頼子を守る。


一人だけ助かった長井頼子。


皆殺し殺人事件犯人の娘・長井頼子であるが


長井頼子は「父ちゃんを殺したのは青い服の人」だと言う。


長井頼子は親戚に預けられるが、貧乏な親戚にとって長井頼子は迷惑な存在だった。






1年後、

特殊工作隊を辞めた味沢一等陸曹は生命保険会社に勤め、東北の羽代市にいた。


味沢は長井頼子を養子にして一緒に暮らしていた。








東北・羽代市にある航空自衛隊の基地に民間航空機が就航し羽代空港となった。


羽代空港ができたのは大場総業と大場一成の尽力であった。





東北・羽代市は大場総業の経営者である大場一成と大場一族が地方政治・地方経済を牛耳っていた。


大場総業、羽代ガス、羽代新報、羽代交通、羽代運輸など羽代にある企業はほとんど大場一族が経営する企業だった。


大場一成は3女1男で、末っ子の大場成明が大場グループを継ぐことになっている。








羽代空港民間航空機就航記念パーティで陸上自衛隊奥羽方面隊幹部と歓談する大場一成。


陸上自衛隊奥羽方面隊の陸将は大場成明を自衛隊に入隊するように誘う。


大場一成は血相を変えて「成明は大事な一人息子なので。」と陸将の誘いを拒否する。


大場一成は大場成明を溺愛している。


大場総業は洪水の多い低地の農村の土地を安く買い、その直後に河川改修・堤防構築が認可されて土地が500倍の値段に上がって大儲けした。




大場一成は暴力団・中戸組を用心棒として重用している。


暴力団・中戸組組長の中戸も大場一成に心酔し、大場成明を「若」と呼んで守っていた。






大場成明は社会人にも関わらず暴走族を辞めず、暴走族の総長として君臨していた。


味沢は越智朋子が暴走族に狙われ襲われている所を救出する。


味沢は暴力をふるわず、ひたすら耐えて暴走族を驚かせ退散させた。
























羽代市の花魁淵と呼ばれる渓谷から、ヤクザ井崎の妻の乗った車が沼に転落。


引き上げられた610日産ブルーバードには地方紙・羽代新報の立川記者の水死体があった。


ヤクザ井崎の妻の死体は無かった。


福島県警・羽代警察署の竹村捜査課長は立川記者の飲酒運転と断定する。


しかし立川記者は酒が飲めなかった。


立川記者は大場総業と大場一族を追求していた。



立川記者は記者は大場総業が洪水の多い土地を安く買い、その直後に河川改修・堤防構築が認可されて土地が500倍の値段に上がって大儲けしたことを追求していた。



土地を安く買いたたかれた百姓は抗議したが不審な死を遂げていた。



羽代新報の立川記者の同僚で、大場総業と大場一族を追求していた越智朋子は集落皆殺し殺人で死んだ越智美佐子の妹で、顔はそっくりだった。


越智朋子も大場一族を追求していた。


越智朋子の両親は反・大場一族で、羽代市を牛耳る大場一族から羽代市を救おうと選挙に出馬した。

しかし花魁淵で越智朋子の両親と羽代運輸のトラックが衝突、越智朋子の両親の車は渓谷に転落し越智朋子の両親は死んだ。











ヤクザ井崎は生命保険金を味沢に要求してくる。


ヤクザ井崎は10日前に妻の生命保険を契約したばかりだった。


10日前に契約したばかりの生命保険の支払いに対して支店長は不審に思い、迂闊な契約をした味沢を叱る。


味沢はヤクザ井崎に「死体が発見されないと保険金は支払えない。」と通達する。


激怒するヤクザ井崎。


ヤクザ井崎は「兄ちゃんでは駄目だ。支店長出せ!」と言い出す。


ヤクザ井崎は暴力団・中戸組組員である。



暴力団・中戸組・組長の中戸は中戸建設も経営し、河川改修・堤防構築の河川敷工事を担当していた。










味沢は羽代警察署に潜入する。


味沢は元・陸上自衛隊特殊工作隊で潜入は得意だった。



巧みに身を隠しパトカーが羽代警察署から出ていくのを待つ。



味沢は羽代警察署に保管されている渓谷に転落した井崎の妻の610日産ブルーバードを調べる。



井崎の妻の610日産ブルーバードにはプラスティック・コンクリートがあった。



プラスティック・コンクリートは堤防工事に使われる。



越智朋子は酒が一滴も飲めない立川記者は無理やり酒を流し込まれ殺されたと主張する。


越智朋子は、井崎の妻の死体は花魁淵には無いと推測する。



中戸組は堤防工事を担当していた。



越智朋子は堤防のコンクリートに井崎の妻が埋められていると言う。








岩手県警・宮野警察署の北野刑事が羽代市にやってくる。


集落皆殺し事件の犯人は発狂した長井頼子の父と断定された。


しかし北野刑事は味沢が陸上自衛隊奥羽方面隊特殊工作隊出身と知り、味沢が集落皆殺し事件の真犯人と思い込んでいた。


北野刑事は、味沢が頼子を養子にし、越智美佐子の妹・越智朋子のいる街にわざわざ引っ越してきたことが余計に怪しく感じていた。






大場総業に土地を安く買いたたかれた百姓が大場総業に抗議したが怪死した。


百姓の母である老女は執拗に大場総業・中戸組・中戸建設の工事を妨害する。




越智朋子は中戸組・中戸建設が担当する堤防構築工事現場の堤防コンクリートを掘る決心をしていた。


中戸組に見つかると殺される可能性がある。


味沢は自分が堤防コンクリートを掘ることにする。


味沢は一人でやるつもりだったが、越智朋子はついてくる。


堤防コンクリートを掘ると井崎の妻の死体が出てくる。


その時、中戸組のヤクザ井崎が手下を連れやって来る。


元・陸上自衛隊奥羽方面隊の特殊工作隊の味沢は中戸組のヤクザをボコボコにするが、越智朋子を人質に取られる。


その時、岩手県警・宮野警察署の北野刑事が現れ中戸組のヤクザを襲撃する。


福島ナンバーの50トヨタ・クラウンで逃走しようとする中戸組のヤクザ井崎。


味沢はショベルカーで中戸組のヤクザ井崎を狙う。


岩手県警・宮野警察署の北野刑事は味沢が中戸組のヤクザ井崎を殺すことを期待する。




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