理学療法士実習について

理学療法士における臨床実習の在り方が見直され、臨床実習指導者講習会が開かれるようになり、数年が経過しました。

以前とは異なり、指導者主体のかなり厳しい実習から、実習生主体の比較的取り組みやすい実習へ変化してきています。

私個人的に感じることは、
以前よりも過緊張な実習生が減り、楽しそうに取り組める学生が増えたな、と感じています。
これについて、私は良いことだと感じています。

私が働いている施設においては、同時期に複数名の実習生が来ていることがしばしばあり、実習生同士でのコミュニケーションも以前より見られやすくなってきました。
指導者によっては、『学生気分が抜けない』、『真剣さが足りない』と感じる方もいらっしゃると思います。
ですが、リラックスして取り組める環境を提供出来ていることは、決してデメリットだけではないと思います。
学生同士で意見を出し合うことが出来ます。相談しあうことで、互いの成長を促すことが出来ます。また、指導者に対しても、気軽に話が出来ることで、報告・連絡・相談がしやすくなります。
そして、そういった環境を提供することは学生のためだけにはなりません。
臨床で働くセラピストにとっても、今後入職してくる新人への指導にも活きてきます。コミュニケーションを取る勉強になります。実習生を受け入れるということは、決して実習生のためだけではありません。私も同時に成長させてもらっている、という感覚がここ最近強く感じられるようになってきました。

ということから、お互いにメリットも感じられると思っています。
ただし、なんでも許可してしまうと、それは本当に締まりがない日々となってしまいます。
私個人的には、注意することは苦手なのですが、時には指導が必要になることがあります。
あまりにも集中していない、眠気に負けてウトウトしてしまう、時間に遅れてしまう、など、社会人として本当に最低限の部分は守ってもらいたい気持ちがあります。

指導する側だけが大変になっていると勘違いしやすいですが、学生側も大変な部分があると思います。
最近では、ハラスメント防止の流れも当たり前になってきており、注意出来ない指導者も増えてきていると思います。怖いですものね…笑
ですが、そういったことから、必要な指導が得られにくくなっている学生達も、不利益があるのです。
指導されにくく、ある程度自由さがある中、自分自身で厳しさを持っていかなければ、学生ごとに大きな差が生まれてしまうと感じています。
ですので、これから実習へ臨む学生達には、自分で自分を客観的に捉え、自分で鍛えてあげられるような心構えを持ってほしいと思っています。

私が実習生を担当した際には、これを強く意識しており、実習を終えても自発的に学びを深め、成長できる人間に育っていってくれたら、と願っています。
これが、なかなか難しい…。
言い過ぎず、言わなさすぎず、楽しませつつ、緩ませすぎず、時には腕前を見せつけて…笑

こういったことが互いに成長していくこと、と考えています。

これから実習に行く学生達!
自分が成長出来るかどうかは、自分次第!
ということを忘れずに頑張って欲しいです✨


おわりに

なんだか、まだ文章とすることに慣れていません…
拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。
今後もマイペースに投稿していこうと考えています。よろしくお願いします。

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