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TURINGで完全自動運転EVをつくって「We Overtake Tesla」の夢を追うことにしました

はじめに

みなさん、あけましておめでとうございます。田中です。
先月末に書いたメドレー退職によせてをお読み頂いた方から「次は何するの?」というご質問を何件かいただいていたのですが、私、田中は本年1月〜「We Overtake Tesla」をミッションに掲げ、完全自動運転EVの量産メーカーになることを目指す、Turing株式会社の取締役COOに就任しました。
自身のキャリアとしても、医療業界から自動車業界、ITの世界からものづくりの世界、BtoBからBtoC…と、ほぼ全てがガラッと変わる大きな挑戦になりますし、そもそもTURING自体が、完全自動運転の実現、EVの量産、打倒Tesla…とかなりチャレンジングな目標を掲げている会社だったりします。
この新しい挑戦を前に、個人的に初心を記録しておくというためにも「僕がなぜこの挑戦を選択しようと思ったのか?」「TURINGとはどんな会社なのか?」についてnoteにまとめておきたいと思います。

今までのキャリアについて

僕にとってTURINGは5社目の会社です。業界や職種など、比較的一貫性のないキャリアを歩んできているのですが、今までの僕自身のキャリアについては節目節目で振り返っていますので、もし興味のある方は下記の投稿を読んでみてください。

TURINGという会社について

TURINGは下記の様な会社です。

  • 「We Overtake Tesla」をミッションに掲げ、完全自動運転EVの完成車メーカーを目指している

  • 世界で初めて将棋の名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である山本一成と、自動運転の名門カーネギーメロン大学でPh.Dを取得した青木俊介が共同創業

  • 設立は2021年8月。2022年7月にシードラウンドで10億円の資金調達済み

要するに、AIの第一人者と自動運転のスペシャリストがタッグを組んで創業し、完全自動運転EVの量産メーカーを目指している会社です。自動運転に関するソフトウェア開発ではなく、実際に自分たちでEVをつくる量産メーカーになることを目指し、さらに”あの”テスラを追い越すぞ、と公言している所がポイントです。

みなさん、こう説明されて直感的にどう感じるでしょうか?

「なんか凄い人同士で創業してるし、資金調達もできてるし、いけそうじゃん!」

と思うでしょうか?それとも、

「へ〜。まあでも普通に考えたら、無謀なのでは?あと、”We Overtake Tesla”ってなんか色々な意味で大丈夫?」

と思うでしょうか?おそらく多くの人は後者なのではないでしょうか?
創業者の山本一成から初めてTURINGの話を聞いたとき、僕もそう思いました。
ただ、ではなぜそう思っていた僕がTURINGでの挑戦を選択することになったのか?その経緯について少し振り返ってみたいと思います。

創業者山本一成との出会い

僕と山本一成は、5年来の友人で、出会いは今からちょうど5年前、医療関係者向けのセミナーでした。
彼は僕の一コマ前に、名人を倒した将棋AIの作者という立場で「AIが医療現場に与える影響」について、僕はメドレーを代表する立場として「遠隔診療の現状と今後の動向」について話をする、という機会があったのですが、そのセミナーが終わった後、僕は彼から唐突に話しかけられました。

山本「ねえねえ田中さ〜ん。さっき田中さんの話聞いてたんだけどさ、プレゼンめちゃくちゃ上手くな〜い?なんでそんなに上手いの〜?めっちゃ悔しいんだけど俺、完全に負けたわ〜」

田中「(え?何この人?ナメてんの?と思いつつ)まあ、僕、少し前までエバンジェリストやってたし、プレゼンは一応プロなんですよね…勝ち負けという意味では、プログラマには絶対負けないと思いますけど苦笑」

山本
「ほぇ〜、そうなんだ〜。エバンジェリスト…めっちゃ強そう!すげ〜。俺も田中さんみたいにプレゼン出来るようになりたいんだけど、どうやったら上手く出来るようになるかコツ教えてよ〜」

田中「え、コツ…?お、おう…」

たしか、セミナー会場は神田駅から徒歩10分くらいの場所だったのですが、どの様に話したら人を動かすことができるのか、僕の知るプレゼンのノウハウを彼に伝えながら一緒に神田駅まで歩いて帰ったのを今でも覚えています。
話をしながら、AIの領域ではある意味第一人者としてわかりやすい成果を出しているにも関わらず(なんなら個人として情熱大陸にも出ているにも関わらず!)、自分が興味を持ったことを常にゼロベースで学習しようとする彼のスタンスに妙に関心させられつつも、

「こいつ、めちゃくちゃ変なヤツだな…」

それが僕の彼に対する第一印象でした。

山本一成、変なヤツだけどすごくいいヤツですよ!


友人として過ごした5年間

そんな出会いを経て僕と彼は半年に一度くらい一緒に食事をする友人になりました。定期的に食事をする中で、彼が所属していたHEROZも、僕が所属していたメドレーも上場し、お互いの人生/キャリアのステージも変化していきました。
彼は上場後まもなくして、HEROZを離れ、彼の中での「Next Big Thing」を探す旅に出ていました。「将棋という閉じた世界ではなく、人類の実生活により大きなインパクトを残せることがしたい」「幸運なことに、個人として称賛される、お金を稼ぐ、ということについては十分過ぎるくらいの経験ができた。だから、そんな幸運を自分にもたらしてくれたこの世界に恩返しがしたい」彼は食事をしながらずっとそう言っており、僕はよく彼の壁打ちに付き合っていました。

山本「やっぱりデカい市場で何かやるべきだと思ってるんだよね〜。自動車…不動産…保険…、あ、そうそう、医療も。田中さんが今いる医療領域ってどう思う?」

田中「医療ね〜医療は課題も多いけど、規制とか、ステークホルダーが多くてマジで大変だよ」

山本「規制か〜。いや俺ね、人工子宮とかやりたいんだよね〜。だってさ、ある年齢の範囲の女性しか出産することができないって、絶対人類のカルマだと思うんだよ。不公平過ぎるじゃん?おかしいよ。テクノロジーで解決されるべきだと思うんだよな〜。田中さん一緒になんかやんない?」

田中「人工子宮…お、おう、機会があれば…」

この様な形で、彼の極めてピュアかつ大胆な話を聞くのは個人としてはとても面白かったのですが、僕自身はメドレーにおいて事業責任者という立場についており、比較的大きなチームを見ていたこともあり、彼と何かを一緒にやるということは全く想定していませんでした。
ただ、彼はいつか何か自分が納得できるテーマを見つけてそれに全身全霊で取り組むんだろうな、ということだけは確信していました。

だから、一昨年の夏、彼が共同創業者の青木さんと一緒に完全自動運転EVを作る!といってTURINGを立ち上げたのを見て僕は「完全自動運転EVか。とうとう山本くんは”Next Big Thing”を見つけたんだな。彼っぽくて良いテーマだな。僕も彼に負けない様に自分のフィールドで更に頑張ろう」そんな風に思っていました。

僕がTURINGに入ることを決めた経緯

そんな中、ある日山本一成から一本のDMが届きます。

実はちょうどこの連絡をもらった頃、僕の中ではメドレー内での事業部長の役割を引き継ぎ、自分自身は社内で別の役割につき、新しいチャレンジをした方が良いのではないか、とそんな機会を模索している所でした。
そんなタイミングではあったので、「何をやるかは置いといて山本くんと何か一緒にやるのは、純粋に面白そうだな」と思いました。(そしてそれと同時に誘い方雑過ぎじゃね?とも思いました笑)
ただ、TURINGという会社が上手くいくシナリオも、そしてその中で僕が何かしら活躍出来ているイメージも全く湧かなかったため、

と返信してとりあえずいつも通り食事に行くことにしました。
そして、おそらくその食事の場で「普通の人」が疑問に思いそうなことはほとんど彼に質問をぶつけたんじゃないかな、と思っています。

山本「俺、完全自動運転EVの量産メーカー目指すことにしたんだよね〜」

田中「それ見たんだけどさ、そもそも自動運転ってGoogleとかがかなり先行してるんじゃないの?今さら勝ち目あるの?」

山本「まあそうなんだけどさ、今自動運転やってる人達ってみんな『センサー』の人達なんだよね。ほら、車の上にグルグル回るの付いてるやつあるじゃん?あのグルグルで周りを認識して運転しようとしてるんだけどさ、そのやり方だとダメだと思うんだよね〜」

田中「というのは?」

山本「いや、人間が運転できるのってさ、頭にめっちゃいいセンサーが付いてるからじゃないじゃん?そうじゃなくて、見たことをちゃんと判断出来るからなんだよ。つまり人間って頭が良いんだよね。だから自動運転に必要なのはセンサーじゃなくて、脳。大事なのは人間くらい頭が良い人工知能を作ること。そして、運転が出来るくらい頭の良い人工知能を作れてる人達ってまだこの世界にいなくてさ、それって割と俺が得意な領域だし出来なくはなさそうじゃん?いずれにしてもセンサーの路線じゃだめなんだよ。」

田中「なるほど。でもそれだったら自動運転のソフトウェアを作ればいいんじゃないの?なんでわざわざ自分達で車をつくる必要があるの?」

山本「完全自動運転が実現出来たときの車ってさ、多分今と全然違う形になってるはずなんだよね。ハンドルだって付いてないと思うし。その時になってさ、自分達がベストだと思える車をゼロからちゃんとつくれる様になっていたいじゃん?」

田中「まあ、その心意気はわかるよ。でもさ、世界にはたくさん自動車メーカーがあるし、日本の自動車メーカーだってすごい強いわけじゃん?完全自動運転EVをつくるんだったら、既に車作りの圧倒的なノウハウを持っているトヨタとかホンダとか日産とかが頑張るんじゃないの?」

山本「今ってさ、世界中で色んなメーカーが年間1億台くらいの車を作ってんだよね。そういう他の奴らに出来ていることが俺らには出来ないっていう合理的な理由がなくない?あと、アメリカとか中国には何百社っていうEVスタートアップが出てきてるの知ってる?彼らはみんな『自分達には最高の車がつくれるはず』って、そんな『勘違い』をして一生懸命車をつくろうとしてるんだよね。日本って既存の自動車メーカーが超強いから、車に関することはトヨタが、ホンダが、日産が、やるはずだ。とみんながそう思っちゃっているんだけど、1社くらい『自分達が自動車メーカーになって最高の車をつくってやる!』そんな『勘違い』をした会社が出てきたっていいと思わない?そして俺は今、TURINGという会社でそんな『素敵な勘違い』をしちゃっているんだよね。どう?面白そうじゃない?」

田中「いや、めちゃくちゃ面白そう!とは思うよ。でもさ、勘違いだけじゃ勝てなくない?何か勝ち筋というか、他の自動車メーカーにはできなくて、TURINGにはできる、そんな仮説はないの?それがなかったらただの無謀な奴で終わっちゃうと思うんだけど」

山本「俺は『ソフトウェアとハードウェアが仲良くなればもっといい車が作れる』という仮説を持ってるんだよね。既存の自動車メーカーって、ソフトウェアエンジニアの社内的な地位が決して高くないし、そもそもソフトウェアエンジニアが働きたいという企業文化じゃないんだよね。だけど、これからの時代、いい車を作ろうと思ったら、ソフトウェアとハードウェアがそれぞれリスペクトし合いながら、高度に融合していかないと絶対にダメなんだよ」

田中「たしかに、そう言われてみると例えば山本くんみたいな奴が既存の自動車メーカーで働いてる所とか、全く想像つかないもんね」

山本「でしょ〜。ソフトウェアエンジニアって基本的にどれだけお金積まれても自分達を理解してくれない文化圏の人達とは働きたがらない人種だからさ。だからこそ俺はTURINGをソフトウェア文化を強みに持つ自動車会社にしたいと思っているんだよね。今TURINGにはかなり優秀なソフトウェアエンジニア達が集りつつあって、そういうソフトウェア文化をベースにしながら車作りをリスペクトする文化を社内に浸透させることができれば、その文化自体が他の自動車会社には真似できない強みになると思うんだよね」

田中「ソフトウェア文化をベースにした自動車会社をつくる…これは個人的にもしっくり来たかも!でも、車作りって、設備投資もそうだし何よりお金もめちゃくちゃかかるじゃん?スタートアップがどうこうできるレベルの話なの?」

山本「そう。それもある。そういう意味では俺たちはいわゆるベンチャーファイナンスを徹底的に駆使する(できる)立場にあるということも強みになり得ると思ってる。TURINGは創業8ヶ月でシードラウンド10億円の資金調達の目処がたっているんだけど、VCや事業会社の力を借りながら、一気に資金を集めて急速に生産体制や組織を立ち上げていく。もちろん今後もしっかりファイナンスが上手くいけば、という前提条件付きだけど、一点突破でスピード感を持って巨額の資金投下と組織編成をすることができる、というのは既存の自動車メーカーにだってそんなに簡単にできることじゃないと思ってるんだよね」

田中「なるほど。ソフトウェア文化とベンチャーファイナンスか…いや、他にも色々大変そうなことはあると思うんだけど、たしかにその2つを突き詰めていけばTURINGにも勝ち筋が見えてきそうだってことは何となく理解できたよ」

山本「あ、ちなみに実はその2つを徹底的に追求して大成功している自動車会社が既にあるんだけどね」

田中「え?そうなの?」

山本「うん。実はそれが、テスラなんだよね。あいつら本当にすごいよ。俺も今テスラのモデル3に乗ってるんだけど悔しいくらい良い車だもん。だからこそTURINGは”We Overtake Tesla”を目標に掲げることにしたんだよ。どうせやるなら世界で一番の自動車メーカーを目指したいじゃん?」

田中「でも、そんなすごい奴らをどうやってOvertakeするつもりなの?」

山本「まずは、彼らをリスペクトした上で徹底的に彼らの歴史と戦略を真似していきたいと思ってる。トヨタをつくった豊田喜一郎が当時フォードやシボレーを徹底的に研究してそれらを改良し、そして追い越していったのと同じ様に。でもまあ多分、それまでに奇跡を5回くらい起こす必要があると思うんだけどね。ただイーロン・マスクだって同じ人間だし、俺たちに出来ない理由にはならないじゃん?それに彼らだって完全自動運転はまだ全然実現出来てないからさ。俺たちにだってまだまだチャンスはあるはずだよ!」

田中「いや、なんか、もちろん細かい所で色々無理あるだろ、とかどうやんの?ってのはあると思うんだけど、山本くんと話していると、TURING、なんか頑張れば結構イケるんじゃないかっていう、そんな気がしてきたよ」

山本「おっ!ってことはもしかして、一緒にやる気になってきた?!」

田中「一緒にやるかどうかは別として、めちゃくちゃ面白そうだとは思ったよ!ところで仮に俺がTURINGに行ったとしたら何をすることになるんだろう?」

山本「それな〜。たしかに、そう言われてみたら田中さんに何をしてほしいのか全然考えてなかったわ。まあでもやることは何かあるんじゃね?とにかく一回柏の葉のオフィスまで遊びに来てよ!ガレージとかテストコースもあって、車をボコボコに改造して色々と実験してる所だからさ!」

田中「お、おう…苦笑 でも、まあ一回柏の葉まで遊びにいくわ!」

この様なやり取りを経て僕は後日TURING柏の葉オフィスまで遊びに行くことになりました。開発中の自動運転機能を搭載した車に乗せてもらったこともすごく印象的だったのですが、何よりもそこで働いているエンジニアやメンバー達が皆、とにかく楽しそうにワクワクしながら未来に向かって働いていると感じたことがとにかく印象に残っています。
そしてその日をきっかけとして、僕の中でTURINGという会社の挑戦を外からではなく、中の人として体験してみたい、と強く思う様になりました。
そこから、複数回にわたって山本さんや共同創業者の青木さんと会話をし、Slackにも参加して社内の雰囲気を見させてもらいつつ、さらに一部プロジェクトの役割を持ち夜の間にそれを実行したりしながら、TURINGにおける僕自身の役割についても徐々にすり合わせていき、今日という日を迎えるにいたりました。

TURING柏の葉オフィス、めちゃくちゃいい所ですよ!


僕自身がTURINGでの挑戦を選んだ理由

前述した山本との会話や柏の葉オフィス見学を経て、ある種情熱にほだされる様な形でTURINGで一緒に働くことを決めた僕ですが、なぜTURINGという会社に惹かれたのかを冷静に振り返ってみると下記の5つの理由が挙げられると思っています。

1.巨大なマーケットで戦っている


自動車産業の市場規模は世界で年間300兆円、国内では50兆円クラス。さらに国内の就労人口における約9%が自動車関連の仕事をしていると言われており、まさに自動車は日本の基幹産業。その基幹産業のど真ん中でスタートアップとしての挑戦をする、その勇気/気合/根性に心を動かされました。

2.人類にとっての「未来の当たり前」を作ろうとしている


おそらく未来の人類は「昔の人は車を自分で運転していたらしいよ。そして結構事故っていたらしいよ。車みたいな鉄の塊を自分で運転するなんて、信じられなくない?!」みたいな会話をしている、僕はそういう様子を想像しています。「未来の当たり前」を想像して、それを少しでも早く実現するために仕事をする。そうすると、とにかく面白いことが色々と体験できる。これは僕の前職であるメドレー(オンライン診療)でも、前々職であるGoogle(クラウドコンピューティング)でもそうでした。だからきっとTURINGでも面白いことが沢山経験できるに違いない。そんな風に思いました。

3.山本一成という人間がとにかく面白い


山本一成、とにかく変わってるけど面白いんですよ。あらゆることをゼロベースで考えているし、テクノロジーの可能性に対してとにかくポジティブ。そして病的に負けず嫌い。負けず嫌いのベクトルがそこら辺の人に向くこともあれば、人類のカルマや地球環境の未来に向くこともある。異常なまでにピュア。そしてめちゃくちゃいい奴。街で足が不自由で自分で歩けない女の子を連れたご家族を見かけたとき「技術がもっと進歩していれば、あの女の子もご家族ももっと普通に暮らせているはずなのに。彼らだけがその大変さを背負っているその不公平さが許せない。悔しい。俺にもっと力があれば」と涙ぐむ。そんな奴いなくないですか?そんな彼と一緒に人類の未来を切り開く挑戦をする。その機会にとても魅力を感じました。

4.関わっている人みんながワクワクしている


これ、TURINGに関わってみて本当にビックリしたんですが、社員だろうが、インターンだろうが、業務委託先の担当者さんだろうが、取材に来てくれた記者さんだろうが、本当に100%、全員がTURINGという会社にワクワクしているんですよね。そして気づいたらみんな、目を輝かせながらTURINGが切り開く未来について勝手に語り始めている。まだ社員が十数名しかいないスタートアップにも関わらず、この「ワクワク伝播力」は異常だな、と感じました。そしてもちろん僕自身も気づいたらめちゃくちゃワクワクしていたんです。いや、なんというか、40歳目前になってこんなに「ワクワク」って言うとは思わなかったんですが、社会の「ワクワク枠」であること。それがTURINGの大きな魅力です。

5.とにかく困難なことに挑戦している


ジョン・F・ケネディはアポロ計画についてプレゼンした、かの有名な「ムーンショットスピーチ」の中でこう言いました。

「我々は月に行くことを決めました。それはそうすることが簡単だからではなく、難しいからです」

TURINGも同じです。決して簡単ではなく、むしろ極めて困難な目標を掲げています。だからこそ面白い。だからこそ人生を賭ける価値がある。僕は強くそう思いました。

最後に

僕は「思い出理論」という行動原理にのっとってあらゆる意思決定を行っています。

これからTURINGで過ごす日々の中で、めちゃくちゃ嬉しいこともあれば、信じられない様なトラブル、悔しくて眠れないこと、できれば起こってほしくない様な修羅場…きっと色んなことが起こるんだと覚悟しています。僕自身、TURINGを大成功させようと一生懸命頑張りますが、もしかしたら全然上手くいかないかもしれない。こればかりはわかりません。ただ、一つだけ確実に言えることがあります。それはこれから僕がTURINGで経験するすべての出来事は、将来の僕自身にとって確実に「最高の思い出」になっているに違いない、ということです。
これから始まる僕のTURING DAYS、全身全霊をかけて頑張りたいと思います。

あ、そうそう。そして、このnoteを読んで少しでもワクワクを感じてくれた人へ。TURINGでは完全自動運転EVの量産メーカーを一緒に作る乗組員を大募集しています。

僕たちと一緒に最高の「思い出」を作りませんか?

柏の葉で僕と握手!


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