篠原 大也│24歳 癌闘病日記

『23歳で癌に罹患、24歳2月。癌に決着を着けた男』 24歳。美容師。 スーパーポジテ…

篠原 大也│24歳 癌闘病日記

『23歳で癌に罹患、24歳2月。癌に決着を着けた男』 24歳。美容師。 スーパーポジティブな僕だから発信できる主観と体験。 2022年2月2日から始まった癌との闘病生活をゆっくり自分の中で噛み砕き咀嚼し懐古しながら振り返る日記です。 貴方の心の1ページに何かを残せたら幸せです!

最近の記事

【24歳 癌闘病懐古録#7】

ご無沙汰しております久しぶりの回顧録更新です。 というのも大変嬉しい事に美容師忙しい😌 美容師って本当に楽しい。 改めて当たり前に日々を生きれてる事を本当に嬉しく思います。 さて、さて、 いよいよ始まるBEP療法。僕と癌の約210日間の戦争が始まります。 BEP療法開始7月12日。 長い闘いの火蓋が上がった。 僕が施される治療はBEP療法。 ブレオマイシン、エトポシド、シスプラチンと呼ばれる3種類の抗がん剤を使って行う。 1クール凡そ3週間。 その後1週間のインタ

    • 【24歳 癌闘病懐古録#6】

      ちょっと一段落付いてお休み頂いてました。 ここからは8ヶ月の闘病生活について。 お話していこうと思います。 7/11迄の8日間7/11が入院日、そこから12月迄闘病生活が始まる。 3クールの抗がん剤の後。後腹膜リンパ郭靖手術がある。 言ってしまえばたったの4ヶ月間。 口には出さず、顔にも出さず、誰にも出さずとも 不安じゃないわけが無い。 僕はまだ言っても新米スタイリスト。 美容師になっては4年目だが、 スタイリストになれたのは半年前。 しかもその間の1ヶ月は癌で空白。

      • 【24歳 癌闘病懐古録#5】

        さよなら右の玉おかえりシャバ無事に手術終了。 中々色々あった手術でしたが、初めての手術ってことを考えると中々エピソードになって良かったなと今では思ってます笑 そんなこんなでまぁ、痛い訳ですよ。 そもそも若い人の手術後はお年寄りの方より筋肉が多いいため痛みを伴うらしく、 まぁまぁ辛い。 歩けるようになるのに大体まる2日くらいかかりましたね、、 歩けるって言ってもびっこ引きながらですが、 ゆっくりながらもしっかり歩けるようになったの4日目辺りでしょうか? 3泊4日で退院し

        • 【癌闘病懐古録#4】

          初手術とさらば金玉。そんなこんなで迎えた2022.2/16. 人生初めての手術。 さらば右の金玉。 手術の予定は17時頃。 心を整える準備はあるな。 入院自体も初めての僕は色々な事が初めての体験で新鮮だった。 ざっくり病棟を案内してもらって、先生がやってくる。 「早速なんだけどお知らせがあって、」 「手術室が空いたから今から30分後手術するよ。」 なっなっなぁにぃ!!!!!! ドッドッドッと脈拍が上がる。 手術というものは体力を使う訳で早ければ早い方が言い訳だ。

        【24歳 癌闘病懐古録#7】

          【癌闘病懐古録#3】

          孤独と6畳...2/2の精密検査が終わり、 転移がない事が分かる。 腫瘍の大きさを考えれば転移していてもおかしくなかった筈だ。 不幸中の幸いとはこの事である。 明日にでも手術しましょう。 トントン拍子に話が進む。 だが、時代はコロナ禍だ。 手術や入院の為にはPCR検査を必ずしなければならない。 万が一や他の患者さんのリスクの為だ。 ただ、通過儀礼みたいなもので、 すこぶる元気な僕がコロナだとはお医者様含め誰も思っていなかった。 そう、無症状である。 幸い、お店の人

          【癌闘病懐古録#2】

          2022/2/2あと一つでゾロ目のその日は父の誕生日。 だが、生憎僕の今までの人生経験上それほど意識する事もなく。今思えばみたいな所である。 ただ1つ思うのは、 自分の誕生日に息子が癌になる気持ちはどんな気持ちなんだろう。 最悪なプレゼントを渡してしまったな。 そんな、親不孝な自分を少し憎む。 さて、そんな2/2。 勿論自分からしたら変わらず美容師の日々が続く。 まさか癌だと告げられるとは思ってない僕は お客様とお客様の予約の間に休憩を取りその時間で病院に向かった。

          【癌闘病懐古録#1】

          違和感と正体やべぇ寝坊した!!!! そんな朝だった。 いつもなら駅まで歩いて行く所を、こういう日はロードバイクで駅まで向かう。 駅まで2分、ホームまで1分。 間に合う。 最初からアクセル全開。だから最初は気づかなかった。 駅の近くまで行ってようやくサドルに腰を下ろした所電撃が走る。 痛い!金玉が痛いぞ。。。 まぁ、そんなの関係なしに時計の針は進む。 無事にお店に着いてようやく冷静になる。 明らかに痛い、、、右の玉が。 何食わぬ顔でトイレに入り。 恐る恐る確認する。

          【2/2xデーはじまりの日】

          今日から丁度1年前。 2022・2/2 荻窪の泌尿器科の先生に告げられた事を今でも覚えている。 「単刀直入に言うよ癌だね。」 23歳の僕にはあまりに突飛なセリフだった。 理解が追いつかない僕の頭は予約のお客様でいっぱいだった。 というか逃げたかったんだと思う。 お客様とお客様の間の時間を縫って病院に赴いていた為刻一刻と予約の時間が狭る。 詳しい話を聞いてる暇はない。 とりあえず代わりのものが聞きに来ますのでと 病院を後にした。 普通じゃない。 そもそも代わりに聞く方

          【2/2xデーはじまりの日】

          癌が教えてくれた、1人で生きてないってこと。

          どーも!どーも! 皆さんこんにちは!!!こんばんは!!! 無事手術も終わり退院して 22日から美容師に戻ります!!大也です! 美容師楽しみぃ!!!!!!!!! 全然人と会わなかったこの3週間 こうやって人は病んでくのかと、、思いました。 ですが、孤独を知った分 人との繋がり。他人に生かされてるという事を至極痛感しました。 温かさを知りました。 美容師という仕事を通して、、先ず、美容師という仕事を通して関わってきたお客様、仲間。 この全てに救われました。 僕が癌でハサミ

          癌が教えてくれた、1人で生きてないってこと。

          癌になって今のところ1番辛いこと

          お酒が飲めなーーーい!!!!! 1人で晩酌しながら作業したり、一人でBARいったり、 そのくらいにはお酒が好きです。 酒の種類はよく分かりませんが、、、(にわかでごめんなさい) まぁ、でもオミクロンでまん防だし、、 お店もやってないと思えるのが唯一の救い こちらは友達が働いてるBARに行った時に 教えて貰ったJIN。 めちゃくちゃ飲みやすくて。美味しかったなぁ、、 実はトラウマもあるJIN😭でもでも、僕、こうやってJINを好きって言えるようになったのはこのBARの友達の

          癌になって今のところ1番辛いこと

          『死にたくない。生きたい。生きたい。』

          どーも、初めまして!美容師をしてます、 篠原大也です。 私、23歳にして精巣癌になりました。 え?!癌?!まぁ、なっちまったものはしょうがない、、、 早く手術すれば問題ないらしい、、、、 ただ、人生そう簡単にはいかないもので、 オミクロン株の感染拡大……これにより僕の手術2週間ほど先送りになりました、 誰も悪くなく、悪いやつがいるとすれば 神様ってやつで、、、 俺、、日頃の行いそんなに悪かったかなぁ?! 食生活は確かに最悪だが、、、なんか、、考えたり いつ死んでもい

          『死にたくない。生きたい。生きたい。』