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【舞台スタァライト】出逢ってしまったの……舞台少女のキラめきに【♯4感想】

2/25と2/27に舞台「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#4 Climax」を観劇いたしました!

1月にめちゃくちゃ劇場版スタァライト観てもう合計20回以上観てる中、ふと「あれ?舞台の方……まだ生で観てなくない?」と気付き2月開催の♯4への参加を決意。
とっくに先行分は締め切られていたので一般販売を取ろうと思ったら販売開始時刻をすっかり忘れていてもう3階席しか残っていないような状況に……

もちろん土日は即埋まってしまったので「もうええわ!!仕事なんて休む!!」と月曜昼間の回を買ったらその日の夜になんでか知らないが土曜の夜の回のチケットが復活していたので「初めてのスタァライトの舞台がクソ席だったらやだな……」と思い土曜のチケも買っちゃいました。財布は死んだ。


そして、やってきた公演初日の2/25。
たった2週間前にアイマスMOIW2023というとんでもねえライブに参戦したせいでスタァライトの予習どころか脳内に未だにアイマス曲が流れている状態で大丈夫か俺。

撮影してる人、みんなクレーンゲームのぬいで撮ってた。
俺も頑張って取った方がええのか….?

3階席なので開演の30分前ぐらいに入場。
着席してみると、なるほど手前にある手すりがちょっと邪魔だけど舞台のど真ん中を遮るほどではないし姿勢良くしてれば十分舞台全体を見られるので思ったほどクソではなかったです。
ライブパートで振るペンライトもちゃんと持ってきたし、準備万端!
開演直前にBGMの音量が大きくなったら皆一斉に拍手!「あ、こういうとこアイマスのライブと同じなんだ!」となってちょっと嬉しくなりながら、舞台の幕が開く!!

総評

すっっご………これが、舞台……これが、舞台少女の……キラめき……!!


いやね、過去の舞台映像が公式で無料配信されてた時に視聴はしてたのでアニメ版とはまた微妙に違う舞台版のみのキャラクター性や空気感、殺陣の凄さは知ってたんですが、やはり映像と生の観劇は全っっっ然違かった……!

舞台が始まった時に「ほ、ほんとにいる……!華恋やまひるちゃんに双葉に天堂真矢が……!」って謎の感銘を受けたし、歌唱パートはみんなめっちゃ踊ってるのに全然歌声もブレたりせず「うわ歌うっま!!」ってなったし、レヴューパートも10人以上の演者さんが入り乱れ殺陣やフォーメーションをこなすし、舞台パートが終わった後のライブパートではあんなにレヴューで動きまくってたのにまったく動きのキレも衰えず元気いっぱいに歌いまくるしでどうなってるんだ……???
しかも今回はこれを1日2回も上演するんでしょ!?舞台によっては1日3回やる作品もあるらしいし、舞台俳優の人たちって本当に凄い……
メインキャラは勿論、誰かが歌う度「歌うっっま」「え?歌うっっま」「は???歌うっっっま」ってなってました。当たり前かもだけど生で聴くと本当に歌や演技、ステージ演出に圧倒されっぱなしでした。

ストーリーとしては、卒業を間近に控え各々の進路も決まったりする中、やはりまたロンドンに行っちゃうひかりと自分の行く道に未だ迷いや不安を拭えない華恋…というところから始まります。
世界最高峰の新国立第一歌劇団に受かりはしたもののその圧倒的なレベルの高さに打ちのめされそうになるまひる・双葉・真矢、世界へと歩を進める純那・なな・クロディーヌとシークフェルトの晶・ミチル、実家を継ぎ修練を積む香子、違う進路に進んで小春や凉に忘れられるのではないかと不安に苛まれる氷雨、各々の想いが交差した時…レヴューの幕が開く!
レヴューパートに突入する前の日常パートでもそれぞれの悩みや葛藤が歌・演技・照明などの演出でしっかりと表現されててとても見応えがありました。でもただ重い話が続くんじゃなくてキャラクター達のちょっとした掛け合いや台詞、動きなどでつい客席から笑いが漏れるシーンもあったり…
と、感想がとっ散らかる前に印象に残った点をいくつかピックアップして書いていこうと思います。

  • 天堂真矢

過去の舞台映像でも「震えているんでしょう?」ってめっちゃ煽ってきたり「許しません……柳小春ゥ!!」などアニメ版や劇場版にも負けない、強烈に印象に残る演技をしている天堂真矢with富田麻帆さん。

今回の見どころとしてはやはり、レヴューパート開始直後のシーンでしょう。

レヴューの舞台に招待されたまひる・双葉・真矢だが、迷いの中にいる3人には舞台は何も応えてくれない。レヴューのタイトルすら与えられない。
だが、「与えられなければ何もできないなんて情けない!」と言って天堂真矢は無音の舞台の上で「Star Divine」をアカペラで歌い出す。その歌声に呼応するかのようにまひる・双葉も歌い出し、彼女の達の激情は再び燃え上がり舞台装置が動き照明が彼女達を照らし出す!!

シーンとした舞台の上で富田麻帆さんが「Star Divine」をアカペラで歌い出した時は「……!!」と鳥肌が立ちました。そこから曲のメロディや舞台演出が追加される展開は彼女達の舞台少女としての魂が再生産されたことがはっきりと分かりめちゃくちゃに燃えました。3階席でこれなんだから1階の演者さんの顔もはっきり分かる超スタァライト席とかもっと凄いキラめきを浴びてるでしょ……

あと戦闘シーンの時の構え、深っ!!腰めっちゃ落としてる!!なにあれ!?!?腰、地面にめり込んでんじゃねーの???ってぐらい深くて何度見したか分からん。


  • 雪代晶

青嵐主役の舞台を無料配信で見たのが雪代晶とのファーストコンタクトなのですが、その「女跡部景吾」と言っても過言じゃないくらいめちゃくちゃに立ってるキャラクター性にびっくりして「雪代晶……おもしれー女」って思ってたんですけど、今回の舞台でも存分におもしれー女っぷりを発揮しててとても良かった。日常パートで観客から出た笑いは8割方彼女のシーンだった気がするw

・「シークフェルトの後輩達のためにこの雪代晶の銅像を作るか…!?」
・「これからNYで私の世話をしてくれる星見純那だ」
・「この激辛ソースがあれば私は生きていける」(NYへの荷造り中の台詞)
・「しかしホットくんが…!」(クソデカい唐辛子のぬいぐるみを無理矢理カバンに入れようとする)
・ミチル「どっか遊びに行ってさ、一緒に写真撮ろっ!」晶「偉人の写真か!」

とか思わず笑ってしまう挙動や言動をしてたかと思いきや、レヴューパートになると初見のはずの聖翔のコロス達をその圧倒的な"王者の威厳"で屈服させ自らの配下にしてしまうというカリスマぶりを見せつける。なんなんだ雪代晶お前、強すぎるだろ。
Twitterで感想漁ってたらどうやら千秋楽ではミチルと協力してホットくんがカバンに入ったってマジ!?どうしよ、配信のアーカイブ買おっかな……


  • 愛城華恋

これまでの舞台で座長を務めてきた愛城華恋with小山百代さん。
日常パートでの元気な華恋は勿論、迷いの中にいる時の表情やレヴューマスターとして立ち塞がる堂々とした立ち振る舞いなどすべてが高いレベルで仕上がっているように感じられて目が離せませんでした。

レヴュー後半でコロス達に腹や背を攻撃されピンチに陥るシーンでは「うっ!痛そう……」って思うと同時にその鬼気迫る姿に「美しい……」とも思ってしまいました。

ここの「走駝先生!私達はこれから揃いの服を脱ぎ捨てて違う色の服を着て歩いていきます!隣にいる仲間達の悲しみや苦しみにすぐに気付いてあげられない!だからせめて、みんながそれぞれキラめいてなきゃ!!」って台詞がとても胸を打ちました。
卒業や別れをこんなにも熱く言い表すことが出来るんだ……とちょっと泣きそうになったくらい。

レヴューパートでは本公演テーマ曲である「綺羅星ディスタンス」を歌いながら皆戦っているのですが、落ちサビで唯一スポットライトを浴びる中「瑠璃も玻璃も照らせ」と劇場の天井を貫く程力強く歌う小山百代さんの姿にただただ圧倒されました……強っっっよ………

YouTube Musicで「綺羅星ディスタンス」を流しながらこの記事書いてますが、あの百代さんの歌声をぶつけられた後だとCD音源じゃ足りない…!と感じてしまう……
そうか、これが、舞台少女のキラめき……これが「眩しい」ということか……


  • ハケの時のイチャイチャ

ライブパートが終わりカーテンコールも済み、舞台からハケていく出演者たち。
このハケのとこはアドリブなのか、左右に分かれていく百代さんとみもりんが退場前に振り返り顔を見合わせ「ん?ん?」「なにする?なにする?」みたいな顔をw
そして百代さんがおっきなハートを描いて投げキッス!それをガシッ!と両手で受け止めるみもりん!歓声を上げる客席!というやり取りをしていましたw

上記のが2/25公演のことで、2/27公演では当日が大場なな役・小泉萌香さんのお誕生日!
カーテンコールの時にみんなでもえぴに「おめでとうーーーーーー!!」と声を届けられたことが本当に嬉しい……!
退場の時に「残って残って!」と言われて百代さんの代わりにもえぴが最後にみもりんと2人っきりに!
「どっちやる?どっちが投げる?」みたいなジェスチャーを何回かした後、みもりんがケーキを作る動きをして投げキッスならぬ投げケーキ!もえぴもしっかりキャッチして会場が再び拍手に包まれました☺️
みもりん、ちゃんとケーキ作る時に「おいしくな〜れ❤︎」のハートマークも注入してました。かわいい……💞

チケット買った時は小泉萌香さんの誕生日なんて全然知らなかったのですが、2/27にしか見られないものが見れてとても良かったです。同じ演目でも全く同じ舞台なんて無い、ってこういうことを言うんですねぇ……


上記以外にも初見では見逃していたまひるちゃんのバトン投げを2回目でちゃんと観測できて「すごっ!!」ってなったり、雪代晶のショータイムやクロディーヌのアフタヌーンパーティに急にぶっ込まれてもすぐに順応できるほどアドリブ力高くなった星見純那に劇場版からの成長を実感したり、ライブパートで最後の曲の間奏で出演者が客席の通路を通ってファンサし始めるのを見て「うわー!そんなことやるんだ!?そりゃみんな超スタァライト席取るわ!」ってなったりなど感想はたくさんあるのですが、キリがないのでここら辺にしときます。

しかし、こうして生のスタァライトの舞台を観劇してしまったらもう、知らなかった頃の自分には戻れないのよ……
アニメ本編の星見純那の「舞台に出逢ってしまった」って言い回しが泣きそうなくらいめっちゃ刺さってるんですけど、今の自分がまさにそれです。『出逢ってしまった』んです、舞台少女たちの……キラめきに……!

九九組も新プロジェクトが企画されてたり2020年にあえなく中止となってしまったバンドライブの再生産などまだまだスタァライトの勢いは止まりません。

6月にシークフェルト中等部の舞台もあるようですが、日程的にシンデレラのライブとガン被りなのでちょっと現地は難しいですが今後もチャンスがあれば観劇していきたいですね。


ありがとう、東京ブリリアホール



ありがとう、少女☆歌劇レヴュースタァライト



千秋楽の日は結局仕事があって行けなかったのですが
東京タワーの近くまでは来たので雰囲気だけでもと思い
撮りました。


「私たちは、何度だって再生産できる。」

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