泥谷(ヒジヤ)@保育マネジメント支援

保育士→フリーランスベビーシッター兼保育マネジメント支援。 自分らしさを発揮できていな…

泥谷(ヒジヤ)@保育マネジメント支援

保育士→フリーランスベビーシッター兼保育マネジメント支援。 自分らしさを発揮できていないと感じる人をやるべきことやりたいことに専念できるようにするのが私の目標です。

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保育は仕組み化と数値化で変わる

保育園マネジメントコンサルタントの泥谷です。 ここでは現場の保育士さんの負担を減らすための、保育園の組織作りについて発信をしていきます。 みなさんの園にこのような特徴はないでしょうか? 新しい人が入ってもすぐ辞めてしまう 現場の体調不良が続いており疲弊感がある 会議で午睡時間を使い切ってしまう 子どもの怪我や同じミスが続いている 職員の主体性が感じられない 職員の残業時間が多いもしくは持ち帰りで仕事をしている 悪口や陰口などのディスコミュニケーションが蔓延し

    • 約1カ月が経過して

      データサイエンティスト講座が開始して約一カ月が経ちました。 学んだことを都度、アウトプットできたらと思っていましたが 予習や復習にまあ追われる毎日でした。 保育に活かせる仮説を立てる段階でもないですが ちょっとずつ見える世界が広がっている感じがしています。 現在はレポート作成の段階で ある系列店の売上低下の原因をデータから導き出す という課題に取り組んでいます。 データサイエンスはまず 「データを見ること」 「データを疑うこと」 「仮説を立てること」 「検証して考察する

      • 個に寄り添うのは合理的でない?

        識学の「マネジメントに正解はある!組織運営における4つの仕組み」を 受講してみた 識学の無料セミナーへの参加は2回目であるが 頷けるものばかりであった。 ざっと内容をメモ書き感覚でまとめます。 ■人々のもつ可能性を最大化する  〇:誤解や錯覚を取り除く  ×:モチベーションUP  マネジメントとは目的を達成するためにある。  組織内の無駄やロスタイム、反発、免責を減らすことで  結果として早期の目的達成に繋がる。  モチベーションアップは個によって対応が変わるため  継続

        • 保育×データサイエンス #1

          保育園内における組織マネジメントの課題解決のため 今月からデータサイエンティスト育成講座に入講しました。 本学習が始めるにあたっての予習があり スタートラインに立てるよう日々勉強です。 プログラミングでは、R,Phython,SQLを中心に基礎を押さえました。 統計に関してはまだ入り口で、ブートストラップ法やサンプリング(重複ありなし)や箱ひげ図など今まで知らなかったことを学んで充実しています。 サンプリングに関しては職員の業務量や消化時間などを少ない情報から可視化でき

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        • 保育×データサイエンスへの道
          1本
        • 保育組織マネジメント
          23本

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          自分は人を見る目があると誰もが思う

          ふと感じたことを綴ります。 組織というものを離れても 残った縁の中から風の便りのように 現状というものは伝わってきます。 去った者には何かをする権利や資格もありませんが 怒りや悲しみは覚えてしまいます。 ある副主任から主任へと昇進した方は 得意絶頂のようで 職員の批評批判を系列園の先生に話しているようです。 自分の同僚であり、部下ともいえる人たちの悪口を 外部の人に平気で話し あらを探しをすることで 優越感や全能感に浸るのは 管理職という人の立場に立つ人間としても 人

          自分は人を見る目があると誰もが思う

          保育とマネジメントは想像力

          今朝、ブロック遊びについて相談内容をSNS上で見かけました。 内容としては ・デュプロを色分けでカゴに収納している ・子どもは他の色を混ぜて遊んではならない(赤なら赤のみ) ・ルールの意図は誰も知らず「昔からこうなっている」 ・子どもの自由な発想を大事にしたいが、みなさんの園はどうなのか? というものでした。 個人的な見解をまとめると 「子どもの自由な発想の話ではなく、環境構築に対する職員の意識の低さ」 が問題と思えました。 保育環境の構築は ・子どもの興味や関心 ・子ど

          保育とマネジメントは想像力

          無知からくるツケ

          いくつになっても失敗し 「自分はなんて未熟で無知なのか」 と思い知らされることが 人生の醍醐味のひとつだ日々思います。 何かを知ると今までそれ知らなかった損失の大きさと 今知っておいてよかった安堵という なかなか複雑な感情です。 ここ数年でSNS上での 保育士の転職を扱う広告やアカウントが 目につくようになりました。 園が転職サイトから紹介された保育士を採用した場合 その保育士の年収の30~40%を手数料として 支払う必要があります。 新卒保育士の平均年収はおよそ300

          抽象化に囲まれた保育

          保育の啓発本や研修の中には 「いいこと書いてる」 「いいこと言ってる」 と感じることは多いかもしれません。 ですがそれが実践にどう使えるのか? 結局何をしたらいいのか? については実は論じられていないことが ほとんどだと感じています。 なぜそんなことが起こるのかを ふと考えたので綴ってみました。 仮説①『確証が少ない』 仮説②『責任を負いたくない』 の2点ではないかと考えられる。 まず①は「保育に正解はない」と言われるほど 保育というものは結果を 数値などで明確にとら

          新人育成で必要なこと

          卒園式シーズンですね。 次年度の保育体制の発表など、慌ただしい時期になります。 あっという間に3月は終わり 4月には新任の先生が現場に入り 慣らし保育が始まります。 そんな中、重要になってくるのが 新任の先生の育成です。 1、新人育成の概要まずは育成内容について まとめてみましょう 育成と一言で言っても 内容は多岐にわたり 具体的な整理や役割分担と共有が 重要となります。 これができずに新年度を迎えてしまうと 折角入ってきた新任及び中途の先生は 右も左もわからないま

          がんばりを評価してはいけない理由

          一般企業と異なり、売り上げや販売実績などで 結果を数値化したり可視化したりするのが難しいのが 保育や介護などの対人支援を仕事の特徴です。 どうしたら 組織と子どもに貢献した良い保育士 反対にそうでない人材に 相応の評価を下せるのか 私も日々考えています。 個人的に守るべきだと思っているのは 「がんばりを評価してはいけない」 ということです。 「がんばっている」というのは 評価される側の主観 もしくは 評価する側の主観 でしかなく客観的な判断ではないからです。 数で表せ

          がんばりを評価してはいけない理由

          子どもの命を天秤に乗せること

          最近ニュースになった 保育園での子どものうつ伏せ寝とSIDS(突然死)問題 とても悲しいニュースですが 抜本的な対策に至ることは少ないように思えます。 よくあるのがSIDSの危険性についての 職員に再周知する程度 つまり「みんなで気をつけましょう」で 終わっているのではないでしょうか? このような対策では 「現場が気をつければ、事故は起きない」 と言っているようなもので とてもマネジメントとは呼べないと思います。 問題の本質を考えず 「子どもの命と書類仕事どっちが大事な

          子どもの命を天秤に乗せること

          勉強したら国がお金をくれる話

          先日、保育の課題解決の一環で データサイエンティストの講座を 受けるかどうか検討していたのですが この度受講を決意しました。 受講にあたって70万以上の 受講料が発生するので 負担軽減のために 専門実践教育訓練給付金(最大受講料70%還元)の 受給を申請しました。 受給条件は以下を参照 https://www.nrj.ac.jp/pdf/other/kyuufukinsyousai.pdf 受給には講座開始の一カ月前に ハローワークの紹介するキャリアコンサルタントとの面

          勉強したら国がお金をくれる話

          園の保育理念を言えますか?

          どの園にも必ず保育理念が存在しますが 案外覚えていないものではないでしょうか? とある主任研修で 「あなたの園の理念はなんですか?」 と聞かれて多くの方がスマホからHPを確認したそうです。 1、理念はなんのためにある?理念とはそもそもなんでしょうか? つまり『園の価値観』と呼べるものになります。 この『価値観』を理解していなければどうでしょうか? もしあなたが『自分の価値観』を わかっていなければ 何をするにもあなたらしさに欠け 場当たり的で軸のない毎日を 送ってしま

          園の保育理念を言えますか?

          保育本や研修って「なんか薄い」と感じる理由

          1、はじめに 私は保育関連の研修や啓発本を 受けたり読んだりした際に 「いいことを言ってる、でも薄い」 「で、あなたは具体的にどうしたらいいと思うの?」 という感想をよく持ちます。 今 『保育者が育ち、園が機能する  保育の質が高まる 組織マネジメント』  著:井上眞理子 を読んでいるのですが そこから得た考察を書いていきたいと思います。 2、なんか薄い本著では 『保育者が献身的で有能であろうと  園長や主任がいかに偉大であろうと  マネジメントという骨格がなければ  

          保育本や研修って「なんか薄い」と感じる理由

          保育に統計学は必要か?

          保育とは数値で測れないものばかりですが マネジメントや組織運営の質をあげるには 数字を用いることは必須と考えています。 発達毎に起きるアクシデントを 加味した上で計算を行うことで 本当に必要な人手やフォローの体制を算出することが 可能なのではないかと考えています。 そこで目をつけたのが 統計学とデータサイエンティスト 曖昧だったものを 明確にしていくことで 本当に集中すべきことに専念できるのではないだろうか? とりあえず、キカガクとデータミックスの無料説明会に 参加し

          締めた首を緩めない保育士

          1,はじめに 私は、元プログラマーから紆余曲折あって 国家試験を受験後、保育士となりました。 保育士の世界がどういうものか なんとなく検討をつけて入ったのですが やはり入ってみて感じたことを一言にすると 『自分で首を絞めながら「苦しい」言っている』 でした 2,余分な仕事が多い 保育士の仕事は体質が古いこともあり 余分な仕事が多いです 例えば 部屋の壁面の作成を0から作る 行事の衣装や装飾に凝る 手作り至上主義 書類やおたよりでの文章へのこだわり 園