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Tokyo 7th シスターズを知ってほしい

noteで、こんなお題を見かけた。
https://note.mu/info/n/n6c4165274bdd
なんでも、「noteでは、あなたの大好きなものや布教したいものについて語る投稿を「#とは」というハッシュタグで募集します!」ということだそうだ。

なるほど、好きなものを語ってほしいと。となればここは「Tokyo 7th シスターズ」について語らせてもらうようり他ないだろう。

『Tokyo 7th シスターズ(以下ナナシス)』は、所謂二次元アイドルコンテンツである。『アイドルマスターシリーズ』とか、『ラブライブ!』シリーズとか、ジャンルとしては同じ部類に入るのではないだろうか。
それだけだと十把一絡げにくくりすぎてしまうのだが、とにかくナナシスは「良い」のである。

まずなによりサウンドが良い。サウンドクリエイターには界隈で有名な人を呼んで作っているということもあるが、なによりナナシスはピアノサウンドを全面に強く押し出しているのだ。
所謂テーマソングである「Star☆Glitter」や、メインキャラ12人による「H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A」、記事作成時点での最新シングル「Melody In The Pocket」など、重要な曲はピアノを中心にして作られている。

他にも、Queen Of Purpleという劇中ユニットはあまり類を見ないであろうロックバンドなのだが、サウンドだけ聞いたらアイドルだとは思えないほどゴリッゴリな音を聞かせてくれる。多分なにも知らない人に聞かせたら勘違いするんじゃないだろうか。これに関しては聞いてもらうほうが早いので、YouTube動画を置いておくこととする。

つづいてキャラクター。キャラクターが良い、というよりは、ストーリーが良いという方が正しいかもしれない。ストーリーというものはキャラクターが織りなすものだから、というのもあるが、そのあたりは割愛しよう。
とにかく人間味があるのだ。なにせ支配人…このゲームではプレイヤーのことを支配人と呼ぶのだが、彼が出会う最初のアイドル『春日部ハル』は「アイドルなんて、だいっきらい!」などと言い放つのである。その背景には、彼女なりの思いがあるのだが、これは是非ゲーム内で見て確認してほしい。

アップデートをした最近(ゲーム内ではVer2.5や3.0と呼ばれる)のストーリーでは、文武両道成績優秀眉目秀麗を地で行く『天王寺ムスビ』の話を始め、多くのキャラクターが、思いや悩み、ぶち当たった壁などを、他のキャラクターや支配人とともに乗り越えていく。
個人的には「ワン・ステップ・フォワード」と「ウィッシュ・ユー・アー・ヒア」は真面目に泣いたのでほんとに神です。語彙力がない?なくなるんだってほんとに。

それと、ライバルの「4U」というガールズバンドがいるのだが、彼女たちのストーリーのうち、「Hello My Friend...」という楽曲に関したストーリーは最高なので、これもここに記しておく。どう最高なのかは是非見てほしい。

そして歌詞。ほとんどを総監督である茂木伸太郎氏が書いているのだが、メッセージ性に溢れ、背中を優しく押してくれるメインユニットたちの曲に加え、各ユニットたちの特色あふれるユニット曲も聞いていてなんとも面白い。
ナナシスもユニット単位での楽曲がメインであり、これまでソロ曲というのは、ゲーム中には実装されていない。それゆえに、聴き比べれば各ユニットの特色あふれる内容になっており、またユニットひとつとっても時間経過でずいぶんと実験的な内容になっていたりと聞いていて飽きさせない内容になっている。

なお、歌詞については多くの考察ブログが出ているため、この場では割愛する。なにより一曲一曲考察していたらとんでもない文字数になってしまうためだ。とりあえずメインタイトルである「Star☆Glitter」をじっくり聞いてほしい。この一曲だけでもずいぶんとメッセージ性に富み、ナナシスというコンテンツを表していると思える内容になっているからだ。


ナナシスは、コンテンツ全体で「アイドルってなんだろう?」ということを問いかけている。これは劇中でも度々語られるのだが、アイドルとは生き方であり、在り方であり、そして、アイドルを目指すことで「アイドルでなくなってもいい」という、背反的な思想でもある、と述べている。

そしてまた、劇中設定から、ナナシスは「輝き」や「イコン」というものも強く主張に組み込んでいるのではないかと思っている。ナナシスの舞台となるのは、かつて世界中を席巻したアイドルグループ『セブンスシスターズ』が突然の解散を宣言し、巷では「アイドルは終わった」と言われるようになった時代。そんな時代に、もう一度アイドルをやろうとするという話だ。

時代の強烈なイコンであったセブンスシスターズ。その代理品を目指すのではなく、新しい、自分らしいアイドルを目指していくというのがナナシスの劇中で語られる。自分らしい輝きと言われたって、なかなかそうはわからない。だからこそ、一緒に探していこうとするのが、ナナシスというコンテンツのストーリーだ。

自分らしく輝く、ということと、誰かと一緒に歩む、ということ、それは言葉にしてしまうとなんとも背中合わせなことであり、両立はできないように思える。しかし、そんなことは決してない。

先にも、ナナシスというのはピアノサウンドを推しているものが多い、という話をしたと思うが、ピアノという楽器は、「小さなオーケストラ」とも呼ばれる楽器である。88鍵盤・7オクターブを有する楽器というのは類を見ず、大変低い音域から高い音域までカバーすることができる。
また、ピアノ…というか鍵盤楽器というのは、オーケストラからジャズ、オペラ、エレキピアノになるとロックやポップスにも用いられるという、多様性を持つ楽器でもある。

自分には、このピアノという楽器が持つ、「様々な音域」と「多様性」という部分が、そのままナナシスのテーマと合致するのではないかと思うのだ。ひとつひとつは小さな音でも、それが寄り集まって大きなサウンドになるように、それでいてひとつひとつのサウンドは際立って聞こえるというこの現象こそ、ナナシス「らしさ」ではないかと思うのだ。

個性とは決して、強烈である必要はなく、誰かと一緒にいるからこそ際立つものもある。そして、誰かの個性を気にする必要はなく、その「誰か」になる必要もない。ピアノで言うところの「ドの音」が決して「ラの音」や「ファの音」になれないように。あなたはそのままでいい、そして、きっとあなたと素敵なハーモニーを奏でられる仲間がいる。

ナナシスはいつも、自分の人生の要所で背中を押してくれた大切なコンテンツである。たかがゲームと切り捨てるのは簡単だが、たかがゲームに何度も救われた人がいることも事実だ。

来年で5周年となるナナシスが、これからも誰かの背中を優しく押してくれるコンテンツであることを願いつつ、多くの人に知ってもらい、末永く愛されるアイドルであってほしいと切に願い、締めとさせていただく。

御清覧誠にありがとうございました。

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