淡々とした毎日の中で感じること(短編)

接客業が長く特にその中でもコンビニのアルバイトが長かった為か、『コンビニ』という単語に呪縛を感じてしまう僕がいる。
コンビニの仕事は淡々としていて、お昼前のピークと夕方のピークと店の立地によって、それぞれ違うのだが、大体どの店もピークはある。ピークの時はもうアドレナリン全開でお客さんを捌くのだが、それが楽しくて、楽しくて、あれは楽しかった、だなんて
まだ過去を引きずっている。
いつまでこの過去を引きずればいいのだろう。コンビニ以外の世界を僕は見たいと願い続けて今は接客業から離れて違う仕事をしている。
やっと違う世界に辿り着けた。
職場ではストレスフリーなのが嬉しすぎる。
僕は嫌なことがあってモヤモヤした感情に襲われているときは寝てしまう。
寝るというかふて寝の方が正しいか。
寝てしまってすぐにモヤモヤがかき消される訳ではないが、寝る。
寝ようとしても眠れないときは、ぼんやりと考え事をすることが多い。
趣味を仕事にしているまたは趣味が仕事になったという人はどのくらいいるんだろうか、きっと全体の1割くらいだろう。とか
話が弾んでいるときにふと自分が幽体離脱のように意識が飛んでしまって、話をぼんやりとした意識でしか聞いてないときがある。
その時は実態は見えないが自分を客観的に見ているような不思議な気持ちになる。とか眠れない夜はひたすらに思考がループする。
今日はもう寝よう。
考えてもしょうがないこともある!
と自己解決をして俺はやっと瞼を閉じた。
次の日の朝
俺は窓を開けて朝日を浴びて、深呼吸をした。
気持ちのいい朝だ。
今日も仕事を頑張ろう。

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